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Mark Fell - Nite Closures EP (12")
Mark Fell - Nite Closures EP (12")National Centre For Mark Fell Studies
¥3,987

Mark Fellが自身の新レーベル〈National Centre for Mark Fell Studies〉を立ち上げ、約10年ぶりのフロア志向エレクトロニック作品をリリース。ポリリズムと現代ダブが交錯する、前衛的かつダンサブルなマシンファンクの最前線『Nite Closures EP』。Fell特有の微細なポリメトリック構造と有機的なリズム操作、Sensate Focus名義のEP群を継承しつつ、より現代的なダブ処理と空間性を強調した音作りで、複雑な拍子の中に潜むグルーヴ感が、DJユースにも対応する仕上がりとなっている。Mark Fellが10年以上の沈黙を破って再びクラブへと回帰した重要作であり、前衛電子音楽とダンスミュージックの境界を再定義する作品。

Fixation - A Guidance (CD)Fixation - A Guidance (CD)
Fixation - A Guidance (CD)iDEAL Recordings
¥2,698

Joachim Nordwall、Leif Elggren、Linus Anderssonによるスウェーデン発の音響芸術・詩・ノイズを融合したプロジェクトFixationの、ピアノと語りによる不穏で詩的な作品『A Guidance』が『iDEAL Recordings』より登場。Joachim Nordwallのグランドピアノと電子処理、Leif Elggrenによる語りとテキストが交錯する不穏で幽玄な音響世界。2018年にスウェーデン・ヨーテボリのElement Studioで一日で録音されたセッションを元に構成されており、Linus Anderssonによるミニマルで幽玄な音響を支える、静寂と残響のバランスの取れた録音の空間設計も相まって、音楽というより儀式に近い、深く内省的な作品。

V.A. - Viêtnam: Musiques et chants des Jörai (CD)
V.A. - Viêtnam: Musiques et chants des Jörai (CD)VDE/Gallo
¥2,469

仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、ベトナム中部高原に暮らすジョライ族の伝統音楽と儀式歌を収録したフィールド録音作品。共同体の精霊への捧げ物、葬儀、祝祭、家屋の新築儀礼など、生活に根ざした音楽が多彩な楽器とともに記録されており、竹製の木琴、口共鳴フィドル、二弦・十一弦の棍棒型ツィターなど、独自の楽器による演奏が民族の精神文化を鮮やかに伝える。楽器の音色は素朴ながらも力強く、祝祭の高揚感は、天然のミニマル・ミュージックのよう。ベトナムの音楽的多様性と精神性を体感できる、貴重な記録となっている。

Kali Malone + Drew McDowall - Magnetism (CD)Kali Malone + Drew McDowall - Magnetism (CD)
Kali Malone + Drew McDowall - Magnetism (CD)Ideologic Organ
¥2,264

Coil のメンバーとしても知られるスコットランド出身の電子音楽家Drew McDowallとKali Maloneと初の本格的コラボ作『Magnetism』。マローンが精緻な持続音の作曲を展開してきたのに対し、マクダウェルは、有機的に脈打つ歪みや揺らぎを伴ったシンセサウンドを探求してきた。二人のアプローチはいわば正反対だが、本作ではその差異がぶつかり合うのではなく、うまく混じり合ってひとつの響きになっている。全4曲の長大な楽曲では、カープラス・ストロング法といったデジタル音響技術や、純正律などの伝統的な音律を用いて、音が反復し、飽和していくプロセスそのものが聴き手を瞑想的な感覚へ導いていく。時間の流れを忘れるような、ものすごくゆっくりとした大きな動きで展開していく音、一方で、音そのものはとても鮮明で瞬間的。とても大きなスケールでゆっくり変化する響きと今この瞬間に立ち上がる鋭さが同居した音世界は、カリ・マローンが光や構造を担い、マクダウェルが影や有機的な歪みを注ぎ込んでいるかのよう。異なる美学が互いを映し合うことで生まれた、古代的でありながら切実に現代的なミニマリズムの到達点ともいうべき一枚。

