Ambient / Minimal / Drone
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2023年9月7日に最終シーズンの配信がスタートするのに合わせ、ブライアン・イーノが手がけた全5シーズンのサウンドトラックから、選りすぐった楽曲をまとめたアルバム『Top Boy (Score From the Original Series)』がリリースされることが決定しCDとLPが発売される。CDは高音質UHQCD仕様 (全てのCDプレーヤーで再生可能)となっており、解説書が封入される。本作に収録された音源は、2020年にリリースされた『Film Music 1976 - 2020』に収録された2曲以外、すべて初リリース音源となる。
イーノは同シリーズの緊張感漂うテーマ曲を提供し、2011年の放送開始以来、『トップボーイ』のオリジナル・サウンドトラックを手がけている。シーズン1〜3で追加楽曲を提供したマイキー・Jことマイケル・アサンテと共に、作品の重要な要素となるムードと雰囲気を作り出してきた。なお現在『Summerhouse』というタイトルで配信されているシーズン1のサウンドトラックは、2012年に英国アカデミー賞 (BAFTA)にてオリジナル・テレビ音楽賞を受賞している。
イーノは、長年にわたって映画やテレビシリーズのサウンドトラックや楽曲提供を行っており、アンビエント・ミュージックとの深い関わりから、キャリアの初期には実際には存在しない想像上の映画のために音楽を書く手法もとってきた。彼の作曲に対するアプローチは、ニーノ・ロータがフェデリコ・フェリーニ映画のサウンドトラックを手掛けたことにインスパイアされたもので、作曲家がすべてのシーンに合わせて音を作るのではなく、音楽はそれ自体がまず作品として作られ、音楽の上に映像が配置された。
『トップボーイ』では、最初から私は自分の好きなように仕事をする自由を与えられていた。 音楽と雰囲気を作り、映像作家に思うように使ってもらう。私は作品のアイデアをできるだけ吸収し、そこから多くの音楽を作り「ほらどうぞ、好きなように使ってくれ」と伝える。従来のハリウッド的手法でスコアを書いていたら、興奮や危機感を煽ろうとする誘惑に駆られるだろう。でも『トップボーイ』は、劣悪な状況に置かれた子供たちの話なんだ。だから私は、外的世界で彼らに起こっていることだけでなく、子供たちの内的世界も探求した。多くの音楽は意図的に素朴で、ある意味単純なものになっている。メロディーはシンプルで、洗練されていないし、大人っぽくもない。- ブライアン・イーノ
ブライアンが2011年の『トップ・ボーイ』シーズン1に向けて選曲を始めた瞬間から、彼のスコアが番組にとって稀有な贈り物であることを理解していた。ブライアンによるアプローチは、特定のシーンに支配されるのではなく、彼自身がこの作品をどう捉えているかという感覚によって音楽を提供する。したがって、彼の音楽はスクリーンに映し出されるイメージの背景に存在する場所、感情、ムードを支配することができる。ブライアンは、作品への理解と、作品の舞台となっている世界に住む人々への感覚に基づき、5シーズンにわたって選りすぐりの音楽を提供し続け、常に視聴者を筋書きのはるか彼方へと導いてきた。ドゥシェーンやサリー、そしてロンドンの街並みと同様、ブライアンの音楽は『トップボーイ』という作品の核となっている。
- チャールズ・スティール&アラスデア・フリンド (Cowboy Films)
【ブライアン・イーノとサウンドトラック】
ブライアン・イーノは、デヴィッド・リンチ監督『デューン/砂の惑星』の「Prophecy Theme」、ダリオ・アルジェント監督『オペラ座/血の喝采』の「From The Beginning」、マイケル・マン監督『ヒート』の「Late Evening In Jersey」など、映画やテレビ作品の音楽を数多く手がけてきた。実弟のロジャーとダニエル・ラノワとともに、イーノは『Apollo: Atmosphere & Soundtracks』を制作しているが、これは元々、月面着陸を主題にしたアル・レイナートによるドキュメンタリー映画『For All Mankind』用に書かれた作品である。その中でも収録曲「An Ending (Ascent)」はスティーヴン・ソダーバーグ監督の『トラフィック』やダニー・ボイル監督の『28日後…』、そして2012年のロンドン・オリンピック開会式にも登場した曲として記憶されている。また「Deep Blue Day」は映画『トレインスポッティング』でユアン・マクレガー演じる主人公がトイレの中にダイブする伝説的シーンの曲として永遠に語り継がれるだろう。
