MUSIC
4935 products
WireのBruce GilbertとGraham Lewisによるプロデュース!前述の2名によって運営されていた80年代初期のUKエクスペリメンタル・シーンの最重要レーベル、Dome Recordsからリリースされていた、北アイルランド生まれの異端音楽家、Michael O'Shea(1947-1991)の82年セルフ・タイトル作品が、アイルランドのソウル/ディスコなどを集めたコンピレーションも発表している同国のレーベル、ALL CITY傘下のAllchivalより初となるヴァイナル・リイシュー!オリジナルは高値を付ける一枚。O'Sheaは自身が考案して制作した17弦楽器「Mo Cara」の名人であり、ケルトとアジアの音楽の要素を組み合わせたメロディックな作品を世に送り出しました。さらには、Alice Coltrane, Don Cherryとの共演やRavi Shankarのロンドン公演のオープニング・アクトを務めたことでも知られています。中東やバングラデシュと世界各地を旅し、大道芸人としての技能と共に豊穣な民族音楽のエッセンスを下敷きにしたその音楽は、エスニックやオーガニックという言葉で形容することも間に合わない、果てしなく自由な端境の響きを奏でており、まさに唯一無二の美しく超越的な音。豪華ライナーノーツが付属。未だ見ぬ音楽を求める全ての人から、一生モノお探しの方にも是非。
クラシカルなジャマイカ音楽と共鳴するサウンドを制作し、スカやレゲエ・シーンで存在感を放つ要注目アーティスト、Gus McIntyreと、Peckings Brothers主宰の英国のレゲエ・レーベル〈Peckings Records〉に所属するミュージシャンやプロデューサーからなるグループ、Peckings All Starsによるスプリット・シングル『Tribute To Fela / Silly Ska』が到着。スカソングにちょっとおどけたスピンを加えつつ、フェラ・クティに敬意を表した”Tribute To Fela”と、明るいリズムと生き生きとしたメロディーが特徴のスカのインストルメンタルトラック"Silly Ska"の2曲を収録。
11月下旬再入荷。Fleet Foxes、Tom Zé、David Byrne、Gal Costa、Devendra Banhart、坂本慎太郎といった面々とのコラボレーションも知られる、グラミー賞にノミネートされたブラジル・サンパウロのシンガーソングライター/マルチ奏者で、ロック・トリオ”O Terno”の一員ことTim Bernardes。2017年にリリースされた初のソロ・アルバム『Recomeçar』がアナログ再発。ベルナルデスの卓越したヴォーカル・ワークと、魔法のようなチェンバー・ポップ・サウンドが堪能できる一生モノの名作!
Antoino Carlos Jobimが1972年12月にニューヨークで録音した8枚目のスタジオアルバム。ジョビンのアルバムの中では比較的知られていない作品ながら、彼の最高傑作ともいわれる催眠的でキラーな"Aguas de Março"を収録。微睡みとサウダージ、パッションと美しさの音楽としてこれ以上の作品を見つけるのは中々困難でしょう。緩やかに進行する安息と鎮静が、ブラジル音楽特有の鮮やかで美しい旋律と和声に沿って進行する、この音楽をぜひ浴びて頂きたいです。
The Skatalitesのサックス奏者ことTommy McCookと、ダブ・レジェンド、The UpsettersのBobby Ellisによる、オリジナルは77年に発売されたダブ・インスト・レゲエのレアなコレクション『Blazing Horns』が再発!70'sのレゲエ、ラヴァーズ・ロック周辺のインストとして極めて秀逸な内容で、キラーなトランペットのメロディが提示する微睡みの感情や、メロウな潤みなど聴きどころが多い一枚。潤みに満ちた瞬間も、この周辺の音楽として完成度が高いアッパーな側面も極めて秀逸です!
