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日本のサウンドアーティスト、Chihei Hatakeyamaによる2026年作。ギターを中心にした柔らかなドローンがゆっくりと重なり、時間の輪郭が淡くなっていくような音の世界を描いている。全6曲・約43分、どのトラックも大きな起伏を持たず、微細な揺らぎと質感の変化が少しずつ広がっていく構成。深い霧の中で光がにじむようなサウンドスケープは、彼の作品に通底する静けさの美学をより純度高く示しており、特に11分を超える最終曲では、ほとんど動かないようでいて、耳を澄ますほどに細やかな変化が浮かび上がる。ギターの残響が空間に溶け、耳を澄ますことで、日常の風景が一篇の詩へと変わるような、音の余白と質感を丁寧に扱った作品。

日本のサウンドアーティスト、Chihei Hatakeyamaによる2026年作。ギターを中心にした柔らかなドローンがゆっくりと重なり、時間の輪郭が淡くなっていくような音の世界を描いている。全6曲・約43分、どのトラックも大きな起伏を持たず、微細な揺らぎと質感の変化が少しずつ広がっていく構成。深い霧の中で光がにじむようなサウンドスケープは、彼の作品に通底する静けさの美学をより純度高く示しており、特に11分を超える最終曲では、ほとんど動かないようでいて、耳を澄ますほどに細やかな変化が浮かび上がる。ギターの残響が空間に溶け、耳を澄ますことで、日常の風景が一篇の詩へと変わるような、音の余白と質感を丁寧に扱った作品。

アメリカ中西部のカジノを舞台に、スロットマシンの音響を生々しく捉えたAdrian Rewによるカルト的名作フィールドレコーディング集『Slot Machine Music, Vol. 1 & 2: Field Recordings from Middle American Casinos』。厳重な警備の目を盗み、コートのポケットに潜ませたレコーダーで2013年から現地に通い詰めて密かに録音されたもので、ゲームデザイナーがハーモニーの調和を図るためにハ長調にチューニングしたという無数のスロットのチャイムや電子音が、意図せずしてニューエイジやJoe Jonesによる瞑想音楽を思わせる優美なドローンとして立ち現れる。警備員とのやり取りや利用者の生々しい歓声、深夜の屋外の虫の鳴き声や貨物列車の轟音までがそのまま収められ、美しさと背中合わせにある狂気と寂寥感を浮き彫りにする極上のサウンドスケープ!