『グリッターバグ/デレク・ジャーマン 1970 - 1986』と『For All Mankind』以外にも、ピーター・ジャクソン監督の『ラブリーボーン』や、エンリケ・ゴールドマン監督によるブラジルの連続殺人鬼の伝記映画『O Nome da Morte』、スラヴォイ・ジジェク監督によるドキュメンタリー映画『The Pervert's Guide to Cinema』、ゲイリー・ハストウィット監督が手がけたインダストリアル・デザインの巨匠、ディーター・ラムスのドキュメンタリー映画『Rams』のサウンドトラックを手がけている。
TV作品としては、実弟であるロジャーと共にダニー・ボイル監督の『Mr. Wroe’s Virgins』の音楽で英国アカデミー賞 (BAFTA) で最優秀オリジナル・テレビ音楽賞にノミネートされている他、BBC Natural Worldシリーズの『Hammerhead』、フランシス・ベーコンのドキュメンタリー『Arena』、ニール・ゲイマンによるテレビ・シリーズ『Neverwhere』、BBCで放送されたスチュアート・ブランドによる『How Buildings Learn』に楽曲提供を行っている。







1970年代よりフランスを拠点に活躍を続ける打楽器奏者 Steve Shehan(スティーヴ・シェハン)による 1995年発売の傑作アルバム『Indigo Dreams』が世界初LPリイシュー!
「このアルバムは、ある夜私が眠りに落ち、Satyajit Rayによる小説『The Indigo Night』の夢を見た時に着想を得ました。その夢の中で私は小説の世界にいて、藍畑の世話をして暮らしていました。その夢があまりに強烈で、その時に私はSatyajit Rayに捧げるアルバムを作ると決めました。私はSatyajit Rayの1958年の映画『The Music Room』にも強く影響を受けています」 - Steve Shehan
本作品も世界中を旅しセッション、ときには拠点であるパリのスタジオに招くなど、数多のゲスト・ミュージシャンとのコラボレーションによってつくり上げたという。『Arrows』と比較し短い楽曲構成となり、その尺で同じ深度の表現をすることが私にとっては挑戦だった、とスティーヴは語る。アマゾン、アメリカ、カナダ、フランスで録音されたという環境音もアルバムを形成する要素のひとつ。その音色に身をゆだね、ともに夢の世界を旅してほしい。
・Remastered for vinyl by Kuniyuki Takahashi
・For World & Ambient music fans
リシャール・ピナス、エクトル・ザズー等のアルバムにも参加する、数々の民族楽器を演奏する真のアーティスト。 サンプリングやシンセも多用し、オリエンタルなムードと絶妙なパーカッションが交差し、第四世界へと誘う幻想的なアルバムです。 - Kuniyuki Takahashi


Pitchforkでも高評価! ニューエイジ・アンビエントからバレアリックまでを横断する至高のリスニング体験!
モダン・バレアリックの拠点 INTERNATIONAL FEELを立ち上げ、自身もDJ/プロデューサー、ミュージック・キュレーターとして活動するマーク・バロットによる新作が完成。
'90年代から音楽活動を開始、ドラム&ベースのプロジェクト、フューチャー・ループ・ファンデーションで成功を収め、ハイアットやシェトランといった一流ホテルでのミュージック・キュレーション活動も過去に行っていたマーク。本作は多忙を極めた彼がRSIを発症、休息を取る必要があった2019年末に、日本のドキュメンタリー作品「Jōhatsu...The Art of Evaporation」のサウンドトラックのオファーを受けて製作された。COVID-19によるパンデミックの影響によりドキュメンタリー製作の中止が告げられる中、楽曲権利の契約をクリアしリリースすることとなった。
キャリアの中で都度、自らの中を見つめ直し、禅についても取り組んできたというマークが、書道家のように楽曲製作を行うことで、自身を回復させていくヒーリング・シーケンスが展開していく。京都、森林浴、運、神隠しといった楽曲がゆったりとた時間軸の元で穏やかに流れていく、抽象的でありながら感情的でもあるサウンド・スケープ。


必然の偶然か、偶然な必然か。
屋久島より20年の時を超え
未来に解き放つ
大自然からのメッセージ!
