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Electronic / Experimental

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Laurel Halo - Quarantine (LP)
Laurel Halo - Quarantine (LP)Hyperdub
¥2,983

グライムスに続くポスト・インターネット世代の次なる刺客!ディーン・ブラント・アンド・インガ・コープランド(ハイプ・ウィリアムス)に続 いて<Hyperdub>が送り込むのは、2011年にリリースされた『Hour Logic』が多くの媒体から絶賛されたブルックリンの女性プロデューサー、ローレル・ヘイロー!

ハイプ・ウィリアムスやジェームス・フェラーロのリリースで現在、最も注目されているレーベルのひとつ<Hippos in Tanks>からリリースされたデビューEP『King Felix EP』たった一枚で頭角を現し、グライムスやゾラ・ジーザス、ナイトウェーヴと並ぶインディ・ミューズとして瞬く間に注目を集める。さらに、同レーベルか らリリースされた『Hour Logic』は<WARP>の初期A.I.シリーズやデトロイト・テクノへの憧憬が透けて見えるドラマティックなテクノ/エレクトロ・サウンドへシフトし、その評価を確固たるものにした。ブリアル擁するUKインディ・レーベルの名門 <Hyperdub>からリリースされる本作は、ドリーミーなシンセ・レイヤーのオーロラ群を彼女の生々しい歌声が時に力強く、時にレイヤーのひとつとして存在しながらアルバム全体を侵食する一方で、その下ではオウテカがアナログ機材で遊んでるような変態ローファイ・ファンクや、脈打つ低音がフィジカルなグルーヴも顔をみせる。USインディーのドローンでチルなトレンドに沿いながら、彼女の自由な音楽遍歴が見事に結実したアルバムは、リスナーをなんともいえない叙情感の中へ誘うヴォーカル・アンビエント" Light + Space"で幕を閉じる。時代の閉塞感をスクリューして引き延ばした酩酊感も最高だが、彼女のインナースペースは世界中のベッドルームをドラマティックに包み込むだろう。ジャケットは日本の現代美術家、会田誠氏の『切腹女子高生』を使用!

