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この機会を絶対にお見逃しなく!一柳慧と小杉武久との75年共作「Improvisation Sep. 1975」でも知られる米国出身のパーカッショニスト、Michael Ranta (1942-)が1984年に発表した傑作「MU V / MU VI」のオリジナル・デッドストックを特別入荷!これは凄まじい内容です・・・1984年に独音響職人Conny Plankの〈Conny's Studio〉にて録音とミックスされた自主制作スタジオ・アルバム。Mike LewisとConny Plankを交えた演奏による傑作音源「無」の5番と6番を収録。
〈577〉レーベルのボスにして自身もドラマーであるFederico Ughiが、The Mars VoltaでもプレイしていたキーボーディストのLeo Genoveseとコントラバス奏者Brandon Lopezという豪華ゲストを起用した5年ぶりとなる最新アルバム『Infinite Cosmos Calling You You You (Vol. 1)』をアナログ・リリース。Sun Raの音楽と哲学にインスパイアされた、境界を曖昧にさせるアコースティックとエレクトリックの即興アルバムであり、アヴァンギャルド・ジャズからオルタナティヴ・ロック、ノイズ・ロック、エクスペリメンタルまでが渾然一体となったアブストラクト極まりない逸品!シリーズ作との事で今後の展開もますます楽しみです。
知られざる奇跡的邂逅が蘇る−−今から遡ること四半世紀前の1998年8月27日、ブライアン・イーノ、CANのホルガー・シューカイ、J・ペーター・シュヴァルムが繰り広げたインプロヴィゼーション・ライヴがこのたび、発掘音源『Sushi. Roti. Reibekuchen』としてリリースされる運びとなった。
1990年代といえばブライアン・イーノが「歓迎されないジャズ(Unwelcome Jazz)」と呼んだ「新種の音楽」としての独自のジャズにアプローチしていた時期でもある。その成果は名称を変えて1997年のアルバム『The Drop』にまとめられることになるのだが、翌1998年に彼はまさに自身がアプローチしていたジャズに近しい音楽と運命的な出会いを果たすことになる。それがJ・ペーター・シュヴァルムによるバンド・プロジェクト、スロップ・ショップのデビュー・アルバム『Makrodelia』(1998年)だった。意気投合した両者はコラボレーションを開始し、2000年に伶楽舎とディスクを分担した2枚組『music for 陰陽師』を、2001年にはCANのホルガー・シューカイを含む多数のミュージシャンを交えた『Drawn from Life』を完成させる−−のだが実はそこには前日譚があった。
イーノがシュヴァルムと知り合って間もない頃、3回目に会ったのがこのたびの発掘音源のリハーサルだそうである。そしてそこにはスロップ・ショップのベーシストであるラウル・ウォルトンおよびドラマーであるイェルン・アタイのほか、シュヴァルムが初めて対面する、カンの創設メンバーでありベーシストとしても知られるホルガー・シューカイがいた。イーノとシューカイはすでに『Cluster and Eno』(1977年)および『After The Heat』(1978年)で共同作業していたが、いずれもシューカイが参加したのは1曲のみ、かつベーシストとしての客演だった。しかし発掘音源に収められたイーノおよびシュヴァルムとのセッションでは、シューカイが「ラジオ・ペインティング」と呼ぶような、短波ラジオとテープを用いたサンプリング/コラージュを行っている。ともかく、三者が揃ってライヴを披露するのは初めてのことだった。しかもウォルトン、アタイを含む5人のメンバーが揃って演奏を行う機会はその後ついに訪れなかった。奇跡的な邂逅と言っていいだろう。
