kranky
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Pitchforkでは「8.1」点の高スコアを獲得している一大傑作!Grouperの通算7枚目となる2011年の廃盤人気アルバムがシカゴの名門Krankyより待望のリプレス!Pitchforkのベスト・アンビエント・アルバムの21位にも選出されている不朽の名作。まさに人生で何枚聴けるか分からない美しさ…今まで何度この素晴らしさに呑まれてきたことでしょうか!朧げに揺らめき、空間的に広がるギターやピアノ、リズ・ハリスの天上(突入)な歌声が、白昼堂々と神秘の音世界を建立するあまりにも幻想的な一枚。ひとたび針を落とせば、その時間に終わりが来て欲しくないような、至福の輝きに包まれます。これは未体験の方は是非…手放しで大推薦の傑作です!
ほの暗く甘い幻想の中で新たなる境地へと至った2018年の名作。「Paradise Valley」(2016)や「Children」(2017)といったシングルの発表、2015年にはEternal TapestryのJed Bindemanらとドリーム・ポップ・バンド、Helenでもアルバムを出していましたが、Grouper名義でのニューアルバムは実に四年ぶり。前作の「Ruins」の色調にかなり近い作品ではないでしょうか。高熱に阻まれたりと苦労しながら、これを一週間ちょっとで仕上げたというのだからとんでもない・・・しかし、どこか解放感と虚無が混在するような不思議な音世界に私たちは迷い込むこととなります。前作と同じく、ピアノと歌によるミニマムな構成ながら、無限の広がりの中で温かな歌声が響き渡り、精神世界の深いところへと沈んでいく、ドローン・フォーク屈指の名作。彼女の「最高傑作」と感じる人も多いのではないでしょうか。もはや、音楽という枠からさえも逸脱した、あまりにも孤高な場所から届けられているように思います。音楽を愛する全ての人のための一枚。