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Pino Palladino, Blake Mills, Sam Gendel - Live at Sound City (12")Pino Palladino, Blake Mills, Sam Gendel - Live at Sound City (12")
Pino Palladino, Blake Mills, Sam Gendel - Live at Sound City (12")ISC Hi-Fi Selects
¥5,978

ジャズ・トリオ、Ingaのリーダーとしても知られ、サイケデリックやアウトサイダー、メディテーティヴと評される自由でユニークなサウンドを営んできた当店ベストセラー作家なLAのサックス奏者のSam Gendelと、De La SoulやD'Angeloなどを始め数々のセッション仕事で知られるベテラン・ベーシストのPino Palladino、そして、Bob DylanやEd Sheeranなどの作品にも参加するギタリスト/マルチ楽器奏者/プロデューサーのBlake Millsという豪華面々が結集した傑作『LIVE AT SOUND CITY EP』が2024年度待望のリプレス!カリフォルニア州ロサンゼルス・ヴァンナイズにある伝説的な〈Sound City Studios〉で1日で録音された、親密な雰囲気の室内楽トリオ作品。グラミー賞にもノミネートされたPalladino & Mills の2021年のアルバム『Notes with Attachments』収録曲の新バージョンも披露されています。4曲を通して、一般的な音楽の語彙を探求しつつ、そこから新しいものを求めて、そして、それらを非日常化する作業に取り組んだ作品に仕上がっています。

V.A. -  Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (LP)V.A. -  Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (LP)
V.A. - Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (LP)Sublime Frequencies
¥5,496

〈Sublime Frequencies〉より、マダガスカル南西部トゥリアラ周辺で生まれたツァピキ音楽の現在地を描き出す屈指のコンピレーションが登場。70年代から進化し続けるマダガスカル南西部の祝祭音楽を、ぶっ壊れ気味のシンセ入りダンス仕様から、現場そのままのアコースティック・ジャムまで縦横無尽に並べている。歪んだエレキギター、弾丸のようなベース、止まることのない高速ビートに乗って、陶酔感に満ちたヴォーカルが叫ぶ。ツァピキは、葬式、結婚式、割礼といった通過儀礼の場で数日に(!)わたって演奏される音楽で、たばこや自家製のラム酒が回され、牛と人が入り混じる赤土の広場で、電化バンドが夜を徹して演奏し続ける。機材は手作り同然、つぎはぎのアンプや木に吊るしたホーンスピーカーを通じて、音楽は何キロも先まで響き渡る。本作が捉えているのは、都市と地方、電気とアコースティック、海辺と内陸の交流から生まれる混沌とした創造の渦。どんなグローバル音楽市場とも無縁のまま、ただ現場の欲求に突き動かされて生まれる音楽は、激烈で、奔放で、そして唯一無二。まさに生と死を祝うために鳴り響く、マダガスカルの現代的祝祭音楽と呼ぶにふさわしい、土の匂いがするロックと東部アフリカならではのナチュラルなトランスが交差したような音世界!ジャケットも最高でたまりません!!

Malombo -  Sangoma (LP)Malombo -  Sangoma (LP)
Malombo - Sangoma (LP)Matsuli Music
¥6,587

南アフリカのギタリスト、ヴォーカリストPhilip Tabane率いる、南アフリカの伝統音楽とジャズを融合させたMalomboの代表作である『Sangoma』。が1978年以来となる初のヴァイナル・リイシュー!Malomboは1960年代にプレトリア近郊のマメロディで結成され、アパルトヘイト下の南アフリカで文化的抵抗とアイデンティティの表明でもあった点で、The Malombo Jazz Makersと音楽的、文化的、人的にルーツを共通とするが、Bahula & RankuによるMalombo Jazz Makersがパーカッションやリズムに重点を置き、よりアフロ・ジャズ的な方向を志向したのに対して、Tabaneは母親が「sangoma(トラディショナル・ヒーラー)」であったことを背景に、スピリチュアルな要素を強く反映させた。ギターは単なる伴奏ではなく、呪術的な旋律を紡ぐ中心的存在で、フルートやパーカッションが絡み合う。声も祈りや呪文のような響きを持っており、ギターを媒介に音楽をスピリチュアルな次元へと昇華させた、アフリカ音楽史において特異で重要な位置を占める一枚。

Docteur Nico / African Fiesta Sukisa - Dr Nico Presents African Fiesta Sukisa 1966-1974 (3LP+Booklet)Docteur Nico / African Fiesta Sukisa - Dr Nico Presents African Fiesta Sukisa 1966-1974 (3LP+Booklet)
Docteur Nico / African Fiesta Sukisa - Dr Nico Presents African Fiesta Sukisa 1966-1974 (3LP+Booklet)Planet Ilunga
¥8,186