Burial -   Claustro / State Forest (12")Burial -   Claustro / State Forest (12")
Burial - Claustro / State Forest (12")Hyperdub
¥2,139
未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでゼロ年代を代表するアーティストとして君臨する彼が、2019年にに発表していたEP『Claustro / State Forest』をストック。
Burial -  Young Death, Nightmarket (12")
Burial - Young Death, Nightmarket (12")Hyperdub
¥2,139
未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでゼロ年代を代表するアーティストとして君臨する彼が、2016年にに発表していたEP『Young Death, Nightmarket』をストック。
Burial - Street Halo (12")
Burial - Street Halo (12")Hyperdub
¥2,139
未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでゼロ年代を代表するアーティストとして君臨する彼が、2011年にに発表していたEP『Street Halo』をストック。
Burial - Streetlands (12")
Burial - Streetlands (12")Hyperdub
¥2,139
ブリアルが『Antidawn』の続編となるEP『Streetlands』を数量限定12インチでリリース!!
2006年の傑作デビュー・アルバム『Burial』、そして「今世紀の最重要エレクトロニック・ミュージック作品」として最大級の賞賛を獲得した2007年のセカンド・アルバム『Untrue』という2つの金字塔を打ち立て、未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。
その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでゼロ年代を代表するアーティストとして君臨する彼が、2022年1月に15年ぶりに発売した長編作品『Antidawn』に続く3曲入りEP『Streetlands』を12インチでリリース。
一聴してブリアルの作品だとわかるテクスチャー、アンビエント的作品であり、その深遠なサウンドは他とは一線を画しており、EP作品ながらも30分を超える唯一無二の世界を作り出している。
Klara Lewis & Nik Colk Void - Full-On (LP)
Klara Lewis & Nik Colk Void - Full-On (LP)Alter
¥4,188
完全にこの世から逸した凄絶な音の洪水。今年度重要盤!今作でタッグを組んだのは、今は亡きPitaが運営した電子音響の大名門レーベル〈Editions Mego〉より2枚の傑出したアルバムを発表した女性電子音楽家であり、Peder Mannerfeltとも仕事を共にするKlara Lewisと、Factory FloorやCarter Tutti Voidでの活動も知られるNik Colk Void。彼らの初となるコラボレーション・アルバム『Full-On』が、Helm主宰の〈Alter〉からカセット/アナログでそれぞれ登場。ポップからノイズ、テクノ、アンビエントなどのエレメンツを組み合わせた、17の実験的な楽曲で構成される、極限のエクスペリメンタル・ノイズ・アルバム!両面カラー・インサートが付属。限定500部。
Yara Asmar - Synth Waltzes & Accordion Laments (CS)Yara Asmar - Synth Waltzes & Accordion Laments (CS)
Yara Asmar - Synth Waltzes & Accordion Laments (CS)Hive Mind Records
¥2,558
版元完売。〈Recital〉や〈Shelter Press〉などの白昼夢系アンビエント/エレクトロアコースティック作品が好きな方にもレコメンド。レバノン・ベイルートを拠点に活動するマルチ・アーティスト/ビデオ・アーティスト/人形師のYara Asmarが昨年の前作に続いて〈Hive Mind Records〉から最新アルバム『Synth Waltzes & Accordion Laments』をカセット・リリース。ベイルートの自宅にてローファイな録音環境で制作された作品で、シンセサイザーや彼女の祖母が使っていたHohner Marchesaのアコーディオンによる繊細で親密なドローン・アンビエント/モダン・クラシカル・サウンドを披露したイーサリアルで耽美な珠玉の一本!限定200部。
RS Tangent - When A Worm Wears A Wig (CS)RS Tangent - When A Worm Wears A Wig (CS)
RS Tangent - When A Worm Wears A Wig (CS)The Trilogy Tapes
¥2,271
滅多に流通することのない〈The Trilogy Tapes〉カセット作品を奇跡的にストック。この機会を絶対にお見逃しなく。現行ブリストルの”尖”を象徴する大人気ユニット「Giant Swan」のRobin Stewartによる変名RS Tangentによる最新ソロ・アルバム『When A Worm Wears A Wig』がカセット・リリース。粘着性のあるダブ&反復によるサイケデリックなテクノ"Manic Balance"、無骨な4つ打ちの拍子と錯乱したパーカッションによる屈折的なミニマル"Bovine Overbite"、そして、Regisを彷彿とさせる真っ黒かつシャッフルな催眠テクノ"Primitive Paste"など、全10曲を収録!Blawan、Regis、Rroseなどのファンにもレコメンドしたい硬質で重量感溢れるアヴァンギャルド・ダンス作品!