ブライアン・イーノが当時ライヴを行うこと自体も珍しかった。だがこの発掘音源の元となった「Sushi! Roti! Reibekuchen!」なるイベントはやや特殊なものだった。食べ物をタイトルに掲げているように、主役は料理人なのである。というのも、ドイツ・ボンの美術展示館で開催されたイーノによるインスタレーション展のオープニング・パーティーとして野外で行われたイベントだったのだが、字義通りパーティーであり、会場では大勢の来場者に料理人たちが食べ物を振る舞っていた。そうした中、用意されたステージでドローンが鳴り始め、そして5人のミュージシャンが即興で演奏を行った。イーノによればこのイベントにおけるパフォーマーは料理人たちであり、自分たちが作っているのはバックグラウンド・ミュージック。つまり音楽のパフォーマンスではなく、バックグラウンド・ミュージック付きの料理のパフォーマンスなのだという。イーノらしいコンセプトだと思うが、しかし、ステージで魅せる音楽は少なくない観衆の耳を釘付けにした。イーノとシュヴァルムが作り出すミニマルでアンビエント/ドローンなサウンドに、ホルガー・シューカイのサンプリング/コラージュが色を添え、そしてラウル・ウォルトンとイェルン・アタイは時に人力ドラムンベースのごとく怒涛のグルーヴを生み出していく。演奏は2セット、計3時間にもおよび、最後は警察に電源を切られて強制終了させられたという逸話さえ残っている。
発掘音源『Sushi. Roti. Reibekuchen』に収められているのは、そのような計3時間のライヴから抜粋された5つのトラックである。「料理のパフォーマンス」に付随するバックグラウンド・ミュージックとして構想されたライヴは、こうして音源化されることで新たに主役の座に躍り出る。そこから聴こえてくるサウンドは、ブライアン・イーノ、ホルガー・シューカイ、J・ペーター・シュヴァルムという三者の一期一会の本格的なインプロヴィゼーションであるとともに、ただ貴重な記録というだけに留まらず、アンビエント経由の「歓迎されないジャズ」に類する音楽が生演奏で収められた作品として、四半世紀経った2024年現在も実に興味深く思えるのである。
Text by 細田成嗣
フリー・インプロヴィゼーション界の伝説的ギタリストDerek Baileyと、数々の〈ECM〉作品に参加しているパーカッショニストのPaul Motianが共演したデュオ・ライブ音源『Duo in Concert』が、Roland KaynのBOXやJulius Eastman作品で知られるフィンランドの前衛レーベル〈Frozen Reeds〉からアナログ・リリース。それぞれ異なった領域での即興演奏の先駆者が1990年代初頭に行った2つのライブ・パフォーマンスを収めた画期的ライブ・アルバム!
ドイツ・ケルンのフェスティバル〈Week-End Fest〉が始動させた注目レーベル〈Week-End Records〉から新物件!Steve NobleやFredrick Lonberg-Holmといった名インプロヴァイザー達ともコラボレーションしているベルギーのエレクトリック・ベーシスト/サウンド・スカルプター=Farida Amadouによる最新アルバム『When It Rains It Pours』がアナログ・リリース。フリー・ジャズとノイズ・ミュージックの中間に位置する広大な連想空間と暗く重苦しい音の雲、リズミカルなパッセージのコントラストを生み出す挑戦的でユニークな作品!
至上の傑作『Loop-Finding-Jazz-Records』でもお馴染み、ミニマルな電子音楽を数多く輩出するドイツの重鎮プロデューサーにして、現代電気音楽において最も重要な声の一人Jan Jelinekと、ルクセンブルク出身の若いパーカッショニストで、ジャズ、即興、電子音楽に独自の道を見出すArthur Cleesによる初コラボ・アルバム!非営利団体〈I am esch twenty too〉とレーベル〈mint.conception.records〉によって企画されたコンサートであり、2021年12月3日にルクセンブルクのエッシュ・シュル・アルゼットにあるレコード店〈Vinyl Harvest〉で行われたライブ・パフォーマンスから抜粋された4曲が収録。
Amiri Barakaの詩である「It's Nation Time」からインスパイアされた大傑作が復刻!Evan ParkerやKen Vandermark、Pauline OliverosのDeep Listening Bandなど数々の名プレイヤー達と演奏してきたフロリダ出身のマルチ・ジャズ・プレイヤー、Joe McPhee(ジョー・マクフィー)の1971年代表作が、世界各地の多様な形のアヴァンギャルドや歴史的音源を現代へと提示する孤高のレーベル、Superior Viaductから堂々再発リリース!Mike Kull (piano)、Tyrone Crabb (bass)、Bruce Thompson (percussion)、Ernest Bostic (percussion)らが参加した歴史的ファースト・アルバム。ニューヨーク・ポキプシーのクリエイティヴなジャズ・シーンの名場面を切り取った、ラフでファンキーなスピリチュアル・グルーヴ、そして、パンキッシュなインプロヴィゼーション・サウンドは50年近く経った今聴いても新鮮に聞こえます。デビュー作にして既に孤高の領域へと達した一枚。両面印刷のインサートに貴重な写真と新たなライナーノーツが付属。