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、伝説的なギタリスト、Docteur NicoことNico Kasandaと彼が率いたオーケストラAfrican Fiesta Sukisaの黄金期を包括的に集めた3枚組LP。Nico Kasandaが自身のバンド「African Fiesta Sukisa」を結成した1966年から、彼の音楽的絶頂期である1974年までの重要かつ希少な音源を年代順に収録。彼の死後40年を讃えて、長い期間をかけた準備のもと、ニコの長女であるリリアンヌ・カサンダとの緊密なパートナーシップのもと実現したという偉大なアンソロジー。アフロ・キューバン、ルンバ、チャチャ、アフロビートなどの要素が融合した、華やかで洗練されたルンバ・コンゴレーズは、キューバ音楽の影響を受けつつも、アフリカ独自の甘美なメロディと複雑なリズムが融合。心地よさの中に黒人音楽の奥深い本質を見ることができる、永遠のクラシック。楽曲解説、著名ミュージシャン、ジャーナリスト、ファン、そしてニコの取り巻きによるインタビュー、そして彼の私生活と音楽生活に関する未発表写真を掲載した大型ブックレットも付属。

African Jazz, OK Jazz, African Team, Dibango & Pepito - African Jazz invites O.K. Jazz (1961-1970) (2LP+Booklet)African Jazz, OK Jazz, African Team, Dibango & Pepito - African Jazz invites O.K. Jazz (1961-1970) (2LP+Booklet)
African Jazz, OK Jazz, African Team, Dibango & Pepito - African Jazz invites O.K. Jazz (1961-1970) (2LP+Booklet)Planet Ilunga
¥6,327

コンゴ音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、グランド・カレことJoseph Kabasele率いるAfrican Jazzと、フランコことFranco Luambo率いるO.K. Jazzという、1960年代のコンゴ音楽を牽引した二大巨頭の共演を収めた音源を初めて一つのコンピレーションに集めた2枚組LP。収録されているのは主に1960年代初頭にAfrican Jazzのレーベル〈Surboum African Jazz〉のために録音された楽曲群で、ルンバ、ボレロ、チャチャといったラテン由来のリズムがコンゴ独自のルンバ・コンゴレーズへと昇華させていく過程を捉えている。African Jazzの華やかで洗練された雰囲気と、O.K. Jazzの野太く土着的なムードの両方が共存しており、コンゴ音楽の多様性を深く知ることができる。心地よさの中に黒人音楽の奥深い本質を見ることができる、永遠のクラシック。この作品は、両楽団の遺族公認のもとリリースされており、コンゴ音楽の源流と、その後のスークースへと繋がる発展を理解するための歴史的にも文化的にも価値の高い決定版。

Franco & O.K. Jazz -  Franco Luambo Makiadi Presents Les Editions Populaires (1968-1970) (2LP)Franco & O.K. Jazz -  Franco Luambo Makiadi Presents Les Editions Populaires (1968-1970) (2LP)
Franco & O.K. Jazz - Franco Luambo Makiadi Presents Les Editions Populaires (1968-1970) (2LP)Planet Ilunga
¥6,184

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、コンゴ音楽の「神」と称されるギタリスト、Franco Luambo Makiadiと彼が率いたO.K. Jazzによる、キャリアの重要な移行期を捉えた貴重な2枚組LP。フランコが1968年に設立した自身のレーベル〈Les Editions Populaires〉のために録音された、1968年から1970年にかけての音源をコンパイル。フランコの特徴であるグルーヴ感あふれるギター・ソロと、複数のギターが絡み合う複雑で催眠的なアンサンブルがすでに確立されており、ルンバの持つ切ないメロディと洗練されたダンス・リズムが際立っている。後の全盛期と比べて簡潔だが、クリティカルな極めて質の高い音源となっている。心地よさの中に黒人音楽の奥深い本質を見ることができる、永遠のクラシック。

V.A. -  The Soul of Congo - Treasures of the Ngoma label (1948-1963) (3CD)V.A. -  The Soul of Congo - Treasures of the Ngoma label (1948-1963) (3CD)
V.A. - The Soul of Congo - Treasures of the Ngoma label (1948-1963) (3CD)Planet Ilunga
¥6,327