OrganumのDavid JackmanやNew Blockaders、Giancarlo Toniuttiといったノイズ・レジェンドたちとのコラボレーションや、Christoph Heemannとの伝説的プロジェクトMirror(1999-2004)の活動でも知られ、英国にて40年以上に静かに影響を与え続ける音楽を生み続けてきたAndrew Chalk。最初期のインダストリアルな作風から、近年の繊細なギターやキーボード、コラージュを用いた楽曲にまで及ぶ長いキャリアを、凝縮した形で提示するような作品『Mystical Obscurant』。近年制作した音源をまとめたもので、ギターの微細な倍音、霞んだ鍵盤、環境音の粒子がゆっくりと重なり、光と影がゆっくり移ろう風景のような音響が広がる。淡い光を放つギターが宗教的な静けさを帯び、ミニマルな反復が穏やかな流れをつくる。環境音やループが絵の具の層のように重なり、コラージュ的な構造が静かに展開する。彼が築き上げた様々な音楽言語を映し出した楽曲群でありながら、どれも一貫して控えめな美しさがあり、抑制と余白の美学に貫かれた静謐な音響作品。
現行エクスペリメンタル/ドローンのアイコン的アーティスト、スウェーデンの作曲家/オルガニストAnna von Hausswolffが2020年に発表した、声もバンド編成も排し、巨大なパイプオルガン一台のみで構築された、彼女のキャリアの中でも特異な位置を占める作品『All Thoughts Fly』。録音はヨーテボリのGOArt Organ Centerに設置された北欧最大級のパイプオルガンを使用。歴史的オルガンの構造を研究し再現した特別な楽器で、その複雑な倍音と空間共鳴が作品全体の核となっている。イタリア・ボマルツォの奇怪な彫像と迷宮的な庭園のあるSacro Boscoをインスピレーション源として、低音の重厚なうねりと、高音の澄んだ響きがゆっくりと交差しながら進む。ミニマルな反復が少しずつ形を変え、石造建築の中を歩くようなスケール感が広がる。歌はないにもかかわらず、フレーズの運びや呼吸がどこか人間的で、声なき歌としてのオルガンが強く印象に残る。静けさの中に強いドラマを宿した、スピリチュアルな一本。
〈Resident Adviser〉の「15 East African Artists You Need To Hear」にも選出!東アフリカは、ケニア・ナイロビ出身の要注意なサウンド・アーティスト/プロデューサー、Joseph KamaruことKMRUが、現代実験電子音楽の大名所〈Editions Mego〉から2020年に発表していた名作がリプレス。まさにフィールド・レコーディング・テクニックと電子アンビエンスの奇跡的なミックス!ついうっとりとさせられる耽美に抑制されたサウンドスケープ、限りなく素晴らしいです。今年の3月にカナダ・ケベック州モントリオールへと旅し、コロナ禍で国境が閉鎖されたことでナイロビへと帰国していた最中に制作された一枚。環境音楽的なミニマリズムや静けさを愛でる風趣さえも抽象的なドローン/サウンド・アートのストラクチャーへと落とし込んだ傑作アルバム!Stephan Mathieuの手により〈Schwebung Mastering〉にてマスタリング。

1975年に結成され、パンク・ムーブメントの果たせなかった約束を完全に達成し、支配体制側を揺るがす手段としてエクストリーム・カルチャーを探求した、音楽、文化、芸術に対する計り知れない影響を及ぼした英国インダストリアル伝説Throbbing Gristle。長らく廃盤となっていた傑作『TGCD1』が〈Mute〉から初めてアナログ化!1986年に〈Mute〉のレーベル〈The Grey Area〉から最初にリリースされた本作は、1979年に彼らの〈Industrial Records Studio〉でTEAC 8トラックを使用して録音された42分のスタジオ録音で構成されたもの。ダークで荒々しいドローンサウンドを収めた初のCD作品のLP化。メンバー全員によるオリジナルのスリーブ・ノートが収録されており、TGの独立系レコード・レーベル〈Industrial Records〉の背後にあるストーリーと精神が明らかなものとなります。同時に再発された『The Third Mind Movements』(こちらも入荷してます)とセットで是非!

Wolfgang VoigtによるプロジェクトGASの最初期音源をまとめた『November 89』が、〈Kompakt〉から登場。1980年代末から90年代初頭に制作されていた音源で、2008年にアートブック付属CDとしてひっそり初出していたものが、初めてのアナログ化。音像は、後年のZauberbergやKönigsforstに見られる深い森のイメージがすでに息づいている一方で、より荒削りで、塊のように重い質感が特徴。「Der Wald」「Das Moor」では低域のうねりが霧のように広がり、森の奥で響く抽象的な反復がゆっくりと形を成す。「Nah Und Fern」は同名コンピとは異なる影の濃い音像で、GASの美学がまだ固まりきる前の生々しさが際立つ。GASの起源を補完するかのような、森の美学が芽生える瞬間を捉えたアーカイブ作品。


