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1月中旬再入荷。インダストリアルもフィールドレコーディングも押しのけて、はんぶん日常に浸かった孤高の音響をつくりつづける我らがWanda Group。変名A LARGE SHEET OF MUSCLEによるアルバムが〈The Trilogy Tapes〉から到着。醜悪でぶっ壊れたユーモア・センス、悪意と狂気が充満した、ノワール&歪なスポークン・ワード/インダストリアルの怪作。まるで、Dean Blunt『Black Metal』とNurse With Wound『Homotopy To Marie』とKlein『STAR IN THE HOOD』の、賞味期限を3年過ぎた闇鍋を想起させるような狂った内容。好きな人はとことん呑まれる作品かと。Hype Willams周辺で暗躍するカルト・エンジニア、Amir Shoatによるマスタリング仕様。
1月中旬再入荷。カナダ・トロント出身の詩人、シンガー、ソングライターであるMustafaによるフルレングス・デビュー・アルバム『Dunya』がインディ系名門〈JAGJAGUWAR〉よりアナログ・リリース。タイトルはアラビア語で、大まかに訳すと「あらゆる欠陥を抱えた世界。若いソングライターにとっては崇高なテーマながら、宗教的信仰から子供時代のトラウマ、ギャングの暴力から恋愛の親密さまで、スーダン系カナダ人アーティストの作品の中心にあるすべてのテーマと同様に、個人的なレンズを通してそれにアプローチしたものとなっています。
ロンドンを拠点に現行エクスペリメンタル・シーンを牽引する名門〈AD 93〉からの傑作が24年度リプレス!〈Blackest Ever Black〉からの名作でも知られる名ユニット、RaimeのTom Halstead & Joe Andrewsが、TomagaやVanishing Twinの一員としても活躍してきたイタリア出身の大人気打楽器奏者Valentina Magalettiと共に結成したカルト人気なエクスペリメンタル・ロック・バンドMoinの22年作『Paste』をストック!好評を博したデビュー・アルバム『Moot!』に続く本作は、さまざまな形態のオルタナティヴ・ギター・ミュージックから影響を受け、マニピュレーションやサンプリング技術を用いてその文脈を再定義。一つのスタイルに固執することなく、それらを通り抜け、新たなつながりを模索した実験的なロック・サウンドを展開しています。
オルタナティヴでアヴァンギャルドなヤバさを秘めた、レアグルーヴの異端の象徴盤!現在でも世界で広く影響を与え続けているウェルドンの最高傑作!
ジャズを基盤にしながらも1stよりもソウル/ファンク色が混じり合い、より実験的かつ政治的な側面や思想を反映させた渾身の1973年リリースの作品。30年以上、世界中のディガーから愛され、モスト・ウォンテッド・アイテムとしてレアグルーヴの頂点に君臨する、現在ではオリジナルは1000ドル以下ではほぼ入手不可能なアイテム。そして白熱した演奏による珠玉の楽曲が並ぶ70’sジャズの名作でもあります。冒頭を飾るのは雄弁でスピリチュアルなスポークン・ワード曲「Time Capsule」で、出だしから異端ぶりを発揮。「Feelin’ Mellow」はFATBACK BANDのジョニー・キングと共作・共演したハート・ウォームなソウル・ナンバーで、作詞を担当したウェルドンの愛に満ちた気持ちを反映させた名曲。また本アルバムの中でもトップの人気を誇るレアグルーヴ・クラシックの極み「Deja Vu」はまるで宇宙を想起させるような音色のエレピやトリッキーなソロ回しの演奏が印象的なラテンマナーなヴォーカル・ジャズ。朴訥とした歌唱とウェルドンの哲学的な歌詞がスペーシーなオケに見事にシンクロしており、強烈なアシッド感とポピュラリティが混同する素晴らしい仕上がり! そのほか「Watergate—Don’t Bug Me!」や「Bananas」など名曲多数!その後のストラタ・イースト盤やRCAレーベルの3部作へとつながっていく、名門への架け橋でもある本作。ポップと実験性、切れば血の出るような躍動感溢れる生々しい演奏、そしてウェルドンの音楽への情熱が詰まった名盤中の名盤。それはまるでスペクタクルな物語のような1枚です!