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、コンゴ音楽の黎明期を記録した歴史的に極めて重要な3枚組CDアンソロジー。1940年代後半から1960年代初頭にかけて、当時のベルギー領コンゴで活動していた最も重要なレーベルの一つ、〈Ngoma〉の膨大なカタログから厳選。ルンバ・コンゴレーズがキューバ音楽の影響を受けながら、いかにして独自のアイデンティティを確立していったか、その発展の初期段階を包括的に示している。アコースティックなギターの繊細なイントロと、優雅でメランコリックな歌唱が特徴で、後に続くエレキギター主導の激しいスークースへと繋がる、古典的で洗練されたルンバの魅力が詰まったコレクション。Grand Kallé、Docteur Nico、そしてその師であるJimmy El Wéberといった、コンゴ音楽のレジェンドたちがまだ若き日に録音した貴重なトラックも収録。

V.A. -  The Soul of Congo - Treasures of the Ngoma label (1948-1963) (3LP)V.A. -  The Soul of Congo - Treasures of the Ngoma label (1948-1963) (3LP)
V.A. - The Soul of Congo - Treasures of the Ngoma label (1948-1963) (3LP)Planet Ilunga
¥8,998

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、コンゴ音楽の黎明期を記録した歴史的に極めて重要な3枚組LPアンソロジー。1940年代後半から1960年代初頭にかけて、当時のベルギー領コンゴで活動していた最も重要なレーベルの一つ、〈Ngoma〉の膨大なカタログから厳選。ルンバ・コンゴレーズがキューバ音楽の影響を受けながら、いかにして独自のアイデンティティを確立していったか、その発展の初期段階を包括的に示している。アコースティックなギターの繊細なイントロと、優雅でメランコリックな歌唱が特徴で、後に続くエレキギター主導の激しいスークースへと繋がる、古典的で洗練されたルンバの魅力が詰まったコレクション。Grand Kallé、Docteur Nico、そしてその師であるJimmy El Wéberといった、コンゴ音楽のレジェンドたちがまだ若き日に録音した貴重なトラックも収録。LP版はCD版から抜粋したLP2枚分とレオン・ブカサの音源を中心とした別の音源をLP1枚分収録。

Grand Kalle & African Jazz, Manu Dibango - Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960-1963) (2LP)Grand Kalle & African Jazz, Manu Dibango - Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960-1963) (2LP)
Grand Kalle & African Jazz, Manu Dibango - Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960-1963) (2LP)Planet Ilunga
¥6,756

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、Grand Kalléと彼のバンド African Jazz、若き日の Manu Dibango による歴史的録音を集めた2枚組LP『Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960–1963)』。Grand Kalléが設立したコンゴ初のコンゴ人による自主レーベル〈Surboum African Jazz〉から1960〜1963年に録音された未発表・稀少音源を多数収録。Grand Kalléの芸術性とManu Dibangoの若き才能が交差する、コンゴ音楽の黎明期とその国際的広がりを体感できる珠玉のコレクション。

African Fiesta - Roger Izeidi Presents Vita Matata with African Fiesta (2LP+Booklet)
African Fiesta - Roger Izeidi Presents Vita Matata with African Fiesta (2LP+Booklet)Planet Ilunga
¥6,327

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、1960年代初頭のAfrican Fiestaによる未発表・稀少音源を多数収録した2枚組アンソロジー『Roger Izeidi Presents Vita Matata with African Fiesta』。ギターにはDocteur Nico、ヴォーカルにはTabu Ley Rochereauなど、コンゴ音楽の巨星たちが参加しており、コンゴ音楽の黄金期を記録した珠玉のアーカイブ作品。16ページのブックレットには、Roger Izeidiによる解説、当時の写真、レーベル資料、ツアー記録などを掲載。

African Fiesta - Oh Esto Y De Irvaba Cumabo / En Guantánamo (7")
African Fiesta - Oh Esto Y De Irvaba Cumabo / En Guantánamo (7")Planet Ilunga
¥2,986

限定330部、ナンバリング入り。フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、コンゴの伝説的バンドAfrican Fiestaのアンソロジー『Vita Matata with African Fiesta』から極上のアフロラテン2曲が先行シングルとして登場。A面は、African Fiestaによるリズミカルなパーカッションとギターが印象的なアフロラテン・スタイルのオリジナル曲。B面は、キューバ音楽の名曲「En Guantánamo」のカバーで、Lingala語とスペイン語が交錯する、コンゴとカリブの融合を感じさせる仕上がり。コンゴ音楽とラテン音楽の交差点を体感できる貴重な音源。

Madala Kunene & Sibusile Xaba - kwaNTU (LP)Madala Kunene & Sibusile Xaba - kwaNTU (LP)
Madala Kunene & Sibusile Xaba - kwaNTU (LP)MUSHROOM HOUR X NEW SOIL
¥5,154