HTRK - Psychic 9-5 Club (Clear Pink Swirl Vinyl LP)HTRK - Psychic 9-5 Club (Clear Pink Swirl Vinyl LP)
HTRK - Psychic 9-5 Club (Clear Pink Swirl Vinyl LP)Ghostly International
¥3,989

数々の傑作を送り出したオーストラリア発の名実験デュオ”HTRK” (=Hate Rock)が2014年に〈Ghostly International〉からリリースした、ミニマルで官能的な音響美を追求したアルバム『Psychic 9-5 Club』が、クリア・ピンク・マーブル・ヴァイナル仕様で、音質も新たにリプレス!本作は、ベーシストSean Stewartの死を経て、JonnineとNigelの2人による初のデュオ体制で制作された作品。それまでのHTRKのノイズ・ロックやインダストリアルな質感から一転し、よりミニマルで内省的な音響へと移行している。太いビートと簡素なダブ処理が印象的で、余計な音を排したクールな質感が全編に貫かれていて、官能性と孤独感が交錯するヴォーカルとリズムが、聴く者に深い没入感を与える。HTRKのキャリアの中でも最も成熟した音響作品とされ、ウィッチ・ハウスやダークウェイヴの先駆的存在としての彼らの立ち位置を再確認させるアルバム。

Mark Fell - Psychic Resynthesis (2LP)Mark Fell - Psychic Resynthesis (2LP)
Mark Fell - Psychic Resynthesis (2LP)Frozen Reeds
¥5,968

Mark FellがExplore Ensembleと共に制作したコンピュータによる構造とアコースティックの融合による緻密で抽象的な室内楽的音響作品『Psychic Resynthesis』が〈Frozen Reeds〉より登場。本作は、Mark Fellがアルゴリズムで生成した楽譜をアンサンブルが演奏するという実験的手法を採用しており、全10曲は「Combination #1〜#10」と題され、それぞれ異なる数値パターンで構成。電子音楽の思考法をアコースティック室内楽に転写する試みであり、その独自の構造によって、電子音響を用いずとも電子音楽的な設計思想が全編に貫かれた内容となっている。各曲は異なるリズムパターンや音の配置によって構成され、弦を弾く音や擦過音、沈黙も交えながら、録音空間の響きも音楽の一部として取り込んでいる。電子音楽特有の精緻なリズム構造に生楽器の持つ微妙なゆらぎやテクスチャが加わった、数学的な決定性と演奏家の柔軟性が拮抗する知的な音響探究!

Mick Harris - Culvert Dub Sessions Four (2LP)Mick Harris - Culvert Dub Sessions Four (2LP)
Mick Harris - Culvert Dub Sessions Four (2LP)L.I.E.S.
¥5,879
Napalm Deathの一員として知られ、のちにScornやLullでインダストリアル/ダブの深層を切り拓いてきた鬼才、Mick Harris。その待望の最新アルバムが、米国インダストリアル/ロウ・テクノの一大拠点〈L.I.E.S.〉よりアナログ・リリース。ベースの重低域とざらついたテクスチャーが、深海へ潜航するような音響世界を描き出す全9曲を収録。ディレイとリヴァーブが彫刻のように反復され、ダブの減衰とノイズの質感が折り重なりながら、陰影に満ちた空間を構築。光なき領域を探るような本作は、まさにインダストリアル・ダブの極北を体現する重厚な一枚です。
Jemima -  Even The Dog Knows (LP)
Jemima - Even The Dog Knows (LP)All Night Flight
¥4,400

英国サウス・ロンドンの知られざるデュオ、JemimaによるデビューLPがAll Night Flightレーベルよりリリース。リスナーの内面に深く静かに染み入る、ローファイ・フォークの新たな地平線を切り拓く傑作の登場です。