オリジナルは数万で取引される超難関盤!刀根康尚、塩見允枝子らと日本初の集団即興といわれるグループ音楽を結成した小杉武久、そして同じくフルクサスの一員であった長谷川時夫、永井清治、果ては吉村弘までもが参加したと言われる、戦後音楽史に燦然と輝く実験音楽アンサンブル、タージマハル旅行団の記念碑的ファースト・アルバムが、大名門Superior Viaduct傘下États-Unisから堂々ヴァイナル・リイシュー!半世紀以上にわたり、日本のアンダーグラウンドで最もユニークで永続的な人物の一人であった小杉武久の偉業の一つ。本作では、エレクトリック・バイオリンやコントラバス、サントゥール、ビブラフォン、ハーモニカ、ラジオ・オシレーター、鉄板といった数々の楽器や音素材を混ぜ合わせ、まるで、チベット密教の声明と東アジアの混沌としたフォークロア、西洋の現代音楽を合一させたかのような異形な音空間を構築。これは日本に生まれた音楽好きなら何としても一度は体感しておきたいコーナーストーン的大傑作。限定900部、ポスター付属。
1970年代半ば、当時10代だったLe Forte FourのChip Chapman、Joe Potts、Rick Pottsといった面々によって設立された小さなコミュニティとして始まり、50年もの時を経て少しずつ発展。当初の実験音楽集団やマルチメディア出版社という枠をも超え、一つのシーンともいえる巨大な命脈へと成長を遂げてきた〈Los Angeles Free Music Society〉 (LAFMS)。パサディナの〈Raymond Building〉と〈Poo-Bah Record Shop〉で果てしなく自由であり無秩序なセッションを行いながら、フリー・インプロヴィゼーション、モジュラー・シンセサイザー、ミュージック・コンクレート、自作楽器、ノイズ、メール・アートやアヴァン・ロックを取り込んでいった彼らの中核をなす名グループLe Forte FourとDoo-Dooettesによる76年作が待望のアナログ復刻。1976年の7月8日にグレンデールの〈Brand Library〉のリサイタル・ホールで行われた二度目の公演を記録したアルバム。ちなみに、Le Forte Fourは実際にはライブを行っておらず、内部にスピーカーが設置され無数のワイヤーを備えた44個のピラミッド型帽子様ヘッドフォンを観客に提供しそれらにあらかじめ収録された28もの音源たちを鑑賞させるという、フルクサスに触発された中毒的な内容。Doo-Dooettesサイドは、Tom Recchion、Harold Schroeder、Juan Gomez、Dennis Duck、そして、Fredrik Nilsenというメンバー全員が参加しライブ演奏を披露。1976年に出版された本作は、〈LAFMS〉の3枚目のリリースを飾った作品となっています。インサート付属。ナンバリング入りの限定500部。
本作は、シドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館で開催された、江戸時代以降の怪談やフォークロアに焦点を当てた展覧会「Japan Supernatural」のために制作。日本的なものを直接的に感じさせる音使いを表面的には避けながらも、本質的な部分にそのエッセンスと方法論を取り込んだ作風となっていて、不穏なポエトリー・リーディングに寄り添うシンセや生楽器のサウンドに、不協和音と美しい静寂が交互に立ち現れる先鋭的でユニークな内容となっています。石橋英子作品では常連のJim O'Rourke(コントラバス)とJoe Talia(パーカッション)とのコラボレーションで制作され、舞踊家であり振付家でもある藤村隆一が呪術的な短歌の朗読を披露。インナー・スリーブには、アーティスト・ポートレートと石橋英子のライナー・ノーツを収録。ジャケットとレーベル・デザインは阿部修平。ミキシングとマスタリングはJim O'Rourkeが担当!