南アフリカのズールー・ギターの伝説的存在Madala Kuneneと、Kuneneを師とするギタリストであり、歌うというよりも夢の語りや祖先との交信のような詠唱に近いヴォーカルスタイルを持ちながら、現代的な作曲家でもあSibusile Xabaによる、師弟関係から生まれた二世代の精神的対話『kwaNTU』。全編ライブ録音で一発録りによる緊張感と親密さがあり、アコースティック・ギターの対話、霊的なヴォーカル、フルート、打楽器、フィールドレコーディングが交錯。Maskandiと呼ばれるズールー・フォークとブルース、ジャズの要素が自然に溶け合う内容で、祖先との対話、土地とのつながり、そして人間性の探求が音楽を通じて表現されている。南アフリカ音楽の深層と現代的な即興性が融合した稀有な事例であり、魂と魂が交差する瞬間を捉えた静かで力強い祈りのような作品。

V.A. -  Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (CD)
V.A. - Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (CD)Sublime Frequencies
¥3,569

〈Sublime Frequencies〉より、マダガスカル南西部トゥリアラ周辺で生まれたツァピキ音楽の現在地を描き出す屈指のコンピレーションが登場。70年代から進化し続けるマダガスカル南西部の祝祭音楽を、ぶっ壊れ気味のシンセ入りダンス仕様から、現場そのままのアコースティック・ジャムまで縦横無尽に並べている。歪んだエレキギター、弾丸のようなベース、止まることのない高速ビートに乗って、陶酔感に満ちたヴォーカルが叫ぶ。ツァピキは、葬式、結婚式、割礼といった通過儀礼の場で数日に(!)わたって演奏される音楽で、たばこや自家製のラム酒が回され、牛と人が入り混じる赤土の広場で、電化バンドが夜を徹して演奏し続ける。機材は手作り同然、つぎはぎのアンプや木に吊るしたホーンスピーカーを通じて、音楽は何キロも先まで響き渡る。本作が捉えているのは、都市と地方、電気とアコースティック、海辺と内陸の交流から生まれる混沌とした創造の渦。どんなグローバル音楽市場とも無縁のまま、ただ現場の欲求に突き動かされて生まれる音楽は、激烈で、奔放で、そして唯一無二。まさに生と死を祝うために鳴り響く、マダガスカルの現代的祝祭音楽と呼ぶにふさわしい、土の匂いがするロックと東部アフリカならではのナチュラルなトランスが交差したような音世界!ジャケットも最高でたまりません!!

Joseph Kamaru - Heavy Combination (2LP)Joseph Kamaru - Heavy Combination (2LP)
Joseph Kamaru - Heavy Combination (2LP)Disciples
¥5,108

ボグダン・ラチンスキーからデニス・ボーヴェル、Phewに至るまで、良質なカルト音源を世に送り出してきた〈Warp〉傘下の〈Disciples〉より、中古市場では全てのカタログがプレミア化しているケニアの知られざるローカル・ヒーロー、故ジョセフ・カマルの編集盤が発売!

収録された17曲は、ハイライフ風のギターを用いた活気あふれるダンスフロア向けのチャントから、アフロ・ファンク、ドラムマシンやキーボードを駆使したディスコ・グルーヴ、フォーク調の哀歌に至るまで幅広い。音楽は生々しく、直接的で、踊れるだけでなく、心に残るフックに満ちている。鋭い歌詞はプロテストソングから恋愛指南にまで及ぶ。カマルは母国においては大物政治家から都市部・農村部の労働者階級に至るまで幅広い層とつながりを持っていた。その音楽は、もっと広い層の聴衆に届くべきものであり、近年クルアンビンを筆頭に盛り上がりを見せるオリエンタル・ファンクの源流をも感じさせる。

ジョセフ・カマルは2018年に惜しくも逝去した。しかしその後、彼のアーカイブは孫であるサウンドアーティストのKMRUによって掘り起こされた。古いカセットを何十本もデジタル化し、このユニークで素晴らしい音楽に特化したBandcampページを立ち上げ、現在までにおよそ50作品をアップロードしている。〈Disciples〉はこのプロジェクトを通して示された音楽の広がりと鮮烈さに強く惹かれ、KMRUに連絡を取り、この作品をさらに文脈化する方法について協力を始めた。そこから長い書簡のやりとりを重ね、収録曲や曲順などを話し合い、最終的にこの愛情を込めたコンピレーションが完成した。収録曲は、KMRUによるオリジナルのテープ転送を基に、ベルリンのDubplates & Masteringにて丁寧にリマスタリングされている。スリーブは、カマル家のアーカイブ資料を使用し、Karolina Kolodziejがデザインを担当。ライナーノーツには、ケニアの学者Maina wa Mutonya、音楽ジャーナリストMegan Iacobini de Fazio、そしてKMRU自身によるエッセイが収められている。レーベルとカマル家は、この作品のリリースを通じて、このケニア音楽界の象徴的人物に対する認知とリスナー層の拡大を願っている。

