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仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つ、スイスはローザンヌ近郊を拠点とする長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、1982年にポルトガル・マデイラ諸島のポルト・サント島で録音されたフィールド・レコーディング作品『Portugal: Musique de l'île de Porto Santo (Archipel de Madère)』。本作は、ポルト・サント島に伝わる宗教的・世俗的な祝祭音楽を記録した貴重な音源集で、地元の歌い手たちによる多声合唱と器楽演奏を収録。ポルトガル本土とは異なる独自のスタイルと楽器編成を持ち、地域性の強い音楽遺産となっている。ポルトガルの島嶼部における音楽の多様性と、当時の生活や祝祭の雰囲気をリアルに伝える一枚。
キング・タビーの最初の弟子であり、タビー自身以外にタビーのスタジオで最初のエンジニアだった故プリンス・フィリップ・スマートの思い出に捧げられるコンピレーションが2枚組で登場!タビーに比べレコードにクレジットされることは少ないが、フィリップはバニー・リー、ヤビー・ユー、オーガスタス・パブロといったタビーのスタジオの側近たちによって制作された多くの最高峰の音楽もミックスしており、タビーと並んで、フィリップは1970年代半ばにタビーのスタジオで起こった革新に不可欠な存在であり、新しいルーツ・レゲエのミキシングはジャマイカ音楽のサウンドに革命を起こし、50年近く経った今日でも反響を呼んでいるスタイルとテクニックを生み出した。今作に収録されている曲はすべて、フィリップの個人的なテープ・アーカイブからのもので、基本的にこれらのミックスやヴァージョンはすべて未発表のもので、1970年代半ば黄金期の空気をそのまま閉じこめたような大変貴重な内容!

東京拠点のサウンド・アート系俊英レーベル〈ato.archives〉より、台湾のモジュラー・シンセ・シーンを横断的に捉えた注目のコンピレーション・カセットが登場。台湾のモジュラー作家であるRyan J Raffaによるキュレーションのもと、台湾各地の実験電子音楽家たちによる音響の地層がここに結晶。パルス、断片、残響、倍音。風景の縁をなぞるように鳴らされる音たちは、都市と自然、身体と記憶の境界を静かに揺さぶるかのよう。過剰な演出を避けた構成からは、東アジア的な時間感覚と詩的ミニマリズムが滲み出しています。まさに電子音とともに編まれる地誌的なサウンド・ドキュメント。世界と交信する回路の中で生まれた、静謐で現地的なエレクトロニクスの記録集であり、必聴です。
フィラデルフィアのパンク・アーキビスト、World Gone Madと〈Death Is Not The End〉が共同で制作したカセット・オンリーのミックステープ作品が登場!今回は、コロンビアの北西部の大都市メデジンにおける1980 年代後半から 1990年代前半のパンクとハードコア・シーンに特に焦点を当てた内容となっています。


戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉からまたしても意欲的な物件!1980年代半ばから90年代初頭にかけて、主にサウス&イースト・ロンドンの早朝のハウス・パーティーやブルース・ダンスで演奏されたレア・グルーヴや「ソウルブルース」サウンドシステムのDIYカセット・レコーディングから、抜粋&カットアップしたミックステープ風のコレクション『Pure Wicked Tune: Rare Groove Blues Dances & House Parties, 1985-1992』が登場。1980年代後半にエレクトロニック・ダンス・ミュージックが花開き、1990年代以降にイギリスのクラブシーンを支配するようになる以前、ハウス・パーティーやダンスは、レゲエやソウル、ファンクやブギーなど、根本的に異なるサウンドに支配されていた時代のUKサウンドシステム文化のサウンドを探求する新シリーズの第一弾作品。

