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示唆的なタイトルの通り2024年ベスト級の予感?? 2021年にこの世を去った京都出身のドローンマスターでありフルクサスの一員Yoshi Wadaの実子にしてJulia Hoterの旦那さん。La Monte Young周辺作品など手掛ける前衛的レーベル〈Saltern〉を運営するTashi Wadaによる初となるフルレングス・ソロ・アルバム『What Is Not Strange?』が〈RVNG〉よりアナウンス。Julia Holterももちろん参加!父親の死から娘の誕生までを含む期間に渡り書かれ録音された、最も遠大にして情熱的な音楽からなる破格のアート・ポップ・アルバム!

7月上旬再入荷。オリジナルは4万円越えの高値を付けた事もある鬼レア盤!太平洋岸北西部のミュージシャン、John Greekが、1979年に限定盤として発表したプライベートプレス盤12インチシングルであり、オリジナルはたった100部しかプレスされなかったとされる超絶アウトサイダーな実験的サイケ盤『I'm Hot For Your Body』がリマスタリング仕様で待望のアナログ再発!卑劣で原始的なディスコ・ブルース・サウンドに、まるで亡霊のように影の周りで渦巻くストリングス・シンセ、それらすべてをフランジャーに注ぎ込んでいく様は恐ろしく、圧巻の内容です!

めちゃくちゃ格好いいです!Masafumi Sawamuraによって2023年に京都で始動した新鋭レーベル〈throughout records〉からは、カルト人気を博すUSブルックリンのラッパーであり、イルビエント先駆者Sensationalと、京都在住のコンポーザーunbuiltによるコラボレーション・アルバム『poiesis』がLPとカセットでそれぞれリリース!unbuiltが織りなすポスト・インダストリアルとベース・ミュージックを通過したアフター・イルビエントな尖端的サウンドに絡むSensationalのラップが最高にドープで破格な一枚!

フランスを拠点に中華圏エクスペリメンタル・シーンを世界に紹介してきた尖鋭レーベル〈WV Sorcerer Productions 巫唱片〉からP/O Massacre + Alex Buess & Merzbowがコラボレーションした2023年の傑作アルバム『Aural Corrosion』をストックしました!サックス奏者のAnton PonomarevとギタリストのAnton Obrazeenaという2人の著名なミュージシャンによるデュオ、P/O Massacreと、スイス・バーゼル出身のミュージシャン、サックス奏者、作曲家、プロデューサーであり、Peter Brötzmannや近藤等則などとのコラボレーションでも知られるAlex Buess、そして、我らがジャパノイズ帝王Merzbowによる共作!2022年2月、ウクライナへのロシアの全面侵攻の数日前にモスクワで録音された作品。本作の収益の一部はロシアの砲撃で負傷した人々に医療を提供するウクライナ・キエフのオフマトディト小児病院に寄付されるとの事です。
新津章夫が自宅の物置を改造した手製スタジオにて、作曲からエンジニアリングまで全て自身の手によって三年の歳月をかけ、ギターの多重録音によって制作した78年発売のファースト・アルバム『I/O(イ・オ)』の初アナログ再発売。
ギターの多重録音アルバムとしては84年に「アシュ・ラ・テンペル」の中心人物「マニュエル・ゲッチング」がリリースしたアルバム『E2-E4』より6年も早く着想を具現化したが、早すぎるが故に埋もれてしまったエクスペリメンタル/アンビエントの迷盤!
迷宮の森へと深く迷い込んでいくようなパラドックス・サウンドが横尾忠則のアートワークと相俟って、耳と目で新津章夫の世界観が堪能できる一枚。
トラックリスト:
Side A
1. Orange Paradox
2. Wonder Land
3. Music Box Of Sparkle
4. From Eternity To Schaffhausen Information
Side B
1. Black Hole
2. Tenkiame
3. Cosmic Train
4. Forest Of Maze


イタリアの親子デュオ、Luciano MicheliniとLorenzo Dadaによる稀に見る美しさを誇るコラボレーション作品『Lucifer』がドイツの電子音楽の聖地〈Kompakt〉よりアナログ・リリース。Jay HazeやFete、Leo Benassi、Derといった面々と仕事を共にしているテクノ・プロデューサー兼DJであり、ソロ・アルバム『Second Life』(2018)もリリースしているLorenzo Dadaと、60年代から80年代にかけて〈RCA〉で働いていたサウンドトラック作家で、 Snoop Dogg の「Crip Ya Enthusiasm」でもサンプリングされたLarry Davidのテレビ番組『Curb Your Enthusiasm』シリーズのテーマ曲「Frolic」でも知られるLuciano Micheliniという親子ユニットによる実験的アンビエント作品。エレクトロニックとアコースティック、都会と田園が融合した、美しく魅惑的な音楽の組曲であり、そのゴージャスな夜目のようなヴィジョンと優しいメランコリーは〈Kompakt〉の世界にうまく収まり、好奇心旺盛なリスナーに新しい視点を提供するものとなっています。
1979年にアムステルダムの活気あるスクワット・シーンから生まれた伝説的アナーコパンクバンドThe Exの1085年のアルバム『Pokkeherrie』が〈Superior Viaduct〉よりアナログ再発!オランダ語で「ひどいノイズ 」を意味する本作は、初期のLPでのより削ぎ落とされた編成に戻っており、ラインナップの変更によりドラマーのKat Bornefeldが加入!名高いスクワット/ヴェニューの〈Emma〉の地下にある〈Koeienverhuur Studio〉という新たな場で録音された『Pokkeherrie』は、クリエイティヴな流動性に満ちたグループのエッジと勢いを象徴する内容となっています。17"x24"ポスターと20ページのブックレットが付属。