★初回完全限定生産
★帯付き
★最新デジタルリマスタリング
Roscoe MitchellやMatana Roberts、Nadah El Shazlyなど多様なアーティストの作品にも参加しているポスト・ミニマル/エレクトロアコースティック先鋭作家Jason Sharpと詩人/作家のKaie Kelloughという10年以上に渡ってコラボレーションを展開してきた2名からなるパワー・オクテット”FYEAR”によるデビュー・アルバム『FYEAR』が〈Constellation〉からアナログ・リリース。コラージュやパスティーシュとは対極にある、ドローン、モダン・チェンバー、アウト・ジャズ、アンビエント・メタル、ポスト・ハードコア、アヴァン・ロック、電子音響マキシマリズムを統合し、常に完全に統一されたアンサンブル/美学作品にして、ワイドスクリーンでダイナミックな強度と、ひるむことのない切迫した気骨のバランスを捉えたライブビジュアル・プロジェクションの傑作。
アフリカとアジアの影響をしっかりと取り入れ、よりワールドワイドなサウンドへと踏み出したこの8曲の多彩なトラックには、Dara、Aiisha、Kwesi Gilbert Northern、AyidaTengemanaのヴォーカルに加え、カホン等のような南米のパーカッション、アフリカのコラ、シタール、日本の琴やフルート等を用い、Alice Coltraneにも通じるスピリチュアルな内容となっています。
Throbbing Gristleが結成された街としても知られるイングランド東海岸に位置する都市 Kingston upon Hull、通称"Hull"の労働者階級の家庭に生まれたRichie Culverは、とりわけ芸術に触れることなく育ち、何の資格も持たず学校を出、キャラバンを作る工場で働いていたという。音楽作品のみならず、絵画、彫刻、写真からデジタル・パフォーマンスまでに及ぶCulverの作品は、多くが個人的体験・記憶から成り立っている。階級制度、テクノロジーとの拮抗関係、ソーシャルメディアの無常さ、それはUKプロレタリア生活の真髄に迫り、詩的かつ痛烈に洞察している。” I Was Born By The Sea ” にあるのは北の沿岸地域の荒涼とした空気、灰色の空の下で過ごした郷愁だけではない。彼のハンバーサイド訛りの口語に電子音楽の背景が混ざり合い、カタルシスと規律ある抑制の間の微妙な均衡がある。苦々しい記憶と楽観的な前進の間の緊張で振動している、擦過音とハミング。禁欲的でありながらうっとりするようなロマンティックな作品にも思える。
1976年に〈Rise Records〉から発表したオリジナル盤はマーケットプレイスで1万円以上の高値を付けるなど、現在激レアになっている稀少盤!黒人をテーマにした米国で最も古い出版社である〈Third WorldPress〉を1967年に設立したアメリカの作家、詩人、活動家であり、「ブラック・アーツ・ムーブメント」の牽引者の一人であったHaki R. Madhubuti。あまり知られてはいないものの音楽活動でも目覚ましい活躍を残した彼は、”Haki R. Madhubuti and Nation”や”Afrikan Liberation Arts Ensemble”のバンドリーダーとしても活動。自身の鋭い話し言葉による詩とジャズ・バンドを組み合わせて生み出したアヴァンギャルドなスピリチュアル・ジャズ・アルバム『Rise Vision Comin』が〈Life Goes On〉よりアナログ・リイシュー。 Wallace Roney (trumpet)、Clarence Seay (bass)、Agyei Akoto (saxophone, creative director)を迎えて制作。短いボーカル/ミュージカル・トラックと長いポスト・コルトレーン・ジャズを交互に収録した傑作。〈P-Vine〉から国内盤CDもリリースされている一作です。