唯一無二のドローンサウンドでカルト的人気を博すSarah Davachiによる最新アルバム『The Will of Tongues』がリリース!本作は、3枚組のLP(CDは2枚組)におさめられた2時間以上に及ぶ、これまでで最も野心的な大作となっている。作品には米国・カナダ・オランダ各地で録音されたオルガンのサウンドに加え、EMPAC(ニューヨーク)やアイルランドのLouth Contemporary Music Societyの為に制作された楽曲も含まれている。
参加アーティストはDavachi自身のオルガン演奏に加え、Whitney Johnson(viola)、Eyvind Kang(viola)、Lucy Railton (cello)、さらにはマイクロトーナル金管アンサンブルDiapasonや、スイス拠点の古楽フルート・コンソートPhaedrus、Chamber Choir Irelandなどが名を連ねている。
本作は、反復、調律理論、音色変化、長大な持続時間、垂直的和声といった彼女の作曲的探求を深化させたものであり、ミニマリズムの系譜に連なる精緻な構造を持ちながらも、より意図的で明確な構築性を備えている。各楽器・アンサンブル間でモチーフが受け渡され、時間とともにゆるやかに変容していく。
聴取そのものへの深い敬意を主題とする本作は、容易なリスニング体験を拒みながらも、音そのものと向き合う行為を促す。長大な時間軸の中で生成される音響とその精神的空間は、極めて内省的かつ没入的な聴取体験をもたらす作品となっている。

唯一無二のドローンサウンドでカルト的人気を博すSarah Davachiによる最新アルバム『The Will of Tongues』がリリース!本作は、3枚組のLP(CDは2枚組)におさめられた2時間以上に及ぶ、これまでで最も野心的な大作となっている。作品には米国・カナダ・オランダ各地で録音されたオルガンのサウンドに加え、EMPAC(ニューヨーク)やアイルランドのLouth Contemporary Music Societyの為に制作された楽曲も含まれている。
参加アーティストはDavachi自身のオルガン演奏に加え、Whitney Johnson(viola)、Eyvind Kang(viola)、Lucy Railton (cello)、さらにはマイクロトーナル金管アンサンブルDiapasonや、スイス拠点の古楽フルート・コンソートPhaedrus、Chamber Choir Irelandなどが名を連ねている。
本作は、反復、調律理論、音色変化、長大な持続時間、垂直的和声といった彼女の作曲的探求を深化させたものであり、ミニマリズムの系譜に連なる精緻な構造を持ちながらも、より意図的で明確な構築性を備えている。各楽器・アンサンブル間でモチーフが受け渡され、時間とともにゆるやかに変容していく。
聴取そのものへの深い敬意を主題とする本作は、容易なリスニング体験を拒みながらも、音そのものと向き合う行為を促す。長大な時間軸の中で生成される音響とその精神的空間は、極めて内省的かつ没入的な聴取体験をもたらす作品となっている。
巨匠Charlemagne Palestineが、名手Oren AmbarchiおよびDaniel O’Sullivanとともに、名門〈Black Truffle〉より発表した2025年ロンドン公演のライブ録音盤『KKAARREENNIINNAA』。1997年に亡き愛犬、黒のラブラドールの魂に捧げて録音された重要作「Karenina」をトリオで再解釈したもので、本人の「カラオケ・バージョン」という言葉通り、カセットテープの再生・位相のズレを用いた実験的なアプローチで過去の音源と現在の即興演奏を精緻に交錯させた渾身の記録。持続するオルガン音から全周波数を埋め尽くす濃厚な音響空間へとスケールを広げ、反響するテープの声、Ambarchiのレスリー・ギターが紡ぐ幾層もの残響、そしてO’Sullivanのヴィオラやシンセサイザーが重厚なレイヤーを構築。その中心で響くPalestineの生歌は、幼少期のユダヤ教聖歌の経験や東洋の伝統音楽を背景にしたシャーマニックで強烈な哀悼の旋律となり、鮮烈な印象を残す。単なる過去作の再現にとどまらず、深い祈りと実験精神が美しく結びついた、現代における儀式音楽の最高峰のひとつ!