1970年代半ば、当時10代だったLe Forte FourのChip Chapman、Joe Potts、Rick Pottsといった面々によって設立された小さなコミュニティとして始まり、50年もの時を経て少しずつ発展。当初の実験音楽集団やマルチメディア出版社という枠をも超え、一つのシーンともいえる巨大な命脈へと成長を遂げてきた〈Los Angeles Free Music Society〉 (LAFMS)。パサディナの〈Raymond Building〉と〈Poo-Bah Record Shop〉で果てしなく自由であり無秩序なセッションを行いながら、フリー・インプロヴィゼーション、モジュラー・シンセサイザー、ミュージック・コンクレート、自作楽器、ノイズ、メール・アートやアヴァン・ロックを取り込んでいった彼らの中核= Joe Pottsがその関係者やファンから録音を募り、コレスポンデンス・アートの「アセンブリング」という手法を利用し編集・編纂、当時限定200部のみで発表されたコンピレーション・アルバム『I.D. Art #2』が〈États-Unis〉より初アナログ復刻!(このシリーズの第一弾は雑誌であり、第三弾はなんと塗り絵だったとのこと!)Le Forte Four、Doo-Dooettes、Smegma、Ace & Duceのメンバーや、画家、映像作家、レコーディング実績の少ない非アーティストの作品を何十枚も受け取り、フィールド・レコーディング、ボイス・メール、即興演奏をコラージュすることで作り上げた初期の傑作!ちなみに参加者はレコードの収録時間を購入し、完成したLPを1枚ずつ受け取ったとのことです。インサート付属。ナンバリング入りの限定500部。

Om UnitやMoiré、John Fruscianteなどのリリースも知られるベルリンの先鋭的レーベル〈Acid Test〉から新物件!ウィーンのTin ManことJohannes Auvinenとイタリア地下テクノ・マエストロ、Donato DozzyによるコラボEP作品『Acid Test 09』が10周年記念盤『Acid Test 09.1』として追加楽曲を搭載して久々の再プレス!アシッド・ノマドのTin Man VS テクノ・ドリーム・ウィーバーDonato Dozzyのタッグによる、ディープなアシッドとダビーでブリーピーなオリジナルのトラック3曲収録に加え、”Test 3”の新規ボーカルミックスを加えた特別な10周年記念エディション。名匠Rashad Beckerの手による〈Clunk〉でのマスタリング仕様。

インダストリアル伝説Coilにも参加した経歴を持つスコットランド出身/ニューヨーク拠点のエレクトロニック・ミュージックの先駆者、Psychic TVのDrew McDowallによる7枚目のソロアルバムにして、2024年度最新作『A Thread, Silvered and Trembling』が〈Dais Records〉から堂々アナウンス!同氏の長年の関心事であったピブロッシュ・バグパイプ・スタイルの独特なサウンドを追求した本作は、それらの音素材を電子変容させ、より幅広いエレクトロアコースティックのパッチワークへと落とし込んだ秀逸タイトル。
Manuel Gottsching本人による監修!2021年の『Schwingungen』の再リリースに続き、Ash Ra Templeが3枚目のアルバムとしてTimothy Learyと共に残した唯一のコラボ・スタジオ・アルバム『Seven Up』が50周年記念限定エディションとしてアナログ再発。カバー・アートはスイスの著名アーティスト、Walter Wegmüllerによるもの。1972年8月、スイス・ベルンの〈Sinus Studio〉で録音、同年9月、ドイツ・シュトンメルンの〈Dierks Studios〉でリミックスされた作品。ティモシー・リアリーがリード・ヴォーカルをとり、ワイルドな叫び声のフリークアウト・ブルースを歌う破格の一枚!リアリーによる『Seven Up』の英語版オリジナル・テキスト「Instruction Manual for Pleasure Panel」全文と、メモやマークアップを含む未公開のオリジナル・スクリプト、そして、一部未公開のレコーディング風景の写真を収録。





フィンランドのアンダーグラウンド・シーンを代表する名門レーベル〈Sahko Recordings〉からは、その大主役であるPanasonicによるトラックのZoviet France & Muslimgauzeによるリミックスを搭載したEP作品。タルコフスキー映画のサウンドトラックの亡霊の様なプリミティヴなインダストリアル/ミニマル・テクノなZoviet France側のA面、アラビック&ダブに襲撃を繰り返すレフトフィールドなMuslimgauze側のB面共にカルトな内容の素晴らしい仕上がりです!!!


Grouper meets Carla Dal Forno & アイリッシュなエキゾ・フォーク傑作!ロンドンのアンダーグラウンドシーンを代表する人気オンラインラジオ〈NTS Radio〉にもミックスを提供している(Durutti ColumnやSuzanne Kraft、Michael O'Shea等かけてました!)アイルランド・ダブリン拠点の新鋭シンガー/ミュージシャン、Maria Somervilleによる2019年の傑作LPが同年のライブ音源を追加した新エディションにて登場!フォーク・ミュージックを土台にポスト・パンクやトラディショナルなアイリッシュのモチーフ、ヒプノティックなドローンなどを掛け合わせ、オリジナリティ溢れる世界観を確立した一枚。Grouperも前述のミックスに使用していましたが、テン年代初期に興隆を見たドローン・ムーブメントへの憧憬、バレアリック&アイリッシュな夢見心地のフィーリングが詰め込まれた傑作。消え入るようなその歌声もこの世からはみ出した美しさです。