11月下旬再入荷。(11月上旬分は完売しました)カリフォルニア州サンディエゴを拠点にファンクやアフロビート、クンビア、レゲエ、ソウルなどを取り扱う気鋭レーベル〈All-Town Sound〉からは、同地の要注目アクト、Mitchum Yacoubによる23年の傑作アルバムがリプレス!地元のグループであるSure Fire Soul EnsembleやBoostiveから親しい友人のミュージシャンたちがゲスト参加。トロピカル・ファンクやアフロビート、クンビア、ソウルなどの多彩なスタイルを横断しながら、重厚で催眠的なリズム・セクションと活気あるホーンラインと共に、孤高のアウトナショナルなグルーヴを展開しています。
Essential Outernational Sounds!! 偉才オーネット・コールマンの右腕としてフリー・ジャズの先駆者となり、コルトレーンとのコラボレーションでも注目を集めていた世紀の名プレイヤー、ドン・チェリーが、1973年にスウェーデンの小規模レーベル〈Sonet〉レーベルのシリーズ〈Universal Folk Sounds〉に残したアヴァンギャルド・ジャズのマスターピース『Eternal Now』がアナログ再発。その5年前に発表された傑作であり、フリー・ジャズとワールド・ミュージックが奇跡の融合を果たした『Eternal Rhythm』の続編ともいうべき立ち位置のアルバムで、『Eternal Rhythm』同様に、再びヨーロッパのアヴァンギャルド・シーンを代表する面々をフィーチャーして臨んだ一枚。西洋のスタンダードな楽器はピアノだけであり、他の楽器はアフリカ、チベット、中国、インド、ルーマニア、インドネシアのものという気合の入りっぷり。非常に緩やかにして冒険的なムードの作品で、収録曲のうち4曲は約8分以上もの大ボリューム(!) 真っ先にレジェンド= The Art Ensemble Of Chicagoの存在を思い起こさせる、新しい音楽の可能性と文化館の共通性を探求した新鮮で予測不可能な大名盤!
ブラジル音楽が誇る大巨匠、カエターノ・ヴェローゾ。自身のキャリアの中でも際立って実験的なサウンドを披露した73年作にして5枚目となったスタジオ・アルバム「アラサー・アズール」がアナログ・リイシュー!ビザールなジャケット写真のイメージ以上に屈折した実験性が新鮮すぎるプラジリアンなトロピカリアとサイケデリックに漂白された傑作アルバム。限定クリア・ヴァイナル。
ブラジル音楽が誇る大巨匠、カエターノ・ヴェローゾ。軍事政権の政権批判を行なったとして理由も明らかにされないままに逮捕・拘置されてしまった彼が亡命先のロンドンで作り上げたソロ名義では4枚目となるスタジオ・アルバムである72年作『Transa』がアナログ・リイシュー。ジャジーな”Nine Out of Ten”から、加速するブラジリアン・パーカッションが特徴的なギア・シフトの”Triste Bahia”、そして、美しく絶望的な”You Don't Know Me”は、世界初のバイリンガルのボサノバ/フォーク・パンクのアイデンティティ・アンセムと言っても過言ではないでしょう。まさにこのヴェローゾという人物が現代ブラジル音楽の中で最も個性的で、最も重要な声の持ち主であることを示す金字塔的大名作。
King Tubbyの愛弟子にして、一度静かな時代へと突入していたダブの新たな時代を開拓してみせた世紀のレジェンド、Scientist。この人が1982年に残した漫画ジャケット物の最人気盤こと『Wins The World Cup』が〈Dub Mir〉よりアナログ・リイシュー。Johnny Osbourneの名曲”Give a Little Love”の貴重なダブや、Hugh Mundell、Wayne Jarrettなどのカットが収録。クラシックなダブ・エコー、生ギター、メロディアスなキーボード・リフまで、Scientistという伝説的なプロデューサーの真髄が詰まった一枚!