灰野敬二やジム・オルークのコラボレーターとしてもお馴染みの実験音楽家、Oren Ambarchiが主催する豪州の前衛音楽の一大聖地こと〈Black Truffle〉からはヒンドゥスターニー音楽の最新物件が登場。ルドラ・ヴィーナの巨匠Ustad Zia Mohiuddin Dagarによる未だかつて無く美しいパフォーマンスを収めたアルバム『Vrindavan 1982』がアナウンス。ダガールは、ヒンドゥスターニー宮廷音楽の伝統に対する深く瞑想的なアプローチで有名な音楽家ダガー家の19代目の子孫に当たる人物。1982年に北インドの都市ブリンダーヴァンで開催されたフェスティバル〈Druhpad Samaroh festival〉にて録音された貴重な音源を収録しています。


無限にして永遠に続くグリーフワークの新たな幕開け。John CageやSteve Reich、Brian Enoといった前衛的なヒーローたちの命脈やテープ・ミュージックの伝統を継承し、イージーリスニング〜ファッショナブルになるずっと前のミューザックまであらゆるものをサンプリング、スロウでメランコリックな倍音を通じてスクリュー・ミュージックやヴェイパーウェイヴさえも予言してきたパイオニアにして、アンビエント史に名を残すであろうNYの伝説的ドローン作家、William Basinski。自身が1979年に録音したアーカイブ音源からのテープ・ループを用いて作曲した20年代初となる最新アルバムが〈Temporary Residence〉から登場!これまでの多くの作品と同様に「死と腐敗」をテーマにした深遠な瞑想音楽ながら、02年の代表作『Disintegration Loops』以降のどの作品よりも深く悲しみの弧が描かれた、メランコリックかつ喪失感の蒸気のような異形のスクリュー・ミュージック。The Caretaker〜Natural Snow Buildings〜Grouper辺りのファンももちろん必携です!

9月上旬再入荷。INA-GRMのディレクターとしても知られる電子音響作家Kassel Jaeger が、〈Shelter Press〉からリリースする最新作。タイトルの『Sub Re』はラテン語で「物質の下」を意味し、音の素材そのものの下層に潜む力学や気配を探るというコンセプトが貫かれている。ヴェネツィア・ビエンナーレやシオン・サウンド・ビエンナーレで発表された作品を発展させた楽曲も収録し、近年の活動を総括するような内容だ。フィールド録音、電子音、アコースティック楽器の断片が出自を失ったまま重なり合い、濃密な音塊とほとんど無音に近い空間が波のように交互に押し寄せる。低域のうねりや微細な粒子のざわめきが、海底の圧や巨大な構造物の影を思わせるスケール感を生み出し、聴き手を物質の下へと引きずり込むような深い没入を誘う。GRMの系譜を継ぎながら、静謐な〈Shelter Press〉の美学とも響き合う、現代電子音響の最前線。

2021年作『Haram』から4年、billy woodsとELUCIDによるArmand Hammer とThe Alchemist が再び手を組んだ新作『Mercy』がbilly woods 主宰のレーベル〈Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment〉より登場!前作同様、The Alchemist が従来のソウルやジャズをサンプリングして太いビートを組み立てるビートスタイルから外れても、Armand Hammer の複雑で比喩的・断片的なラップの響き方に寄り添った音作りは今作も健在で、その延長上に、現実と寓話、日常と未来予測が入り混じったような抽象的で鋭いテーマ性がうかがえる作品となっている。今作もEarl Sweatshirt、Quelle Chris、Cleo Reed、Pink Siifu、Kapwani、Silkaなど、多彩な顔ぶれがゲスト参加しており、Armand Hammer の言語による実験と Alchemist のプロダクションと交わって、重層的で寓話的なヒップホップ宇宙が広がっている。
1980年代のEloyが、日本の声明と雅楽、そして電子音響を融合し、「打たれざる音=心の振動」をテーマに構築した大作『Anahata』が世界初の正式出版。天台、真言の僧侶による声明、篳篥、龍笛、笙の雅楽器、Michael Rantaのパーカッション、そしてEloy自身の電子音響がひとつの儀礼空間を形成する、比類なき音響作品。僧侶の声は音の柱として空間に響き、倍音がゆっくりと広がりながら電子音の持続と重なって巨大な音響の呼吸を生む。雅楽器は古代の響きを保ちながらも抽象的な音の色彩として扱われ、電子音の地層に溶け込むことで、伝統と現代が同じ平面で共存する独特の質感が生まれる。宗教音楽でも民族音楽でもない、音そのものが儀礼の役割を担う抽象的な音響儀礼として、Eloyの美学が深く結晶した重要作。