1993年、日本初の世界自然遺産として屋久島が登録されてから30年を迎えた2023年。
そして DJ KENSEI、GoRo the Vibratian、Kaoru Inoue、KND を中心に制作された知る人ぞ知る名盤 Final Drop「elements」(2003年発売) から20年が経った現在の世の中はどうなっているだろうか?
あらゆるものが便利に手に入るようになった私たち現代人は、さまざまな情報に絶えずさらされるあまり、自然とふれあい、楽しみ、感性を磨くような生活をしているだろうか?
Final Drop の最新作「Mimyo」を聴くと、こうした普遍的で大切な何かに気付かされる。
「Mimyo」の制作は2023年1月、多彩なセレクト / サウンドコントロールによって、オリジナルな音空間を作り出す、日本を代表するトップDJの DJ KENSEI と、ディジュリドゥ、カリンバ、口琴、笛、ハンドパン、パーカッション、自作の楽器を操るバイブレーションアーティスト GoRo the Vibratian の20年ぶりの再会から始動した。
普段はそれぞれソロアーティスト / DJ、ミュージシャン、音響エンジニアとして国内外で活躍する DJ KENSEI、GoRo the Vibratian、Kaoru Inoue、KND の4人が、2002年に屋久島でフィールドレコーディングを行なった際に保存した膨大な量の音源ファイルを、京都アンダーグラウンドシーンに君臨する最重要バンド、SOFT のメンバーであり電子音楽家 / プロデューサー / サウンドエンジニアの KND が今回 DJ KENSEI から話を受けてとりまとめ、それを基盤にして DJ KENSEI と GoRo the Vibratian の二人が新たに構築、制作、そしてミックスを行なった渾身の作品だ。
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A面はタイトル曲の「Mimyo」(微妙)
屋久島ならではの瑞々しい川や滝、浜辺に打ち寄せる波の音など、水の音のミックスから始まり、海水を叩くリズム (ウォータードラム)、そして風の音とベトナムの口琴、浜辺でのジャワの笛の演奏など、自然と一体となったリズムや音階、メロディーを堪能できる17分超えの大作になっている。あらゆる生命の源である 'いのちの水'、夜の鈴虫と昼間のセミの鳴き声、海と夜空の風と小鳥のさえずり、無心の笛のメロディーなど、屋久島の美しい情景が自然音と音楽と共に心に浮かんでくる。
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B面は「Space Time Polyrhythm」(時空間ポリリズム)
セミの鳴き声から始まり、GoRo the Vibratian が30年以上前にタイで放浪の旅をしていたときに作り、それ以来演奏してきた楽器カリンバの演奏、それとは別に録音したディジュリドゥと太鼓 (両方とも自作) の演奏、ベトナムの口琴の演奏が、屋久島の自然界に溶け込んでいくような力強い作品。ウミガメが産卵のときに砂をかき分けながら苦しさのなかで出る息の音、カブトムシの羽ばたく音など都会で暮らしているとまず聞くことのない自然音や、4人がみんなでやった手拍子などもミックスされた、こちらも1曲17分の、でも実際に現地に行ったかのような錯覚さえ覚える、臨場感溢れる大作になっている。
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マスタリングは2曲とも電子音楽家・サウンドエンジニアの KND によるもの。
DJ KENSEI、GoRo the Vibratian によるミキシングは、徹底的に音のクオリティを追求した結果、7日間以上行なわれたそうだが、そのあとの KND によるマスタリングも幾度となく行なわれたとのこと。
国内外で最前線かつ最深部にまで活動の場を広げるDJ、ミュージシャン、サウンドエンジニアの面々によって、屋久島の自然そのままのネイチャーサウンド、そして様々な民族楽器の生演奏が自然音と一体となった、独創的かつ美しい音楽作品が創られた。
すべての生命は自然と共にあり、循環し、豊かに力強く共鳴している。
その絶妙なバランスのもと私たちは生かされ、過去・現在・未来もこの事実は変わらない。
私たち現代人に贈られる、屋久島より20年の時を超え、未来に解き放つ、大自然からのメッセージ!
世界でも類を見ない独創的、そして美しい音楽作品 Final Drop の最新作「Mimyo」は、東洋化成の新レーベル "DEEP GROUND RECORDS" から、2023年11月3日開催の "レコードの日" に12インチレコード重量盤で発売!