版元でも在庫僅か、今年の最重要作品を遂に確保出来ました!絶対にお見逃しなく。日本の環境音楽の草分け的存在でもある吉村弘も参加するなど、数々の伝説を残した日本が誇るアヴァンギャルド/トランス音楽集団、タージ・マハル旅行団の現在形"STONE MUSIC"。大傑作ファースト・アルバム『July 15, 1972』から50周年を記念して行われた画期的コンサート『July 15, 2022』の様子を収めた一枚!オリジナル・メンバーである長谷川時夫氏と永井清治氏を中心に、総勢12名の音楽家が結集。凄まじい音楽世界を繰り広げた内容となっています。Yama Yuki氏 (ato.archives)によるミックス&Lawrence Englishがマスタリングを担当。長谷川氏による未発表の資料とテキストを掲載した8面見開きブックレットとインサートが付属。MUST!!!!
版元完売。話題作を漸く確保出来ました。絶対にお見逃しなく!日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを長年に渡って牽引する漆黒の伝道師、灰野敬二が2004年にフランスの実験的レーベル〈Les Disques Du Soleil Et De L'Acier〉より、”Soft Version”と”Violent Version”という別々のCDとして発売していた貴重作品『Black Blues』が〈Room 40〉より2CDセットで待望の再発!文字通りバイオレントなノイズ・ギターによる壮絶なインプロヴィゼーションが応酬する”Violent”側、最高傑作『魂の純愛』にも匹敵する、官能的で耽美な、灰野敬二の静謐でイーサリアルな側面を捉えた"Soft"側共に極めて素晴らしい内容の作品となっています。6面見開きポスターが付属!
〈577〉レーベルのボスにして自身もドラマーであるFederico Ughiが、The Mars VoltaでもプレイしていたキーボーディストのLeo Genoveseとコントラバス奏者Brandon Lopezという豪華ゲストを起用した5年ぶりとなる最新アルバム『Infinite Cosmos Calling You You You (Vol. 1)』をアナログ・リリース。Sun Raの音楽と哲学にインスパイアされた、境界を曖昧にさせるアコースティックとエレクトリックの即興アルバムであり、アヴァンギャルド・ジャズからオルタナティヴ・ロック、ノイズ・ロック、エクスペリメンタルまでが渾然一体となったアブストラクト極まりない逸品!シリーズ作との事で今後の展開もますます楽しみです。
静かに湧き上がる熱気と迸る殺気。ドラムンベースやジャングル、フリージャズをも横断しながら、孤高の音楽を練り上げてきた、John CoxonとAshley Walesによる1994年始動のイースト・ロンドンのカルト・デュオであり、現在も活動を続けるSpring Heel Jack。〈Thirsty Ear〉からの2001年のアルバムであり、Evan Parkerを始め、William Parker、Matthew Shipp、Tim Berne、Daniel Carterら実に豪華な面々と共に2000年1月に録音した『Masses』が、前衛即興シーン周辺作品のアナログ再発を継続している〈Treader〉から待望のレコード化。
Nels ClineやThurston Moore、Okkyung Leeらとのコラボレーションも知られるアメリカの実験的パーカッショニスト、Chris Corsanoによる完全ソロ最新作がUSインディ系名門レーベル〈Drag City〉よりアナログ・リリース。自身がギターとドラムを担当し、即興的にハード・ロックとポスト・パンクの交差地点を探るような、ワイルドでサイケデリックかつ肉体的なインプロ作品に仕上がっています!
