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11月下旬入荷予定。1979年にCrampsレーベルから発表された『Prati Bagnati del Monte Analogo』で知られるイタリア現代音響の巨匠Francesco Messinaが、名盤から数十年の時を経てリリースするニュー・アルバム『Le Api dell’Invisibile』。2023年のライヴ公演を経て、自宅にある100年前のSchimmel製ピアノと再び対峙し、いかなる制約からも解放された瞑想的セッションの中で紡ぎ出された珠玉の7篇を収録。詩人ライナー・マリア・リルケの言葉から着想を得た本作は、ヴィンテージ・ピアノ特有の豊潤な余韻と霞のようなドローン、繊細な音響が美しく溶け合う極上のアンビエント・ミニマリズム。Franco Battiatoらと共に築き上げた70年代イタリアン・エクスペリメンタルの気品とオーガニックな素朴さを宿しつつ、静寂と旋律のあわいに漂う神秘的な響きが、目に映る日常の風景を、あたたかな静寂を孕んだ透明な響きへと変容させていく。Harold BuddやBrian Eno『Music for Airports』の静謐な世界観から、Floating Pointsに通じる現代最高峰の繊細な音響美学までを想起させる現行録音にして永遠のクラシック!

12月中旬入荷予定。日本の環境音楽を確立した巨匠、吉村弘が、2003年の他界前に遺した長編作『Quiet Forest』。1996年のCD発表以前、1993年の制作開始から試行錯誤を重ねて完成された本作は、代表作『Green』の精神的続編とも評される晩年の不朽の逸品。米国シアトル対岸のオリンピック国立公園にある森を訪れた際、鳥や昆虫の声すら途絶えた神秘的な静寂と、時が止まったかのような森の美しさに感銘を受けて着想。無駄を極限まで削ぎ落とした透き通るキーボードの響きや、空間に清涼な空気をもたらす穏やかなダウンテンポが、まるで揺りかごのように心身をやさしく包み込んでいく。自然音のフィールドレコーディングに頼ることなく、純粋な音響表現のみで幻想的な森の呼吸と静寂を描き出した、心が解き放たれるような深い安らぎに満ちた至高の音。

11月中旬入荷予定(変更となりました)。対位法的思考を現代のドローンの文脈で継承、再解釈してきたKali Maloneによる、2024年の『All Life Long』以来となる待望の最新ソロアルバム『Burning Song』。
J.S.バッハが晩年の27年間をカントルとして務め、その遺体が聖堂の下に眠るドイツ・ライプツィヒの歴史あるトーマス教会にて、現代作家としては初めてバロック時代の音律を持つバッハ・オルガンを用いて、録音された記念碑的作品。今作では、これまで彼女のパイプオルガン作品の拠り所となっていた厳格なカノン形式や数理構造から解放され、より直感的かつ伸びやかなアプローチを採用し、Lucy Railtonのチェロ、Stephen O’Malleyのボウドギターとともに、教会の聖堂全体を揺らす重厚で美しいドローンを実現。
20本を超えるマイクによって教会空間そのものを捉えた録音は、単に楽器の音を記録するのではなく、歴史ある聖堂を満たす荘厳な響きの内部へと聴き手を置くような立体的な録音となっており、その音色の一つひとつが、広大な空間の中で静かに時間を変容させていく。
厳格な構造を削ぎ落としたことで、構造の影に隠れていた純粋な感情の振動や、音そのものが持つ力がより前面に出ており、ゆっくりと移ろいゆく和音のグラデーションと繊細に繋がれてゆく音が、厳粛な静けさのなかに悲しみと受容、生の歓喜を鮮やかに立ち昇らせる。厳密な数理を超えて解き放たれ、音楽的な鮮やかさと開放感に満ちた、彼女の音楽が持つ深い時間感覚をさらに一歩先へと進めた、極めて荘厳な唯一無二の傑作となっている。ポスター付属。
10月下旬入荷予定。マンチェスターの鬼才Andy Stottが、名門〈Modern Love〉から実に5年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『Late Loop』を発表!長年のボーカル・パートナーであるAlison Skidmoreに加え、今回初参加となるElaine Howleyをフィーチャーし、ドローンや空間音響など幾度もの解体を経て到達した、剥き出しの歌と静謐なエレクトロニクスが交錯する。ベースラインなし、リバーブなし、エフェクトはディレイ1台のみというなしなし尽くしの極限の制約のもと、スピーカーから鳴らしたドラムを部屋の空気ごと再録音してピッチダウンさせ、オルガンを床置きマイクで拾うといった原始的な録音アプローチを採用。残響や重低音による装飾を限界まで削ぎ落とした音像は、音の結び目や息づかいがそのまま露わになったような密やかな透明感と儚い美しさを醸し出している。Rashad Beckerによる精緻なマスタリングとMyriam Boulosの写真が彩る、繰り返し聴くごとに細部が息づく傑作!

11月上旬入荷予定。高度なプログラミングと精密なデジタル合成技術によって厳密なミニマリズムを築いてきたスウェーデン北部ウメオ出身の作曲家David Granströmが、自らのルーツであるメタル・バンドでのギタリストとしての原点へと立ち返り、エレクトリック・ギターを全面的に解禁した大きな転換点となる作品『Echoes of Impermanence』。これまでの密閉された完璧なデジタル音響世界を打ち破るように、重厚なギターのリフと幾重にも重なる音のレイヤー。コンストラクトされた空間テクスチャーの複雑さと簡素な調性が同居するなか、制作協力を務めたMats Erlandssonや、タイトル曲でハーディ・ガーディを奏でるMaria W Hornら実力派との共演が、音像にさらなる密度の高さを与えている。精密なアルゴリズムの美学と、暗くへヴィなギター・ドローンの精神性が極限で融合した充実の一枚。

11月13日発売予定(変更となりました)。エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムスが2001年に発表した『Drukqs』が、発売25周年を記念し、特殊パッケージ仕様で再発!今回初めてスタンダード・パッケージ仕様の4枚組LPが登場、さらに日本限定ではオリジナルの4枚組LPボックスセットをミニチュアサイズで再現した、日本限定・完全生産限定の2枚組CDボックスセット (高音質UHQCD仕様) も発売。
ドリルンベースやノイズ・エレクトロニクスによる猛烈なサウンドと、エリック・サティを思わせる繊細なピアノ曲が交錯する全30曲・約100分に及ぶ本作は、実験精神と圧倒的な美しさを共存させた、21世紀を代表する電子音楽の金字塔として今なお高く評価され続けている。後にカニエ・ウェストにもサンプリングされた名曲「Avril 14th」をはじめ、激しく実験的な電子音楽と静謐な旋律が共存する楽曲群を収録。エイフェックス・ツインの創造性が最も大胆なかたちで結実した作品として、リリースから四半世紀を経た現在もなお、その革新性は色褪せることがない。
日本限定2枚組CDボックスセットには、特製ポスターに加え、エイフェックス・ツインのロゴをあしらった特製ステンシルシートを封入。『Drukqs』25周年を飾るにふさわしい、コレクターズ・エディションならではの豪華仕様となっている。