同レーベルからリリースされたMegabasseをはじめ、Brannten SchnüreやGrouperなどのアーティストの実験性とも響き合いながら、本作においてJemimaは、楽曲の「構築」よりも「気配」の生成に重きを置いているようです。繰り返しの中でわずかに揺らぐギターのアルペジオは、ほとんど溶けて聞き取れない語り声や環境音、ノイズと絡まりながら、とても親密で個人的な音の箱庭風景を織り上げていきます。囁くようなボーカルは言語としての意味を超え、まるで空間そのものが語りかけてくるような錯覚を引き起こします。

この音の中に身を置いていると、まるで、窓を少しだけ開け放ち、静かに流れ込んでくる外気や遠くの生活音を感じるような、日常でふとした時に立ち上る特別な時間がふと蘇るようです。

Angus MacLise - Tapes (3CD)Angus MacLise - Tapes (3CD)
Angus MacLise - Tapes (3CD)Art into Life
¥4,900

最初期ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドラマー、ラ・モンテ・ヤングのシアター・オブ・エターナル・ミュージックの一員でもあったアンガス・マクリーズ。オリジナルは2015年にニューヨークの出版社Pleasure Editionsより限定100セットでリリースされた3本組カセット[Tapes]を3CDボックスで初復刻。現在はコロンビア大学の図書館に所蔵されている100時間に及ぶオープンリール・アーカイヴから抜粋した音源であり、60年代末から70年代後期までの様々なスタイルのソロ及びセッションをラフに紡いだ異様な編集を特徴とする作品。盟友トニー・コンラッドや、後にコイル、カレント93のメンバーとなるウィリアム・ブリーズと行なった数種のセッション、アイラ・コーエンのフィルム“The Invasion of Thunderbolt Pagoda” の撮影中に録音された秘蔵テイク、アンガス本人がレコーディングを行なったチベット僧侶のパフォーマンスまで、彼とコラボレーター達による過激でミステリアスな記録をノンストップで纏め上げた全3時間に及ぶ集成。ジム・オルークによる2023年リマスタリング版を収録(カセット版とは異なる正確なトラック分割を行いました)。
オリジナルアートワークを使用したディスクスリーヴ、貼箱仕様、ポスター、トラックリスト付き。

Joe Hisaishi - Sonatine (Original Soundtrack) (CD)
Joe Hisaishi - Sonatine (Original Soundtrack) (CD)WRWTFWW
¥3,584

1993年公開の北野武監督作品『Sonatine』の久石譲によるオリジナル・サウンドトラックが〈WRWTFWW〉より再発。久石譲が得意とするミニマル・ネオクラシカルな手法が光る、内省的で静謐なアンビエント調のサウンドトラックで、ピアノ主体で極端な装飾を避け、余白のある構成が緊張と静けさを織り交ぜながら感情を引き立てる。マリンバ、各種打楽器、シタール、逆再生のパーカッション、タブラ的ハモンド演奏など多様な音色を導入しており、特に“Into A Trance”のミニマル・エレクトロ、“Eye Witness”ではシタールによるドローンや尺八風に加工したシンセなどが展開される。久石自身が愛するスコアの一つであり、非常に完成度が高い作品となっている。

Joe Hisaishi - Sonatine (Original Soundtrack) (LP)
Joe Hisaishi - Sonatine (Original Soundtrack) (LP)WRWTFWW
¥6,178

1993年公開の北野武監督作品『Sonatine』の久石譲によるオリジナル・サウンドトラックが〈WRWTFWW〉より再発。久石譲が得意とするミニマル・ネオクラシカルな手法が光る、内省的で静謐なアンビエント調のサウンドトラックで、ピアノ主体で極端な装飾を避け、余白のある構成が緊張と静けさを織り交ぜながら感情を引き立てる。マリンバ、各種打楽器、シタール、逆再生のパーカッション、タブラ的ハモンド演奏など多様な音色を導入しており、特に“Into A Trance”のミニマル・エレクトロ、“Eye Witness”ではシタールによるドローンや尺八風に加工したシンセなどが展開される。久石自身が愛するスコアの一つであり、非常に完成度が高い作品となっている。