Un Drame Musical Instantané / Hélène Sage / Sema / Nurse With Wound - In Fractured Silence (CD)Un Drame Musical Instantané / Hélène Sage / Sema / Nurse With Wound - In Fractured Silence (CD)
Un Drame Musical Instantané / Hélène Sage / Sema / Nurse With Wound - In Fractured Silence (CD)Souffle Continu Records
¥2,473
誉れ高き歴史的ショッピング・ガイドこと「Nurse With Wound List」に捧ぐ一枚!Nurse With WoundのSteven Stapletonが彼らのファーストLPの発表と同時に設立した大名門レーベル〈United Dairies〉より1984年に発表されたコンピレーション・アルバム『In Fractured Silence』が、フランスの前衛的発掘レーベル〈SouffleContinu Records〉から史上初のアナログ再発!ステイプルトンが絶賛した75年のアルバム『Défense de』を手掛けていたJean-Jacques BirgéとFrancis Gorgéらにより76年に結成されたフランスのグループ、Un Drame Musical InstantanéやUn Drameのメンバーとしても知られる女性音楽家Hélène Sageによる10分越えの大曲、ステイプルトンに見出されたモダン・クラシカルの名手Robert Haighの変名ことSema、そして、Nurse With Woundという豪華4組による楽曲を収録。リマスタリング仕様。180g重量盤。
Andrea Ottomani Nontet - From Theory To Practice (12")Andrea Ottomani Nontet - From Theory To Practice (12")
Andrea Ottomani Nontet - From Theory To Practice (12")Baroque Sunburst
¥2,386
尖鋭的ダンスレーベル〈Baroque Sunburst〉の主宰者としても知られるイタリア出身ロンドン拠点のDJ/プロデューサーのBig HandsことAndrea Ottomani率いるAndrea Ottomani Nontetによる最新EP『From Theory To Practice』が自身のレーベルよりアナログで登場。2022年から2023年にかけてロンドンとトリスタン・ダ・クーニャで作曲、録音された楽曲を収録。A1のトランペットはAbraham Parker、B1の追加ストリングスはOtto Von Lumi、B2のプログラミングはBig Handsが担当。第四世界影響下な催眠的ミニマル/テクノ"Details Of The Crack"に、〈Warp〉ヘッズを唸らせる先鋭的エレクトロニカ/IDMの"Acquitrin 1"、ヒプノティックなUKベース"Acquitrin 2"と良曲満載。〈Dubplate & Mastering〉にて名匠Kassian Troyerの手によりカッティング&マスタリング。限定300部。
V.A. - MSCTY_EXPO_UNKNOWN PLEASURES ZONE (2CS BOX)V.A. - MSCTY_EXPO_UNKNOWN PLEASURES ZONE (2CS BOX)
V.A. - MSCTY_EXPO_UNKNOWN PLEASURES ZONE (2CS BOX)MSCTY_EDN
¥3,157
既に版元在庫僅か。お見逃しなく。2020年に催された〈London Design Festival〉の一環として立ち上げられた〈MSCTY_EXPO〉による企画『UNKNOWN PLEASURES』のために制作された楽曲を収めた2本組カセット作品がロンドンの新鋭レーベル〈MSCTY_EDN〉のリリース第一弾として満を辞して登場!Squarepusherも称賛する先鋭Loraine James (!)にChisara Agor、Yuri Suzuki、Hannah Peel、Bill Fontana、Yuval Avitalといったミュージシャンによるコンテンポラリーな電子音楽/エレクトロアコースティック楽曲を全18曲収録。12ページのブックレットが付属したダブル・カセット・ボックス仕様。限定100部。
Midori Takada / SHHE - MSCTY x V&A Dundee (feat. Midori Takada & SHHE) (2CD+BOOK)Midori Takada / SHHE - MSCTY x V&A Dundee (feat. Midori Takada & SHHE) (2CD+BOOK)
Midori Takada / SHHE - MSCTY x V&A Dundee (feat. Midori Takada & SHHE) (2CD+BOOK)MSCTY_EDN
¥3,979
今年度要注目の環境音楽/アンビエント・アルバムがようやく到着しました!国産ミニマル/アンビエント金字塔的傑作『鏡の向こう側』でもお馴染み。もはや説明不要のレジェンドであり、初期の久石譲プロデュース仕事でも知られるMkwaju Ensembleにも参加、近年のニューエイジ・リバイバルを通じて吉村弘や芦川聡らと並ぶ不動の人気を獲得した作曲家、打楽器奏者である高田みどり(1951-)。〈One Little Independent〉からのデビュー・アルバムも絶賛されたスコットランド系ポルトガル人アーティスト/ミュージシャン/プロデューサーSHHEとのスプリット・アルバムをロンドンの新鋭レーベル〈MSCTY_EDN〉からCDリリース。スコットランド初のデザイン専門美術館〈V&A Dundee〉の建築にインスピレーションを受けた新鮮なサウンドスケープ作品。限定300部。
Swans - Feel Good Now (2LP)
Swans - Feel Good Now (2LP)Mute
¥5,482
