MUSIC
4952 products
「私は今あなたと違う部屋に座っています。私は自分の話し声を録音しています。部屋の共鳴周波数がそれ自身を強化していくことによって、リズムの要素のみを除いて私の話し声が完全に破壊するまで、録音と再生を繰り返します。その時点であなたが聞くものは、私の話し声によって表現された部屋の自然な共鳴周波数そのものであります。私はこの運動を、私の話し声が持つ帯域の不規則さを滑らかにする方法として考え、この現象自体を明らかにすることを意識はしていないのです。」
現代音楽家Alvin Lucier(1931-)による、オリジナルは1981年発表の名作「私は部屋に座っている(1969)」が再プレス。
特定の空間に響く話し声を、何度も声が不明瞭になるまで録音再生を繰り返すことによって、その空間にある特有の周波数を露わにする音響工学的探求作品。実際その場に居合わせることによって初めて成立する作品であり、記録された音源を聞いただけでは単なる音響作品的に捉えれらますが、本来の目的は広大で無限のスペースをリスナーに体現させる画期的な内容。
1. Vision(Flowmotion In Dub)
2. View 1
3. View 2
4. View 3
5. View 4
6. View 5
7. View 6
8. View 7
9. View 8
10. View 9
11. View 2(Dub)
track11 dub mix by 内田直之
マスタリング:中村宗一郎、アートワーク:五木田智央/鈴木聖
いつも独特な世界を観せてくれるCOMPUMA。曲の展開していく時間の流れや寄せてこない感じがたまらなくイイ。今作も素晴らしい! 森 俊二(222)
演劇の劇伴から派生したという本作、ミュージック・コンクレートのようでもあり、アヴァンな現代音楽家の作品のようでもあり、環境音楽的であり、またCOMPUMA持ち味のスペイシーさや間もあり、痛快。とにかく耳をそば立てたくなる。今までMix CDで聴いていたCOMPUMAの美意識が詰まっています。松永くん、出会ってから実は30年くらい経ってますね。ソロでの初の作品リリース、本当におめでとうございます祝今後のご活動も楽しみにしております。
Kaoru Inoue
COMPUMAの作品やDJがこれからもわたしの音楽のよろこびかたをふくらませ、人生にたくさんのきらめきを与えてくれることを確信し、胸がいっぱいになりました。
LIL MOFO
徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説Merzbow。
オリジナルはウクライナのQuasi Pop Recordsより2007年にCDで発表されていたもので、このリリースの収益は、ウクライナで動物達のために活動している UAnimalsとSave Pets Of Ukraineへ寄付されます。版元は、「自由と独立のために戦うすべての人々に捧げる」ウクライナの新しいレーベルであり、Pan SonicのIlpo Väisänenの新作もアナウンスしている 〈I Shall Sing Until My Land Is Free〉。
版元完売。キャッチーなメロディーとヘビーなジャズ・ブレイク。当店でもカルトな人気を博した昨年度の傑作カセット『Untitled tape / Untitled work』でも密かな注目を集めたロンドンのレーベル〈CNM LDN〉からは、同地の音楽シーンで長年活動しているAntonio FeolaによるVussa名義でのデビュー・アルバム『Marasma Vussa』がアナログ・リリース。Antonioは20年以上前から北ロンドンのWillesdenで〈Fish Factory Studio〉を経営。ロンドンの音楽シーンをリードする多くのアーティストのレコーディングを行い、彼らのサウンドを定義するための場所を提供するという重要な役割を担ってきた人物です。このプロジェクトである「Masmara」は30年以上前から温めてきたもので、ロンドンで最も人気あるプレイヤー達と録音し、ロックダウン期間中に編集した、心を揺さぶるディープでコズミックな実験的瞑想ジャズ・アルバムに仕上がっています。限定300部。