Throwing Shapes (LP)
Throwing Shapes (LP)WRWTFWW
¥6,178

Gareth Quinn Redmond、Méabh McKenna、Ross Chaneyからなる、アイルランドの実験音楽トリオThrowing Shapesによるセルフ・タイトル・アルバム。本作はアイルランドの伝統と現代のエレクトロニクスを融合させた、ジャンル横断的な作品で、そのサウンドの中核を成すのは、アイルランドのワイヤー弦ハープの印象的な音色で、ハープ奏者Méabh McKennaが18世紀の複製ハープも使用し、深く響くテクスチャーを生み出している。ここにRoss Chaneyの繊細なパーカッションや、Gareth Quinn Redmondのモジュラーシンセとエレクトロニクスが互いに干渉せず、しかし絶妙に絡み合い、聴く者に内省的な時間をもたらす。音の隙間や余白が美しく、まるで静かな森の中で音が自然に生まれては消えていくような感覚は、ジャズ、即興、アンビエントの境界を曖昧にしながら、独自の音世界を築いている。

The Mercury Program - From The Vapor Of Gasoline (Clear Green Vinyl LP)The Mercury Program - From The Vapor Of Gasoline (Clear Green Vinyl LP)
The Mercury Program - From The Vapor Of Gasoline (Clear Green Vinyl LP)Numero Group
¥3,889

25年の時を経て輝きを増す、異端のポスト・ロック金字塔!2000年にリリースされたThe Mercury Programによる『From The Vapors of Gasoline』が〈Numero〉より再発。本作は、当時のポスト・ロックの文脈にありながらも、それとは一線を画すサウンドを確立しており、ルイヴィル、シカゴ経由の90年代後半のポスト・ロックの熱が冷めつつあった中、ヴィブラフォンを大胆にフィーチャーし、ギター主体の構造から離れたアプローチで独自の音響世界を切り開いた。ポスト・ハードコア的な緊張感とニューエイジや現代音楽的な静謐さを同居させた構成美が魅力的で、時間の流れに寄り添うような滑らかな展開と、瞬間的に鋭く切り込むような不協和の挿入があり、聴くたびに新しいディテールが浮かび上がる。リズムセクションはあくまで有機的でありながら、構築的でもあり、トリオ編成の限界を超えた広がりを感じさせるアンサンブル。今回の再発のリマスターでは、繊細な音の階層がより明瞭に浮き上がり、当時のプロダクションでは聴き取りにくかったハーモニクスや残響のニュアンスが豊かに表現されている。

Shinichi Atobe - Discipline (2LP)
Shinichi Atobe - Discipline (2LP)DDS
¥5,655

廃盤最終入荷です。10年代の再来以降、絶大な人気を誇り続ける日本のテクノの宝にして、〈Chain Reaction〉からのリリースも知られる偉才がまたしてもカムバック。ジャパニーズ・ミニマル・ハウス/ディープ・テクノ大傑作!〈Modern Love〉からの傑作群も知られる名デュオ、Demdike Stare主宰の大名門〈DDS〉からは、大大大人気作『HEAT』(当店ベストセラー!!!!!)の爆発的なヒットでもおなじみのShinichi Atobeによる24年度最新ダブルパックが遂に到着!寺田創一などの90年代中盤のジャパニーズ・ハウスにおいて象徴的なユーフォリックでピースフルな音楽性と軽快で見にミニマリスティックなダブ・ハウスなどの要素を折衷し、暖かな都市的夜景とクラブナイトの静かなエクスタシーを浮かび上がらせるような珠玉のダンス・ミュージックを展開!水曜日のカンパネラやBoris / The Novembers作品なども手掛ける写真家の山谷佑介によるフォトグラフィーを採用。ミキシングはMiles Whittaker、マスタリングはRashad Beckerが担当とバックアップする布陣もまさに完璧です。

