FELT
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先鋭的英国のテクノ・プロデューサー、ShiftedこもGuy Brewerが"Carrier"名義で放つ最新作『FATHOM』が、Perko主宰の〈FELT〉よりリリース。ミニマルな構造の中にドラムンベースのリズムを再構築し、金属的な質感と抽象的なサウンドデザインが融合した全4曲を収録。幻覚的な抽象性を帯びたグリッチ・プログラミングと霧のようなアトモスフィアが特徴的な"FATHOM"や粘性のあるベースと点滅するパルスが印象に残る"The Cusp"、有機的なディテールが際立つ"Trooper"など、IDM、実験的テクノ、アブストラクト・エレクトロニカの愛好者にとって、現代的なリズムとサウンドの探求が詰まった一枚!
Laila Sakiniも参加!〈Vanity Records〉にも名を連ねたジャパニーズ・テクノ先駆者・白石隆之らの名ユニット= Tristan Discoの音源集にもリミックスで参加。90年代後半から00年代前半に活動し、近年発表された未発表アルバムがカルト人気を集めていたスウェーデンのユニットCivilistjävel!による〈FELT〉からの 4 枚目のリリースとなる作品『Brödföda』がアナログで登場。氷河の様な凍てつくテクスチャーと広々としたサウンドスケープを携えた、アトモスフェリックな深海系ダブテクノ・サウンドを軸に、ELDON、Withdrawnらが参加した激渋なインダストリアル・ヒップホップ"Ⅷ"の様な曲までとにかく絶品です!名匠Noel Summervilleがマスタリング仕様。
90年代後半から00年代前半に活動し、近年発表された未発表アルバムがカルト人気を集めていたスウェーデンのCivilistjävel!ことThomas Bodénによる〈FELT〉からの5枚目のリリースとなる作品『Följd』がアナログで登場。氷河の様な凍てつくテクスチャーと広々としたサウンドスケープを携えた、アトモスフェリックな深海系ダブテクノ・サウンドはそのままに、前作『Brödföda』に見られる傾向を自然に発展させており、作者を取り巻く北極の空気の中で穏やかなノイズを導いていく。嘆き、挽歌のような冒頭から、ヴォーカルとギターで参加した夜明けを迎えるラストまで1つのストーリーの中に入り込む様な、物語性ある傑作!
A Made Up SoundことDave Huismansによる新名義In Transitでのセルフタイトル・デビュー・アルバム。2013年夏、Korg ESXサンプラーを使って2週間で制作された楽曲群を、長年にわたりリメイクし仕上げたもので、幾重にも重ねられたテクスチャーと緻密な編集によって、幻想的かつ内省的な音響を構築。テンポを抑えた穏やかなグルーヴと、ダブ・テクノから影響を受けたKorg ESXサンプラーによる反復と残響処理が光る。複雑な構造と知的な編集技術による深いリスニングにも耐える内容は、Civilistjävel!やDJ Trysteroなどを輩出した〈FELT〉からのリリースで、北欧的な静謐さと現代的な感覚が共存したDave Huismansの沈黙からの復帰を象徴する一作。クラブカルチャーの外側で育まれた静謐な電子音楽。
エディンバラでデビューしたThe Catburgersは短命なグループで、このEPは1987年2月28日にロンドンのエレクトロ・リズム・スタジオにて録音、Dan Treacyの〈Dreamworld〉からリリースされる予定だったが、何故か当初は日の目を見ることなく、無期限で棚上げされ、バンドは必然的に消滅してしまった。当時エディンバラのシーンで偶然キャッチした人々の記憶の中にのみ存在し続けていた彼等の存在は、約10年前にSonudcloudに楽曲がアップロードされたことで静かに浸透。遂にはNational Sound Archivesの協力を得、オリジナルマスターテープを復元することに成功。キャッチーで荒削りなC86時代のインディー・ポップス、この時代のスコットランドの空気が詰まった魅力的なタイムカプセル。