米国を代表するヘヴィ・ミュージック・レジェンド/インダストリアル・ロックの化身Swansが長年に渡ってリリースしてきた数多くの準公式ブートレッグやライヴ盤の最初の作品となったタイトルであり、『Children of God』の1987年ヨーロッパ・ツアーを記録した作品『Feel Good Now』がリマスタリング仕様でアナログ再発。バンドのサウンド・エンジニアがプロのウォークマンで録音した公式ブートレグ・アルバム!
Rrose - Please Touch (2LP)Rrose - Please Touch (2LP)
Rrose - Please Touch (2LP)Eaux
¥4,772
〈Sandwell District〉や〈Stroboscopic Artefacts〉といった尖鋭的ダンス・レーベルからも作品をリリース、ミニマル重鎮Charlemagne PalestineやLucyともコラボレーションを展開、自身は〈Eaux〉レーベルを主宰している米国西海岸のRroseによる『Please Touch』がダブルパックでアナログ・リリース。2019年に発表した『Hymn to Moisture』に続く4年ぶり2枚目のフルレングスLP作品。ミルズ・カレッジの卒業生であり、サウンド・スカルプターでもあるRrose。彼の固有の張りのあるサウンドにさらにスピンをかけると同時に、新たな美的展望を探求。繊細かつ印象的でありながら、エロティックな遊び心に浸ったアヴァンギャルドなディープ・テクノ作品に仕上がっています。マスタリングとカッティングを担当したのは、PoleことStefan Betakeと盤質も万全!
ロジック・システム - Venus (LP)
ロジック・システム - Venus (LP)ユニバーサルミュージック
¥4,400
81年発表の2nd。YMOの4人目のメンバーとも言えるシンセサイザーのプログラマー、松武秀樹によるユニットの2作目。
元来ジャズ好きだった松武秀樹がロジャー・パウエル、ドン・グルーシン、マイケル・ブレッカーら名うてのプレイヤーとセッションした西海岸流シンセ・サウンドで、AOR、フュージョン・ファンも必聴の内容。「創世記」を題材に、クリス・モスデルが詩を、ペーター佐藤によるイラストがジャケット含めアートワークの全面にフィーチャーされている。
Jai Paul - Leak 04-13 (Bait Ones) (LP)
Jai Paul - Leak 04-13 (Bait Ones) (LP)XL Recordings
¥3,615
2013年に起こった音源流出によって長らく発売されていなかったUKのプロデューサー、Jai Paulによるデビューアルバムが2019年にタイトルを『Leak 04-13 (Bait Ones)』として正式デジタルリリースされ、2023年4月には初ヴァイナル化されアーティストとレーベルのオフィシャルサイトでのみ3000枚限定にも関わらず数分で完売した。そんな話題の作品が、今回新たに〈XL Recordings〉ハウスバッグデザインのスリーヴでのセカンド・エディションとして数量限定でリリースされる。
Satoshi - Ambivalent (Selected Works 1994-2022) (LP)
Satoshi - Ambivalent (Selected Works 1994-2022) (LP)Soundofspeed
¥4,007
Young Marcoの〈Safe Trip〉に見出され、同レーベルからの編集盤がニューエイジ・リバイバル文脈でも世界的に大ヒットを飛ばしたこともまだまだ記憶に新しい日本発の双子デュオ、Satoshi & Makotoの1/2であるSatoshiの貴重音源を網羅した初のソロ回顧録『Ambivalent (Selected Works 1994-2022)』が〈Soundofspeed〉よりアナログで登場。様々なスタイルやパターンを、明確なテーマに落とし込みつつ、そのほとんどをCasio CZ-5000という単一のシンセサイザーで描き出しているというのが大変印象的!Benedek & Kuniyukiと組んだミッドテンポのバレアリック「New Dawn」やグリッチ・ハウス「Coastlines」など、絶妙なテイストなトラックを全11曲収録。Kuniyuki Takahashiによるマスタリング仕様なのも美味しいです!
V.A. - Italia No! Contaminazioni No Wave Italiane (1980 - 1985) (LP+CD)V.A. - Italia No! Contaminazioni No Wave Italiane (1980 - 1985) (LP+CD)
V.A. - Italia No! Contaminazioni No Wave Italiane (1980 - 1985) (LP+CD)Spittle Records
¥3,094
ニューヨークのノーウェイヴ・シーンから波及したエキセントリックなサウンドからインスピレーションを受け、世界の舞台から遠く離れたイタリアで最先端のハイブリッド・ミュージックを創り上げていたイタリアン・アンダーグラウンド・ノーウェイヴ・サウンドを1980年から1985年に渡ってコンパイルした画期的編集盤『Italia No! Contaminazioni No Wave Italiane 1980-1985』。版元はやはりイタリアン・ニューウェイヴ/エクスペリメンタル大名門こと〈Spittle Records〉。Neopolitans Biscaの神経質なホワイト・ファンクから、Confusional Quartetのアノマリーかつファニーなインストゥルメンタル・トラック、Hi-Fi Brosの”フェイク・ジャズ”まで、イタリア地下の最もクリエイティヴな時代を記録した決定版的コンピレーション・アルバムに仕上がっています。
銅金裕司 / 藤枝守 - エコロジカル・プラントロン (2CD)銅金裕司 / 藤枝守 - エコロジカル・プラントロン (2CD)
銅金裕司 / 藤枝守 - エコロジカル・プラントロン (2CD)Em Records
¥3,520
「植物からみた生きものたちのインターフェイス」。植物の視点から我々の身体を 包み込む生態系の連鎖を音によって体感させるラディカルなインスタレーション、 『エコロジカル・プラントロン』(1994 年)を再検証復刻。