Mark Grusane -  The Witch Is Back (High School Party Promo Mix '1992) (CS)Mark Grusane -  The Witch Is Back (High School Party Promo Mix '1992) (CS)
Mark Grusane - The Witch Is Back (High School Party Promo Mix '1992) (CS)Death Is Not The End
¥2,733

シカゴの名門レコードショップ「Mr. Peabody Records」の創設者としても知られ、ディスコ/ハウスの遺産を掘り起こすレジェンド的存在であるMark Grusaneが1992年、高校時代に仲間たちと開催していた地下パーティのために制作したプロモーション用ミックスを復刻した『The Witch Is Back』が〈Death Is Not The End〉より登場。シカゴ・ハウスのグルーヴと当時流入し始めていたヨーロッパのミニマル・テクノが融合した内容で、DIY精神に満ちたローファイな空気感と、青春の記憶が刻まれたタイムカプセルのような魅力を放っている。地下室で鳴っていたリアルなダンスフロアの熱気が封じ込められた、シカゴ・アンダーグラウンド・カルチャーの初期衝動を記録した貴重な音源であり、シカゴ・ハウス/ディスコのルーツに触れる貴重な復刻。

The Dwarfs Of East Agouza - Sasquatch Landslide (LP)The Dwarfs Of East Agouza - Sasquatch Landslide (LP)
The Dwarfs Of East Agouza - Sasquatch Landslide (LP)Constellation
¥3,671

180g重量盤。エジプト・カイロ在住のMaurice Louca、Sam Shalabi、Alan BishopによるトリオThe Dwarfs of East Agouzaの2025年作『Sasquatch Landslide』が〈Constellation Records〉より登場。フリージャズ、クラウトロック、エジプトの伝統音楽シャービー、ノイズ、北アフリカのリズムなどが融合した、即興性とトランスシーなグルーヴを特徴とする、エジプトの地下音楽シーンを代表する彼らのアルバムは、濃厚で不思議な音の洪水に身を委ねるような、刺激的なサイケデリック・ミュージック。彼らの音像は、霧がかった、ぼやけたような印象を与えるが、ぼやけているのはディテールの欠如ではなく、むしろ細部が横に広がって光の群れが舞うような感覚で、テンポやビートはずれたり跳ねたりしながら、オルガンやギター、サックスがゆるやかに絡み合う。明確な中心もなく、全てが滑らかにスライドしつつ、全ての音はどこか中途半端な位置で立ち現れる。こうした音のずれや遊びが作品全体に独特の浮遊感や不安定さをもたらしている。エクスタシーを超えた陶酔感とでもいうべき、サイケデリックな音の世界が広がる。時間や空間の感覚が解き放たれていくような鮮烈な一枚!!

Kuntari - Mutu Beton (LP)Kuntari - Mutu Beton (LP)
Kuntari - Mutu Beton (LP)99CHANTS
¥3,998

あまりに独特な音楽性で知られるジャワ島バンドン出身のマルチ奏者テスラ・マナフと打楽器奏者リオ・アブロールによるデュオKUNTARIによるアルバム『MUTU BETON』が登場。本作は、伝統音楽、スラッジメタル、ノイズ、ジャズ、ミニマル、ダークアンビエントなどを大胆に掛け合わせ、動物の鳴き声や民族打楽器、微分音による響きを取り入れた、野生的で大地に根ざした音楽。現地楽器を用いたゾウやオランウータンの鳴き声のような音、ポリリズムと動物的なうめき声、インダストリアル・ノイズ、地元のトランス儀式を再現するような呪術的雰囲気とグラインドコア風のギターとの交錯など、歴史・土地・民族・動物・宗教・テクノロジーといった要素をひとつの身体的かつ精神的なサウンド体験として統合した異形の傑作。

