Príncipe
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B.N.Mとして2015年にシングルをリリースしていた、リスボンの新鋭DJKolt、DJ Noronha、DJ PerigosoによるトリオBlacksea Não Mayaの前作『MÁQUINA DE VÉNUS』に続く最新作が、アンゴラ発祥のクドゥロを独自のゲットーハウス・サウンドの文脈でアップデートしてきたポルトガルの名レーベル〈Principe〉よりリリース!『MÁQUINA DE VÉNUS』の正統的な進化の先にある今作は、クドゥロ特有のアフリカンな6/8拍子に基づくポリリズミックな電子音楽で、よりダークで独自のスタイルへと変異させたトラップ~レゲトンを盛り込んだ定義不能のミュータント・ダンス・アルバム!爆音で浴びたくなる低音の質感もグレイト!

DJ BeBeDeRaによる初の本格的なアンソロジー『Clássico』がリスボンの〈Príncipe〉から登場。2014年から現在までに制作された入手困難なトラックを網羅し、彼の荒削りで肉感的な、アングラ・ダンスミュージック、タラッソ・サウンドが全面的に展開されている。本作では、単発の7インチ、また〈Príncipe〉のコンピ収録などで名を知られてきた彼のプロダクションにようやくまとまったスポットライトが当たる。DJ Marfoxからも絶賛され、Low JackやSimo Cellらもプレイするなど、同時代のクラブ・ミュージックの中でも特に異彩を放つ存在。収録曲はどれも身体に訴えるフリクションと官能的なグルーヴに満ちており、強烈。金属のきしみ音、ガラクタを叩くような打音、摩耗したノイズ、スモーキーでこもった中域の音像、荒削りで生っぽい録音。まるで廃材置き場を舞台に音が鳴っているような質感をまといながら、催眠的な反復でリスナーをどんどん引き込むBeBeDeRaの音は、体感的で荒々しく、それでいてどこか哲学的な、ダンスフロアの異端的快楽。


アンゴラ発祥のクドゥロを独自のゲットーハウス・サウンドの文脈でアップデートしてきたポルトガル・リスボンの名レーベル<Principe>より、リスボン育ちで現在はパリを拠点とする、レーベルのキーアクトであるTMPの一員として最も初期に加入しレーベルの黎明期からの看板アーティストであるDJ LYCOXの新作アルバムが登場!!ロマンチックなメロウ・ビートはそのままに、普遍的でありながらアンダーグラウンドを核とする今作は、パーカッシブなドラム、温かみのあるアコースティックな音色、中東音楽のエッセンスも加わり、フロアーだけではなく自宅でのリスニングにも耐える好内容!

リスボンのミュータント・クドゥロ〜バチーダ・シーンを凝縮したようなDJ Narcisoのソロ作『Diferenciado』が〈Príncipe〉から登場!NarcisoはRS Produções(Nuno Beats、DJ Lima、Farucoxらが所属)のメンバーとしても知られるが、ここではそこから一歩抜け出し、ドリルやデンボウの要素を独自に解体・再構築。ズレたポリリズムや奇妙なテクスチャを駆使して、「ずれた美しさ」の中毒性を引き出している。全体として、ただ奇をてらったのではない、きちんと踊れて、かつ脳内もかき乱されるような逸品で、現行のリスボン地下クラブサウンドの核心を突く、濃厚で刺激的な一作。

ポルトガル・リスボンのゲットー・ハウス・シーンからエレクトロニック・ミュージックの世界最難関な名門〈Warp〉にまでも登りつめた鬼才にして、アンゴラ発祥のダンス・ミュージック「クドゥロ」をアップデートさせた独自のサウンドを突き詰める〈Príncipe〉の代表格DJ Nigga Foxによる最新アルバム『Chá Preto』がアナログ・リリース!バティーダとクドゥロの常識を覆し、実質的に何光年も先を行くような新しい道を切り拓いてきた彼による最新タイトル!サウンドの慣習をすべて濾過し、見事なまでに奇妙な領域へと物事を推し進めた実験的ダンス・トラックを全6曲収録。限定800部。



若干19歳のポルトガルのプロデューサー Helviofox がバチーダの伝統を現代的に再構築したデビューEP『Rodeado de Batida』を〈Príncipe〉からリリース。バチーダはアフリカ系移民文化に根ざしたリズム音楽で、それを背景として、生き生きとしたベースラインと力強いグルーヴ、正確なタイミングとテンポ感、ダンスフロア直結のアレンジメントを加えている。リスボンのアンダーグラウンド・クラブシーンの新世代を代表するHelviofoxによる、永遠に存在していたかのようなバチーダのルーツを尊重しつつ、現代的なクラブ・サウンドへの拡張を試みた一枚。



リスボンのアンダーグラウンド・シーンにおける新世代の旗手XEXAによる、幽玄なヴォーカルと実験的/アートポップの要素を併せ持った作品『Kissom』が〈Príncipe〉から登場。XEXAの声が全編にわたり浮遊感を与え、アンビエント的な空間処理と融合。電子的に作られた人工的な音の中に、柔らかい歌声や呼吸音、リズムの「揺れ」や「間」など人間らしい温度や身体的なリアリティが溶け込んで、ダンスには至らないが、緩やかなリズムと音の断片が織りなす独自のグルーヴを生み出している。クラブ・カルチャーとも接続しつつ、内省的世界にも深く入り込んだ作品。
