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1992年に30歳で病没後、タイで「歌聖」として祭られているプムプワンは、成功と不幸が極端に交錯した生涯でゴシップが多い一方、なぜルークトゥンの女王となり得たのか等々、音楽面で正面から紹介される機会は実は少ないといえます。今回は複数の関係者に取材した情報をもとに、プンの音楽の素晴らしさとその実態に切り込みます。
古くからタイ音楽~ワールドミュージックを聞かれている方も、タイ音楽に興味があるけど何から聞けばいいかわからない方も、どちらにも大スイセンの1枚です。今回も日本語訳詩を掲載していますので、これでプムプワンの歌の世界がバッチリわかります!装丁:高木紳介(Soi48)。
まさにDeathprod meets Tod Dockstader!大人気ディープ・テクノ・ユニット、Primal Codeの1/2としても知られるイタリア人エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、Davide Perroneによるプロジェクト”Pianeti Sintetici”(「合成惑星」) が、現代のダブ・テクノ/アンビエントの頂点に佇む聖地〈Astral Industries〉から『Space Opera』と題したアルバムをアナログ・リリース。音を通して語られる未来の合成世界の創造をテーマとした2部構成の作品となった本作は、果てのない宇宙探査の旅の様子を物語る、銀河間の雰囲気を織り込んだ壮大な音のタペストリー的な内容のスペース/ダーク・アンビエント盤に仕上げられています。
版元完売、最終入荷です。瞬殺完売した鬼レアCDが早くもアナログ化!お見逃しなく。Nico Niquo (Orange Milk)やMidori Hirano、ju ca (phinery、angoisse)を始め、エクスペリメンタル~アンビエントに突出したタイトルを取り揃える豪州拠点の注目度MAXなレーベルであり、今後更なる大躍進が予想される〈daisart〉。「Midday Moon」(Bedroom Suck)や「Antipodean Anomalies」(Left Ear)へと続き、昨年末にリリースした豪州産アンビエント/エクスペリメンタルな隠れ金字塔的名コンピ「Wound Without A Tear」が大変素晴らしかったここですが、〈angoisse〉人脈なレーベルメイトju caとmdoによるコラボ・ユニット"Picnic"が発表したセルフ・タイトルの付随作品として発表された、50部限定のリワーク音源集CD作品『bonus』が待ってましたの2LP復刻です!これまた今年度の重要アンビエント作品としてレコメンド。前回の『picnic』のページにて試聴音源なく?販売されていた激レアなCD作品が初の再発です。〈Where To Now〉脈なNadia KhanからPepper (Ulla), Monkey Twenty (Pontiac Streator)、Ben Bondy、Nap、Mister Water Wetといった〈West Mineral〉周辺界隈のヒーローたち、そして、Low Flung、Other Joe、Nico Niquoといった豪州地下勢が合流したダブ・アンビエントの新たな金字塔的一枚!マスタリングは〈West Mineral〉周辺ダブ・アンビエント界隈の鬼才uonことshyが担当。もう最高です。。。





イタリアン・ライブラリーミュージックの黄金期に生まれた、幻の逸品『Il Ponte Dell’Asia』が再発。1967年、コッラード・ソフィアによるTVドキュメンタリーのためにピエロ・ウミリアーニが制作したこの作品は、わずかにプライヴェート・プレスで流通したのみだったが、近年その評価は再燃。ミッドセンチュリーのヨーロピアン・ジャズと東洋的モチーフを融合させた、ウミリアーニの最もエキゾチックかつ映像的なサウンドスケープのひとつとして知られている。バンブー・フルートやヴィブラフォン、モーダルなメロディー、密やかなストリングス、そして淡くサイケデリックなリズム。これらが層をなして立ち上がる音像は、ヨーロッパからアジアへの旅情をたっぷりと含んでいる。旅情とアヴァンギャルドな実験性が奇跡的に交差したそのサウンドは、聴く者をまるで異国の夢に誘うような魅力にあふれている。オリジナル・テープからの高音質リマスターに加え、当時のアートワークを忠実に再現した充実のリイシュー!

フランスの音楽家ピエール・バスティアンによる、彼独自の自動演奏楽器Mecaniumを用いた実験音楽の世界を深く掘り下げた作品『Tools』。本作はバスティアンが長年愛用している自動演奏装置の元となるメカーノのドライバーに捧げられており、サウンドの素材の生々しさと、機械的な自律性が作り出す予期せぬ音の組み合わせやテクスチャによって成り立っている。複数の独立した音の要素を同時に発生させ、重ね合わせるもので、ウッドベース、カズー、トランペット、打楽器といった多様な音源が、機械仕掛けによってコラージュされている。コンロン・ナンカロウから連なる自動演奏音楽の歴史を継承しつつ、キュートでアヴァンギャルド、かつミニマルでプリミティヴな独自の美学を展開した一枚となっている。

Peter Rehbergの死去後、〈Editions Mego〉を引き継いだ 〈Shelter Press〉と〈INA-GRM〉による運営のもと、〈GRM〉関連の歴史的に重要な作品を現代へと紹介するフランスの要注意レーベル〈Recollection GRM〉から新物件!Pierre Schaefferと並ぶ、フランスの現代音楽の巨匠にして、ミュージック・コンクレートの先駆者としても知られるPierre Henry (1927-2017)が2003年に残したアルバム『Labyrinthe!』が初アナログ化!2003 年3月29日、パリの〈Radio France〉の〈Olivier Messiaen〉ホールで初演された、〈Radio France〉の委嘱作品。機械的ながらも有機的という、現在のポスト・インダストリアル・ミュージックのルーツとも呼べるような、圧倒的な音塊が収録されたトラック群。知性の冷徹を体現するように響く音響は、冷たく荒涼としていながら生物のように躍動し、無二の鋼鉄的な空間を描き出しています。

DJ Peacockの名でもDJとして活躍し、長年ベルリンのナイトライフの安息の地であった伝説の〈O Tannenbaum〉バー&クラブと、最近オープンした2つ目の〈O Tannenbaum〉である 〈Schankwirtschafft O Tannenbaum〉の周辺で異彩を放つプロデューサーのPieter Kock。〈Invisible Inc〉や〈Fantasy Fiction Records〉といったレーベルからの作品や、Meeuw、De Fabriekといった面々とのコラボレーションでも知られる彼の最新アルバム『Bright Bars From The Stars』が〈Meakusma〉からCDリリース。亡霊が奏でる音楽を思わせるような瞑想的なトラックから、ポップやアヴァンギャルドが折衷された特異なメロディ、フレージング、パーカッシヴなリズム・パターンが吹き込まれ、空間的にダブ処理されたダンスフロアライクなサイケデリックまで、夜長の音楽の在り方を多彩な視点で記録したアイデアとインスピレーションに満ちた宇宙的な音楽作品に仕上がっています。。