今年度重要物件!昨今注目高まるウクライナのSvitlana Nianioを始めとした東欧系ネオフォークやTwinSisterMoonなどのドローンフォーク好きにもマストの内容。先日に来日公演も行われていたばかり、仏現行Avant-Folkの騎手、Delphine Dora。2022年に発表した作品『Hymness Apophatiques』が〈Mascarpone Discos〉より24年度カセット化!2021年の夏に催された〈Jolie Vue Festival〉の折に、スイスの聖サフォリン教会のレジデンシーに招待されたDelphine Dora。フェスティバルの前日に教会のオルガンと向き合う機会を得て、即興で制作した一連のトラックを収録した霊能的な音源集。彼女にとって、まさにオルガンとは献身の道具以上のものであり、Delphineはドアを開けてオルガンの音を現代世界に押し出すことを恐れません。
Tomoko SavegeやRos Bandtなどのファンにもお薦めな地質学と旧石器時代のポリフォニー!〈Black Sweat〉や〈Die Schachtel〉〈Soave〉〈Archeo Recordings〉といった自国レーベルを中心とした発掘作業により10年代中盤から後半にかけて再評価が進展したイタリアの地下/前衛音楽。その命脈の中心部に位置し、Aktuala、Art Of Primitive Sound、Futuro Antico、Gruppo Afro Mediterraneoといったイタリアの名だたる名グループで活躍した孤高のフルート奏者、Walter Maioliが1985年から2002年にかけて残した録音物を収めたアルバム『Caverne Sonore』が、〈Black Sweat〉と〈Holidays Records〉の共同でアナログ&CDリリース。巨大な地底湖での水の滴りや鍾乳石、石灰岩といった天然の音響空間と対話する、オルガン、グロッケンシュピール、木琴、石のマリンバなどの演奏による「地球の中心への旅」ともいうべき壮大な作品。
Tomoko SavegeやRos Bandtなどのファンにもお薦めな地質学と旧石器時代のポリフォニー!〈Black Sweat〉や〈Die Schachtel〉〈Soave〉〈Archeo Recordings〉といった自国レーベルを中心とした発掘作業により10年代中盤から後半にかけて再評価が進展したイタリアの地下/前衛音楽。その命脈の中心部に位置し、Aktuala、Art Of Primitive Sound、Futuro Antico、Gruppo Afro Mediterraneoといったイタリアの名だたる名グループで活躍し的た孤高のフルート奏者、Walter Maioliが1985年から2002年にかけて残した録音物を収めたアルバム『Caverne Sonore』が、〈Black Sweat〉と〈Holidays Records〉の共同でアナログ&CDリリース。巨大な地底湖での水の滴りや鍾乳石、石灰岩といった天然の音響空間と対話する、オルガン、グロッケンシュピール、木琴、石のマリンバなどの演奏による「地球の中心への旅」ともいうべき壮大な作品。
Henning ChristiansenやMaria Monti、Cairo Free Jazz Ensembleなどによる、数多くの素晴らしい作品を送り出してきたイタリアの前衛的レーベル〈Holidays Records〉からの新物件をストック!アーケストラを驚異的な形で捉えたSun Raのライブ音源を収録した画期的アルバム『Live in Rome 1980』が3LP&2CDで登場。1980年3月28日にジュリオ・チェーザレ劇場でライブ録音された作品で、非常に評価の高い「Astro Black」、「Mr. Mystery」、「Romance of Two Planets」、「Space Is the Place」、「We Travel the Spaceways」、「Calling Planet Earth」を含む驚異的な27曲が収録されています。〈Outside Inside Studio〉のMatt Bordinが丁寧にマスタリングした本作は、バンドの多才さと幅広さをほぼ完璧に捉えたスナップショットとなっています。
オリジナルは実に10万円以上という激高値も記録した骨董級の自主盤!The Charlatansのメンバーであったことも知られるパーカッショニスト/ドラマーのTerry Wilsonも参加した、サンフランシスコの知られざるアヴァンギャルド・ジャズ・グループであり、70年代初頭に同地のシーンに登場したPygmy Unitが74年に残した唯一作『Signals From Earth』が、イタリア地下屈指のカルト・レーベル〈Holiday Records〉より奇跡の史上初アナログ再発。ネイティヴ・アメリカンのスピリットとフリー・インプロヴィゼーション、実験的な電子音楽、スピリチュアル・ジャズの幻のミッシング・リンクと言える、西海岸のアメリカン・ジャズでも極めて特異なDIY音楽!限定300部。