Externalism - False 03 (LP)
Externalism - False 03 (LP)False Aralia
¥4,678

Peak OilやKrankyで知られるBrian Footeが始動した新レーベル〈False Aralia〉の第3弾リリースとして、Externalism名義による謎めいた新作が登場。Zero Key、Selfsameに続くかたちで届けられる本作は、艶やかなダブ・ソウルと荒削りな実験的な音響処理を行き来する、4トラック構成のEPで、オープニングは、Sadeを思わせる夢見心地なヴォーカルの断片と、Rhythm & Sound直系のベースラインが交差する、ホログラフィックなダブ・ソウルの逸品。その後のトラックでは、徐々にその構成が溶けはじめ、声はエコーとノイズの中に消え、ビートはザラついた質感へと変容してゆく。最終曲では、水中で光がきらめくような揺らぎと、アンビエント的な音響の濃度が高まっていく。プロジェクトExternalismの正体は不明だが、Topdown Dialecticの変名、あるいは集団名義の可能性もと推測されている。この正体不明な感覚自体がこのシリーズの魅力とも言えそう。

Zero Key - False 01 (LP)Zero Key - False 01 (LP)
Zero Key - False 01 (LP)False Aralia
¥4,645

眠れない深夜、揺れる内面に寄り添うような、微細で緻密な音楽!Peak OilやKrankyで知られるBrian Footeが始動した新レーベル〈False Aralia〉の第1弾リリースとして、Izaak Schlossman(aka Zero Key)によるアルバム『False 01』が登場。Schlossmanはこれまで/Aught、S Transporter、Loveshadowといった名義で静かに活動し、そのミニマルかつ深淵なサウンドで一部のリスナーから熱狂的な支持を得てきた。Jan Jelinek、Actress、Purelink、Huerco S.周辺の音に共鳴する、アンビエント・ダブとリズミックな実験の間を漂う本作は、透明感のあるヴォイス断片や、霞んだステッパーズ・ダブ的構造、そしてミニマルでスリムなグルーヴが、まるで夢のなかのフロアを彷徨うように展開。うっすら酩酊しながらもダンサー目線を失わないビート感覚、情感を帯びたメルト感と、深夜のブルーズ感覚が交錯する、心の奥に静かに染み込む一枚。

Alien D - For the Early Hours of a World in Bloom (LP)Alien D - For the Early Hours of a World in Bloom (LP)
Alien D - For the Early Hours of a World in Bloom (LP)Theory Therapy
¥4,546

NYアンダーグラウンドのキーパーソン、Alien DことDaniel Creahanが、〈Theory Therapy〉から初リリースとなる最新作『For the Early Hours of a World in Bloom』を発表。前作『Spiritual World』はアンビエント寄りだったが、本作ではフロア仕様のダブ・グルーヴが軸になっており、繰り返しと微細な変化によって、持続的なうねりを生み出している。中でも13分に及ぶ「Breather」は、Ben Seretanのギターを迎えた静かなハイライトになっており、じんわりとした低音と変化し続けるトーンが絡み合い、静かにトランス状態へ導かれる。パンデミック直後の静けさの中で制作されたという背景もあり、全体には希望と内省が共存したような、やわらかな浮遊感がある。深夜から早朝にかけての、あの魔法のような時間帯を封じ込めたような一枚。

Vanertia - Kronicles (12")
Vanertia - Kronicles (12")Alpenglühen
¥3,267

スペインはマドリードのレフトフィールド・テクノレーベル〈Alpenglühen〉より、Vandと!nertiaによる新ユニットVanertia のデビュー作『Kronicles』が登場。クラシックなダブ・テクノの文脈が音の核にあると言える作風で、深く沈み込むようなコード音やエコーの広がりが全体を包み込みながら、細やかに刻まれるパーカッションが緊張感を与えている。リズム面では、淡々とした4つ打ちの推進力と、ずらしたビートの絡みが交差し、硬質さと柔らかさを同時に感じさせるバランスを構築しており、低域は重すぎず、あくまで有機的に脈打ちながら全体を支えている。クラブでも機能する推進力を持ちつつ、ヘッドフォンで浸っても奥行きを味わえる没入的な仕上がりは、ダブ・テクノの伝統に根ざしながら、現代的な質感と繊細な構築力を備えた充実作!