デビュー前のPrinceが参加していた94 East、高校生時代のJam & LewisのTerry Lewisが参加していたMind & MatterとFlyte Tyme、若き日のAlexander O'Nealを始め、デモ曲を含めて有名無名問わずどれもこれも高品質。ブックレット付属で資料性も非常に高く、重量2kgは超えている重厚なボックスセットです。
スリナム人ミュージシャンのアメリコ・ブリトーと、日本でも人気のオランダのマルチ・アーティスト、アープ・フリークのアフリカン・ディスコ発掘のエキスパートふたりによるアフリカの島国・カーボ・ヴェルデの未知なるファンクをまとめたコンピレーションが待望のリプレス!一部70年代音源も含む、ほとんどが80年代の録音。跳ねるリズムとサイケなギターと、一聴してそれとわかるデジタル黎明期の特徴的なシンセの音色と。ブギー・リバイバルを通過した、いかにも今の時代ならではと言えそうなエレクトリックなアフロ・ブギーの知られざる逸品など好内容がLP2枚に渡って収録!アフリカ音楽ガイドの定本『ポップ・アフリカ800』でも紹介されていたゼカ&ゼゼの楽曲も収録!


中東地域のネットカルチャーとグローバル・ベース/クラブ・ミュージックの接点を捉え続けてきた〈HEAT CRIMES〉から、注目のコンピレーション『REEL TALK - BEST OF DOUYIN TRACKS』が登場。中国のショート動画プラットフォーム「抖音(Douyin)」上で流通したサンプリング音源やクラブトラックをキュレートし、カットアップ、スクリュー、トランス、スピードコア、トラップ、アンビエントまでを雑多に飲み込む全20曲。ネット特有の速度感と無作為さ、そして奇妙なエモーションが交錯する、デジタル以降のサウンド・アーカイブとしての一枚。カルト的人気を誇るシリーズ最新章。

UKグラスゴー拠点とする、ジャンルの境界を越え、宇宙的・トライバル・ダビーな音響を展開する電子辺境発信地〈Invisible Inc〉の設立10周年を記念した、サイケデリックという視点から現在進行形の電子音楽の多様性を凝縮した全8曲入りのコンピレーション『Resonance: Ten Years Of Psychedelic Sounds From The Soul Of Invisible Inc』。サイケデリックを軸に、ダブ、アンビエント、スペース・ロック、ミュージック・コンクレートなどが溶け合う、Coyoteによるバレアリック・リミックスや、Peaking Lights変名Exotic Gardensによるダブ・トラックなど、レーベルの美学を体現する楽曲を収録。



版元完売。Theo Fabunmi Stonn (404 Eros) & Jon Phonics (Astral Black)の2名が主宰しているロンドンの気鋭レーベルであり、Lunch Money LifeやVanessa Bedoretといった面々による先鋭的な作品を送り出してきた〈Scenic Route〉のショーケース的コンピ盤をストック。レフトフィールドでサイケデリックなテイスト抜群のドリーム・ポップやインディ・フォーク、オルタナティヴR&Bを中心に、知られざる現行の地下アクトたちを一挙20組紹介した意欲的な1本!

ポルトガルの知られざるヴィンテージのイベリアシンセ、ウェイヴ、ポストパンクの逸品を集めた画期的コンピレーション作品『Rock Rendez Vous: Música Moderna Portuguesa 1985-1986』が〈Dark Entries〉から登場!1980年に首都リスボンにオープンし、ポルトガルのアンダーグラウンドの新時代の到来を告げた伝説のヴェニュー〈Rock Rendez Vous (RRV)〉。Killing JokeやDanse Society、Echo & the Bunnymen といった偉大なバンドがツアーでステージを飾ったこの場所は、新世代のポルトガル勢の中心地となる事に。『Rock Rendez Vous』は、1985年と 1986年にリリースされた『Música Moderna Portuguesa』コンピレーションからポルトガルのインディーズ・チューンを 9 曲厳選しており、このムーブメントの全盛期を記録した作品となっています。Jovem Guardaの"Levante"、Projecto Azulの"New Sides"、Essa Ententeの"Festa Final"など、ジャングリーで陰鬱なポストパンクの名曲から、DW Artの"Mate"や Zona Proibidaの"Musak"など、風変わりなバレアレス風シンセポップの名曲まで、ほんのりと地域色も添えられた内容に。エレジーやメランコリーを漂わせつつも、パッションとエヴァーグリーンな質感を感じさせる、優れたピースで充満しています。同国の最初期ポスト・パンクにおけるDIY的な感触と、強いエモーションが同居する優れた作品。クラブ歌詞、貴重写真、ライナーノーツが掲載された両面インサートも付属。