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【Mimyo | 微妙 とは】
趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること。また、そのさま。みみょう。
細かいところに美しさ・問題点・重要な意味などが有って、単純な論評を許さない様子。
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【Final Drop:プロフィール】
多彩なセレクト / サウンドコントロールによって、オリジナルな音空間を作り出す、日本を代表するトップDJの一人である DJ KENSEI と、ディジュリドゥ、カリンバ、口琴、笛、ハンドパン、パーカッション、自作の楽器を操るバイブレーションアーティスト GoRo the Vibratian を中心に、京都アンダーグラウンドシーンに君臨する最重要バンド、SOFT のメンバーであり電子音楽家 / プロデューサー / サウンドエンジニアの KND、辺境愛に満ちたオーガニックなエレクトロニック・サウンドが話題を呼ぶ、DJ / 音楽プロデューサーの Kaoru Inoue (Seeds And Ground / Chari Chari) など、さまざまなクリエイターが離合集散する変則的な音楽集団。



日本を拠点に活動するヴォーカリスト/ソングライター/プロデューサー、NTsKi(エヌ・ティー・エス・ケー・アイ)のセカンド・アルバム完成。
米Orange Milkと共同リリースした1stアルバム『Orca(オルカ)』(2021年)はデビュー期からの音楽的変遷とヴァリエーションのショーケース、コンピレーションの性格が強かったが、この『Calla(カーラ)』は、はじめからフル・アルバムとして制作されたトータル・プロダクション。アルバム収録曲は『Orca』収録の「Lan Se」の共作者である英プロデューサー、Dan Shuttのデモが元になっており、ミキシングは『Orca』と同じくThe Anticipation Illicit Tsuboi が行った。
『Calla(カーラ)』は、彼女の幼少期からのごく個人的な体験と記憶のかけらを、音に、作曲に、歌に、編曲に、細かく丁寧に転写していくことでひとつの世界を「結晶」のように出現させる。『カーラ』は、そのゆったりとしたテンポ、練られたアレンジ、耳をひくメロディーが混合し、爽やかで魅力的で肯定的、ノスタルジーの切なさ、メランコリーの感覚に裏打ちされた音楽的声明となっている。内省的なこのアルバムは、自己のエクストリームさを主張し続けることよりも、アオシスのような憩いを共有することの意味を無言で提案している。ここに収録された曲は、温かく輝き、優しくきらめき、喚起的でエモーショナルな、簡潔で愛らしい珠玉の作品集だ。
装丁画はShusaku Yoshikawaが撮影した写真を元にEllen Thomasが描いたもの。
本作のLP版はCO2排出量ゼロ/100%循環リサイクルできる画期的な新素材<BioVinyl™>を使った世界で最初のリリースロットの1枚になります。新素材で製造コストが少し高くなり価格に反映することになってしまいますが、どうか恒久使用を目指しご理解・ご支援お願いいたします。


LAを拠点に活動する電子音響音楽の作曲家・演奏家Sarah Davachiが、モントリオールを拠点とする実験音楽の弦楽四重奏団Quatuor Bozziniとコラボレーションした長編作品をリリース!!