〈Afrosynth〉レーベルなどのファンも必携のアフロ・ハウス傑作!ローマにて出会い、同地でパーティーを共同主催するようになった2人のイタリア人DJ/プロデューサー、Andrea Rausa (Afreak) と Massimiliano Troianiからなるコラボレーション・ユニット、Warodjahによる自主リリース12インチ作品『ZOU'S JOURNEY』が到着。アフリカ音楽の豊かな伝統とアフリカのグリオの物語の伝統に敬意を表したタイトル・トラック"ZOU'S JOURNEY"のフルレングスとラジオ・エディット・ヴァージョンをA面に、そして、自身の〈Sex Tags UFO〉や〈Royal Oak〉などからの作品でも知られる鬼才=DJ Fett Burgerによる特製ハウス・リミックスをB面に収録。コラなどの楽器を用いたアフリカ音楽とハウスの融合、統合の好例として美しく響く内容でありつつ、シンプルにハウス・ミュージックとしてフロアを揺らす素晴らしい仕上がり。美しい弦楽器の響きとビートの躍動が空間を揺らす独創的でグルーヴィーな一枚です!
セネガルやガンビア物を中心とした辺境レアグルーヴ発掘に定評のあるアテネ拠点の〈Teranga Beat〉からは、"Sweet Fingers"の異名を持つガンビア出身の作曲家、編曲家、ギター奏者Bai Janha率いるムバラックス・グループ、Karantambaによる未発表音源を収めたアルバム『Calgi』がアナログ・リリース。2012年に同レーベルよりリリースされていた『Ndigal』の4年後となる1988年にダカールの〈Studio Wings〉でリールテープに録音されていたものの発売されず今日まで眠っていた幻の作品!『Galgi』とは、ウォロフ語で「奴隷船」を意味し、大西洋奴隷貿易で苦しんだ人々に捧げられた作品となっています。それを映し出すように、カバー写真はダカールのゴレ島にある象徴的な奴隷の家で撮影されたものを起用。カタルシスや感情の振動をもたらし、アフリカにおけるポップネスの所在を明らかにしつつも、それだけに留まらない感情の奥行きを示したアフロメイドのグルーヴ・ミュージックの逸品!
11月下旬再入荷。各所で話題をさらった劇薬!ナイロビのアンダーグラウンド・メタル・シーンで長年活動してきた名アクトにして、Martin Khanja (Lord Spikeheart)とSam Karuguから構成されるケニアのグラインドコア・バンド、Dumaが、東アフリカ・ウガンダ拠点の先鋭的音楽フェスティバル/レーベル〈Nyege Nyege Tapes〉より、世界デビュー作として2020年に発表した名作。
ダンス x エクスペリメンタルを軸に尖鋭的な音楽をキュレーションしてきた名フェスティバル〈CTM〉にも出演。現地の言語では「闇」を意味するというその名を忠実に反映した、ダークサイドに根ざすエクストリーム・サウンドとアウトサイダー的なエネルギーを大放出、これは滅茶苦茶面白いです!〈Dubplates&Mastering〉でのマスタリング&カッティング。発売当時は即完売だったので、この機会を絶対にお見逃しなく!
11月下旬再入荷。音楽による物語と内省の親密な実践。オーストラリアの先住民族コミュニティであるパプニャを拠点に活動するアーティスト、Keanu Nelsonによるデビュー作『Wilurarrakutu』が名門〈Mississippi Records〉よりアナウンス。本作は、2022年にカルトヒットしていた傑作『Red Ribbon』でも知られるシドニーのプロデューサー、Yuta Matsumuraとの共同セッションで制作。パプニャ・ルリジャ語と英語の両方で歌われた、ミニマルなDIYエレクトロニック・サウンドを全8曲収録しています。
アフリカのマニアックな音源を紹介しているブログ、Awesome Tapes from Africaが放つ新作は、モーリタニアとの国境の近くに位置するマリのPeulhという僻地の現行女性音楽家による音源が登場!! 遊牧民が多く占める地域柄か、全編牧歌的で、フルートやひょうたん型の打楽器、ギター等現地に有ったであろうと推測される楽器を用いて伝統的音楽性も交えながら演奏された、まるで現地の工芸品を見るかのような美しい内容です。現地で女性の音楽家は稀であるそうですが、コンテストでAwesome Tapes from Africaにしては、かなり落ち着いた音楽性で幅広い音楽リスナーにお薦めです!!!