Lawrence Englishによる、『Wilderness of Mirrors』『Cruel Optimism』へと続く三部作の最終章として位置づけられる『The Rest Is My Ghost』。Swans、The Necks、Mats Gustafsson、Chuck Johnsonら多数の演奏者が参加し、重層的な倍音、濁りを含んだテクスチャ、声の粒子がゆっくりと積み重なり、巨大な音の風景を形成していく。美しい層の中に微かな汚れが混ざり、過去の記憶が変質していくような質感が印象的。楽器の輪郭はあえて曖昧化され、リバーブや干渉音によって誰の音か分からないが確かにそこにある幽霊的な響きが生まれる。静けさから始まり、徐々に圧力を増し、地鳴りのような質量へと変化する構造は、Englishが語る「未来の可能性を再び開くための音」の姿そのもの。政治的・文化的な批評性と、アンビエントの深い音響美が同居する一枚。

Lawrence Englishによる、『Wilderness of Mirrors』『Cruel Optimism』へと続く三部作の最終章として位置づけられる『The Rest Is My Ghost』。Swans、The Necks、Mats Gustafsson、Chuck Johnsonら多数の演奏者が参加し、重層的な倍音、濁りを含んだテクスチャ、声の粒子がゆっくりと積み重なり、巨大な音の風景を形成していく。美しい層の中に微かな汚れが混ざり、過去の記憶が変質していくような質感が印象的。楽器の輪郭はあえて曖昧化され、リバーブや干渉音によって誰の音か分からないが確かにそこにある幽霊的な響きが生まれる。静けさから始まり、徐々に圧力を増し、地鳴りのような質量へと変化する構造は、Englishが語る「未来の可能性を再び開くための音」の姿そのもの。政治的・文化的な批評性と、アンビエントの深い音響美が同居する一枚。
結成15周年を迎えたシカゴの音響デュオClearedによる、電子音、フィールドレコーディング、アコースティック断片を長尺の音響風景として編み上げた最新作『Lustres』が〈Room40〉から登場。Clearedの制作は、個別に録音した素材を互いに送り合い、加工し、再び組み直すという独特のプロセスが核となる。本作でも、古いデジタル録音機の荒れた質感と、最新スタジオのクリアな音像が同じ平面に並置されることで、時間の層が折り重なるような音の深みが生まれている。フィールドレコーディングの微細な粒子、低周波の揺らぎ、ギターやパーカッションの残響が、判別できないほど加工されながらひとつの地形のように連なっていく。彼らが長年探求してきた素材の再構築をさらに推し進め、暗い輝きを放つ音響世界を描き出した逸品。
40年以上にわたり、自作楽器Long String Instrumentの探求を続けてきた作曲家/パフォーマーEllen Fullmanの最新作『Elemental View』。本作は100本以上の長大な弦を空間に張り巡らせ、その空間全体を楽器として扱うインスタレーション作品を録音したもの。さらに、ギターやサントゥール、パーカッションを演奏するThe Living Earth Showが参加し、Fullman作品としては珍しいアンサンブル構造が導入されている。Long String Instrumentは、約24mを超える弦を指先で擦りながら歩くことで演奏される。弦の長さの違いによって生まれる倍音は、空間の中で複雑に干渉し合い、音が光の帯のように揺れ続ける独自の音響を生み出す。音がどのように生まれ、どのように空間を移動し、どのように変化していくのか、そのプロセスがそのまま音楽になるというLong String Instrumentの核心を、アンサンブルとの対話によってさらに拡張した意欲作。