バイオアーティストの銅金裕司が、植物と話し植物から話しかけてくる装置を目指し、90年代初頭に研究開発した画期的なシステムそれが「プラントロン」 だ(※関連の博士号論文もある)。
植物(ラン)から生態電流を取り出して人間の知覚できる物理現象に変換するこの装置は、植物の知性をヒトが感得できるか探ることを第一義とし、物理現象じたいを興じるためのものではない。 『エコロジカル・プラントロン』はこの「プラントロン」を運用した初のインス タレーションの<音>の記録だ。

本作は銅金の「プラントロン」を作曲家の藤 枝守がインスタレーション用のサウンド・システムに構築したもので、植物とヒト環境の往信で生まれた生態電流を電子音にプログラム変換、不定形かつ不規則な電子音の粒が放出される(※注)。
強引に例えればクセナキスやペンデレツキの図形楽譜曲にどこか似た雰囲気を想像できるかもしれない。生態電流といえば、ヒトの脳波を使ったローゼンブームやルシエらの実験音楽が思い出されるが、本作はヒト主体でなく植物ファースト、そもそも<音楽作品>として 提示されていないことを記しておきたい。

今回の復刻ではギャラリーで制作された自主盤音源をリマスターし、『エコロ ジカル・プラントロン』から派生した二つの作品「マングローブ・プラントロン」 と「ピアノラ・プラントロン」をボーナス・ディスクに収録した。初のLP版も発売となる。
本装置の1991 年の実験公開以降、疑似・類似の試みがいまも出現しているが、そのオリジナルが「プラントロン」であったことは明記しておく。 解説には銅金の最新寄稿を掲載し、この実験と開発秘話、本作の意図を改めて 探る。

※注:藤枝は、ヒトが制御不能のこの音塊からある種の規則性を聞き出うとす る過程で現代音楽が置き去りにしてきた「メロディー」を再発見し、それを端緒に「植物文様」というシリーズを作曲し発表している。
Lucas Santtana - O Paraíso (LP)
Lucas Santtana - O Paraíso (LP)No Format!
¥3,449
パラダイスの概念を再定義することを意図した意欲的な作品!ブラジリアン・トロピカリアの自由な継承者ことシンガーソングライターのLucas Santtanaによる9枚目のアルバム『O Paraíso』(パラダイス)がフランスの〈No Format〉からアナログ・リリース。Flavia Coelho、Flore Benguigui (L'Impératrice)、サックス奏者のLaurent Bardainneといった面々とコラボレーションし、フランス語に挑戦した楽曲も収録。有機的なサウンドのパーカッションと混ざり合い、電子的なオーケストレーション、テクスチャーで豊かに彩られるボサノヴァ直系のギター・ヴォーカルを堪能できるグレートな一枚。
Trio SR9 - Déjà Vu (LP+DL)Trio SR9 - Déjà Vu (LP+DL)
Trio SR9 - Déjà Vu (LP+DL)No Format!
¥3,449
フランス、リヨン国立高等音楽院出身のクラシック・パーカッショニスト(ポール・シャンガルニエ、ニコラ・クーザン、アレクサンドル・エスペレ)によるTRIO SR9の最新作。マリンバなどのオーケストラ・パーカッションを中心に、中国の銅鑼やグラスハープ、クリスタルガラスや廃品回収で集められた廃材楽器等迄を利用し、リアーナ、ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、ラナ・デル・レイ、フランク・オーシャン、ファレル・ウィリアムスといったアメリカのアーティストたちの世界的なヒット曲の数々を再構築した意欲作。
Aksak Maboul - Onze danses pour combattre la migraine (LP)Aksak Maboul - Onze danses pour combattre la migraine (LP)
Aksak Maboul - Onze danses pour combattre la migraine (LP)Crammed Discs
¥3,449
マーク・オランデル率いるベルギーのチェンバー・ロック・バンド、アクサク・マブールの1977年発表のデビュー作。エリック・サティやZNR等に通じる、アコースティック楽器とエレクトロニクスが不思議に融合する摩訶不思議な空間。今、チェンバー界の古典として歴史に残る名盤。
Nihiloxica - Kaloli (2LP)Nihiloxica - Kaloli (2LP)
Nihiloxica - Kaloli (2LP)Crammed Discs
¥4,290
Nyege Nyege Tapesからのリリースでも知られるNihiloxicamによる、ウガンダ伝統のリズムとダークなエレクトロニック・サウンドの融合!
東アフリカ・ウガンダ共和国の首都カンパラのクラブ・シーンに2017年ごろ登場し、瞬く間に若い世代から圧倒的な支持を得たのが、このニイロキシカというプロジェクトだ。歴史的名称〈ブダンガ〉として知られるウガンダ中南部に古来から伝わるブガンダン・ドラムを要にし、エレクトロニックなアレンジをふんだんに取り入れ、現代のダンス・フロア仕様にチューンナップされた先進的な音楽性に大きな特徴を持つ。伝統を強く感じさせる生々しいドラム・ビートを大胆にフィーチャーする一方で、ハードコアなエレクトロニック・サウンドがしっかりとエッジを効かせており、まさに古代と近未来が対話しているかのような錯覚を起こさせる。エスニック/アフリカ/エレクトロの音楽ファン全てに突き刺さるエクサイティングな内容だ。
Nihiloxica - Source of Denial (LP)Nihiloxica - Source of Denial (LP)
Nihiloxica - Source of Denial (LP)Crammed Discs
¥4,573
Nyege Nyege Tapesからのリリースでも知られるNihiloxicamによる、ウガンダ伝統のリズムとダークなエレクトロニック・サウンドの融合!