Marcel Dettmann - Running Back Mastermix: Marcel Dettmann - Edits & Cuts (CS)
Marcel Dettmann - Running Back Mastermix: Marcel Dettmann - Edits & Cuts (CS)Running Back
¥3,878

ベルリン・テクノの象徴的人物、Marcel Dettmann が〈Running Back〉の「Mastermix」シリーズに登場。これまでのシリーズが伝説的クラブのサウンドに焦点を当ててきたのに対し、今回は Dettmann 自身のダンスフロア哲学を凝縮した一作で、彼が長年現場で使い倒してきた精密なエディットや未発表のアレンジが、ついに公式にまとめられた。内容は、Identified Patient のダークなトラックをピークタイム仕様にピッチアップした冒頭から幕を開け、90年代の Cristian Vogel や John Bender など、Dettmann 自身にとって重要な楽曲を大胆にカット&リフレーム。Clark のファンキーな「Dirty Pixie」や、2010年に手掛けた Junior Boys のリミックスも収録され、これまでディガー垂涎のレア音源だったものがようやく日の目を見る。全編にわたって、ポストパンクからテクノ、EBM、プロト・エレクトロまでを自在に往復するこの作品は、30年にわたってダンスフロアと向き合ってきた Dettmann の記録であり、同時にリスナーがその対話に立ち会える貴重なアーカイブとなっている。

Carrier - The Fan Dance (7")
Carrier - The Fan Dance (7")Modern Love
¥3,289

〈Modern Love〉から初登場となる、CarrierとEquiknoxxの中心人物Gavsborgとの共作による7インチ『The Fan Dance』。Carrierが得意とするダブ・テクノ的な精度と、低音を効かせたステッパーズの骨格を軸にしたトラックに、Gavsborgの独特な声が差し込まれ、陰影のあるヒプノティックなムードを形作っている。A面の「The Fan Dance」は、鋭いハイハットや深いサブベースの上を親密な声が浮遊し、空間を大胆に使った音像が印象的で、必要最低限の要素で緊張感を生む、削ぎ落とされたリズムワークが際立っている。B面のダブ・ヴァージョンではさらにミニマルに削り込まれ、音の骨組みだけが露わになったような、冷たくも研ぎ澄まされた仕上がり。

Bitterviper (LP)Bitterviper (LP)
Bitterviper (LP)DRAG CITY
¥3,663

20年にわたり実験音楽の最前線で活動してきたNikos Veliotis(チェロ)、Taku Unami(シンセ)、Sarah Hennies(パーカッション)、David Grubbs(ピアノ/ギター)ら4人による緻密で抑制の効いたカルテットBitterviperによるセルフタイトル・アルバムが〈Blue Chopsticks〉より登場!きっかけはアテネ在住のVeliotisが重ね録りしたチェロのサイコアコースティックな4曲。そこにGrubbsが繊細なピアノやラップスティールを重ね、Unamiが東京から電子音を加え、Henniesが研ぎ澄まされた打楽器の構造で全体を引き締めた。録音のプロセスは複雑だが、いざ音が鳴れば、その成り立ちを忘れてしまうほど自然で自律的なアンサンブルが展開される。濃密な倍音のレイヤー、透過的で空中に溶けるかのようなアンビエント、そして映像的な想像力をかき立てる即興性と構造性のあいだを縫うように進行するそのサウンドは、意図と直感が緊密に結びついた充実の内容。

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