ニューヨーク近代美術館MoMAでもレジデンシーを務めた電子音響音楽家Sarah Davachiが、モントリオールを拠点とする実験音楽の弦楽四重奏団Quatuor Bozziniとコラボレーションした長編作品『Long Gradus』を11月3日、自身が立ち上げ、<WARP>の傘下レーベルでもある<Late Music>よりリリース。今回のリリースでは、CD/2LPに収録されたバンクーバーのWarehouse Studioで録音された弦楽合奏バージョンに加えて、4CDにのみベルリンとロサンゼルスで録音された3つのアレンジメント(木管楽器、金管楽器とオルガン、合唱とエレクトロニクス)の計4編を収録。「Gradus」は、ラテン語で「過程」や「歩み」を意味しており、『Long Gradus』では、聴き手と演奏者の認知的な動作を大幅にスローダウンすることにより、瞬間と瞬間の関係性にフォーカスするよう設計されている。絶え間なく移り変わり、その都度変化する豊かなハーモニーの風景を体験し、音響心理学的な空間と時間の静けさに浸ることを目的とした実験的作品。
*電子音響音楽:音楽の三要素(メロディー、ハーモニー、リズム)がほとんど存在しなく、音楽を構成する音の素材が多様な音楽。
<4CD Tracklist>
【DISC1:Long Gradus Strings Quatuor Bozzini】
01. Long Gradus (strings): Part 1
02. Long Gradus (strings): Part 2
03. Long Gradus (strings): Part 3
04. Long Gradus (strings): Part 4
【DISC2:Long Gradus Woodwinds Rebecca Lane & Samara Dunscombe】
01. Long Gradus (woodwinds): Part 1
02. Long Gradus (woodwinds): Part 2
03. Long Gradus (woodwinds): Part 3
04. Long Gradus (woodwinds): Part 4
【DISC3:Long Gradus Brass & Organ Sarah Davachi & Rage Thormbones】
01. Long Gradus (brass & organ): Part 1
02. Long Gradus (brass & organ): Part 2
03. Long Gradus (brass & organ): Part 3
04. Long Gradus (brass & organ): Part 4
【DISC4:Long Gradus Choir & Electronics Sarah Davachi & Judith Berkson】
01. Long Gradus (choir & electronics): Part 1
02. Long Gradus (choir & electronics): Part 2
03. Long Gradus (choir & electronics): Part 3
04. Long Gradus (choir & electronics): Part 4


電子音楽家・作曲家として知られるSarah Davachiによるアーカイヴ・コンピレーション・シリーズの第一弾が自身のレーベル〈Late Music〉と〈Disciples〉の共同にてリリース!
これまでの作品、カセット、EP、シングル、オリジナルの映画音楽、ライブやスタジオ録音など、過去のカタログから選曲された本作は『Selected Works I』と『Selected Works II』というタイトルで分けられており、LPは各タイトルごと、CDはまとめた2枚組となっている。
初期カセットリリースからのトラックやBoomkatからリリースされたアルバム『Gathers』の別トラック、映画「A Woman Escapes」(2022)のオリジナルスコアからのキュー、自主制作のデジタル限定EP『Horae』(2020)からのトラック、そして未発表トラックなど、いずれもこれまでにアナログでは入手不可だったものが収録されている。



「石碑老鳥」は、ノイズを主体としたOrgaum Electronicsの作品とは異なり、過去にOrganum名義でリリースした作品の穏やかな側面を発展させたものです。非常に個人的なコンテンツであることから、Orgaum Electronics 名義ではなく本人名義の作品となりました。
「石碑老鳥」は教会オルガンの低域音、旋回するタンプーラ、時折挿入される教会の鐘の音と小鳥のさえずりによって構成される作品で、David Jackman がこれまでリリースしたどの作品よりも静かでミニマルな作品で、同時に最も力強い作品でもあります。
低域音のドローンが絶え間なく持続することから、一聴すると変化に乏しい作品に感じられるかもしれませんが、音と向かい合って聞き込めば、徐々に熱量を上げていくダイナミックな内部エネルギーとDavid Jackmanの特異なセンスを感じ取ることができるでしょう。
「石碑老鳥」というタイトルがDavid Jackmanの音楽活動の終焉を示唆するものと思われるかもしれませんが、本作品にエレジー(哀歌)の意味合いはなく「Sekihi Oidori/石碑老鳥」とはDavid Jackmanによる造語です。






Roland Kayn、Thomas Köner、Éliane Radigueのファンにもレコメンドしたい破格のダーク・アンビエント傑作!エジプト/アルジェリア拠点のカルト的な前衛音楽レーベル〈Nashazphone〉から最新物件!90年代半ばから、古代の神秘主義やタイム・トラベルを強く意識させる独自のサウンドスケープを作り続けてきたダーク・アンビエント作家Amonが1996年に発表したアルバム『Akh』がアナログ・リイシュー。1996年にMurder Releaseからデビューした後、古代エジプトの神秘と儀式からインスピレーションを受け、Peter Kolosimoやいわゆる疑似考古学の流れを汲む他の作家たちから提示された鮮烈な示唆とともに、数枚のCDアルバム(主にイタリアの〈Eibon Records〉からリリース)とドイツのカルト・レーベル〈Drone Records〉からの7インチをリリースしたことで、ディープなリスナーの間の柱として確固たる地位を築いたAmon。その記念碑的ファースト・アルバムに同時期からの3曲のセッション音源を追加収録した拡張再発盤。