全アンビエント/空想民俗音楽ファンにレコメンド!ニューエイジ/オブスキュアの発掘において多大なる功績を残したカナダの〈Séance Centre〉と米国の〈Smiling C〉がタッグを組み、80年代半ばから90年代にかけての知られざるメキシコの電子音楽シーンを解き明かした画期的コレクション『Triángulos De Luz Y Espacios De Sombra』がアナログ・リリース。主に無名のカセット、CD、自主盤、個人アーカイブからコンパイルされた珠玉の音源の数々を収録し、オブスキュアの最深淵部であるメキシコの地下シーンへと挑んだ意欲的編集盤!Antonio ZepedaやEblen Macariといった近年掘り起こされてきた作家たちは勿論として、長年のマニアでもまだ見たことのないような名前まで、革新的な音響技術でメソアメリカの神話を作り上げ、独自の思索的な宇宙観を生み出した先見の明のある音楽家たちを紐解いています。
オリジナルは10万円越えの高値を付ける骨董盤!稀に見る暖かなヴァイヴとエネルギー、一体感を内包した珠玉の名盤。1970年代に活動したガーナのアフロ・ファンク・バンドKelenkye Bandが1974年に〈Emporium Records〉から発表した唯一作にして、ガーナのアフロビート/ハイライフの聖杯的一枚である幻の逸品『Moving World』が〈Everland Afro〉より2023年度アナログ・リイシュー。地元アクラの気鋭ミュージシャンたちを集めてレコーディングされた70年代ガーナン・グルーヴを代表する恐るべき一枚!
11月上旬再入荷。ノワールで漆黒な、ポスト・インダストリアル以降のヒップホップの一大傑作!ラゴスからロンドン、そして、ニューヨークへと伸びる靭帯。ディアスポラを横断しながら、ブルース、ヒップホップ、フリージャズ、アンビエント、ゴスペルの暗い色調をキリスト教の神話やヨルバ族の民間伝承と繋ぎ留めていく、Honourの昨年の〈PAN〉からのデビュー・アルバム『Àlááfíà』が遂にアナログ化。映画的であると同時に絵画的でもある本作は、神の詩的な深遠さ、記憶に残る夢、思いがけない何気ない会話、フィールド・レコーディング、文学、一時的なもの、個人のアーカイブからインスピレーションを得た、生と死と愛をテーマにした瞑想が詰め込まれたものとなっています。
11月下旬再入荷。(11月上旬分は完売しました)オリジナルは世界中のコレクター達がこぞって求める$$$BIG$$$な超絶激レア盤!印度西ベンガル州コルカタのローカル・レーベルからリリースされていた、サロード、タブラ等の伝統楽器を交えた、Rupa Biswasによる82年リリースのインディアン・フュージョン・ディスコ・ジャズ傑作がNUMEROから再発リリース!ボリウッドとバレアリックの中間を行く超絶品レコード!サロードとシンセサイザーによってダイナミックに波打つファンキー&サイケデリックなサウンドとエスニックかつ妖艶なボーカル・ワークも秀逸。これぞ、ダンスフロアを神々しい光で包み込む魅惑の一枚。まさしく辺境グルーヴの頂点と言っても過言ではない大傑作です。インド古典音楽の巨匠であるサロード奏者、Aashish Khanによるプロデュースというのも見逃せません。プログレ〜サイケ好きからDJユースにも必携!これは大・大・大推薦!