このアルバムは、イギリスだけでなく世界中で実施されている
敵対的な移民政策と移動の自由政策に中指を立てている。
この意図的に複雑化されたシステムに対する不満に煽られ、
グループはこれまでで最も激烈な作品を作り上げた。

東にケニア、南にタンザニア、南西にルワンダ、西にコンゴ、
北に南スーダンとの国境に囲まれた内陸国、ウガンダ。

ウガンダ出身のHenry Kasoma, Jamiru Mwanje, Isabirye Henry の三人と
イギリス出身のPQ、Spooky J の二人がカンパラで開催されている
Nyege Nyege Festival で2017年に出会い、始まったグループ。

伝統的なブガンダン・ドラミングとクラブ・サウンドのミックスに、
エクストリーム・メタルの要素が投入され、この歪んだ混沌としたエネルギーは、
英国や世界中の移民政策に対する直接的な批判に注がれている。

「否定の出処」というアルバム・タイトルに集約されているように
火炎瓶のような激烈さをたたえた2ndアルバムは
初期EPをレコーディングしたカンパラのNyege Nyegeスタジオに戻り、
デビュー作『Kaloli』から3年以上の歳月を経て
2022年初頭の1ヶ月間、集中的なセッションで制作された。

アルバムを通して耳にする話し言葉ー申請プロセス、登場人物の背景、
説明責任などが、ひび割れた電話のスピーカーから流れてくる。
その効果は、カフカのようなフィードバック・ループである。
絶え間ない通話音、不気味な英国訛り、
厳しい尋問のような質問が雪崩のように押し寄せてくる。
このフラストレーションは、
反抗的なまでにグローバルなバンドが絶えず直面してきた問題である。

「自分の出身国より優れていると自負する外国へ旅行しようとする際、
果てしなく続く官僚的な地獄のような場所にいる感覚を作り出したかった。
一番苦労したのはイギリスだったので、イギリスに焦点をあてているが、
問題はもっともっと先にある。
このシステムでは、特定のパスポートを持っていたり、
特定の国を訪れたことがあったりすれば、入国する価値があることを証明するために、
何度も何度も尋問され、侮辱される対象となる!
その傲慢さには耐えられない。
このアルバムは、それに対する私たちの軽蔑を表現する方法だった。
パスポート?預金残高?肌の色?
あなたは莫大な金を払って、利益誘導の「サービスセンター」から
別の「サービスセンター」に放り込まれ、それぞれが責任を否定し、
人間としての移動の自由を制限している。
ウガンダは世界で最も多くの難民を受け入れている。
一方、英国は難民をルワンダに送ろうとしている。それがすべてを物語っている。」

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