ジョセフ・カマルについて

ジョセフ・カマル(1939 - 2018)は、アフリカの外ではほとんど知られていないが、1967年以来、母国ケニアの音楽シーンに多大な影響を与えてきた人物である。初期のヒット曲「Celina」と「Thina wa Kamaru」は、妹とともに録音したリズミカルなダンス曲であり、これがカマルをケニアでもっとも有名なベンガとゴスペルの音楽家の一人へと押し上げる礎となった。彼は母語であるキクユ語で多くの歌を歌い、政治活動家であり国民的アイコンでもあった。推定50万枚のレコードを売り上げた彼の音楽は、人生の教訓、政治、社会問題を幅広く取り上げていた。

カマルは1939年、ムランガ地区のカンゲマに生まれた。1957年にナイロビへ移り、清掃の仕事に就く。最初の正式な職は家政夫兼ベビーシッターで、その稼ぎで最初のギターを購入した。1965年に音楽活動を始め、1967年に商業的なブレイクを果たす。彼の音楽キャリアの最盛期は1975年から1985年で、カセットを数多くリリースし、その内容はキクユの民謡を題材としたものだった。1980年代後半には、当時外国人アーティストしか出演しなかったカーニボア・レストランで演奏した初のケニア人アーティストとなった。

彼の多くの曲は政治的で、政府を称賛するものもあれば批判するものもあった。当初は大統領ジョモ・ケニヤッタと良好な関係にあったが、1975年にジョサイア・ムワンギ・カリウキの暗殺を非難する曲を書いたことで対立。その後、ケニヤッタの死後に大統領となったダニエル・アラップ・モイとは親しい関係を築き、1980年にはモイ大統領の随行として日本ツアーに同行した。しかし後に、カマルが多党制民主主義を支持したことでモイの不興を買った。

カマルはVoice of Kenyaのラジオ司会者Job Isaac Mwamtoから大きな支援を受け、彼の音楽は広く紹介された。そのため「ケニアのジム・リーヴス」と呼ばれることもあった。彼は道徳や人生の教訓を扱った約2,000曲を録音し、キクユ音楽の伝説としての地位を確立、東アフリカの音楽シーンに大きな影響を与えた。

1990年代に入り、カマルは「新生」したと宣言し、長年の世俗音楽の演奏をやめることを発表(ただし後年、世俗曲を歌うこともあった)。1993年にはゴスペル音楽に転向し、旧来のグループ「Kamaru Super Sounds」を解散した。この変化は売上に打撃を与えた。彼はかつてケニア・レコード産業協会(KAPI)の会長を務め、ナイロビで教会ミニストリーを主宰、さらにレコード店を2軒経営していた。また、自身の農場にキクユ文化を保存・保護する文化施設を建設することを望んでいたが、2018年10月に亡くなるまでに実現することはなかった。彼は2人の兄弟姉妹、1人の娘、3人の息子を残して世を去った。孫であり同名のジョセフ・カマル、すなわちKMRUは現在ベルリンを拠点に活動する音楽家・サウンドアーティストである。

S.E. Rogie - The Sounds Of S. E. Rogie Vol.1 (LP)S.E. Rogie - The Sounds Of S. E. Rogie Vol.1 (LP)
S.E. Rogie - The Sounds Of S. E. Rogie Vol.1 (LP)Mississippi Records
¥2,979
絶品!シエラレオネを代表するパームワイン・ギター奏者S. E. Rogieの60年代初期音源集がMISSISSIPPIから登場!エレキギターの演奏もアコースティックギターの演奏も収録されていますが、どちらもとろけるような音色のギターとハートフルな歌声がホントにたまりません。ヤシ酒片手に音楽を依り代として天国と交信しているとしか思えない絶品音楽。リヴァーヴのかかり具合とかも最高です。今年は猛暑が続きますが、こんな音楽と共になら乗り越えられそうです。全てのリスナーに大推薦。極一部のリスナーに独占させとくには非常に勿体無い。これは幸せになれる数少ない音楽の一つですよ!
Tidiane Thiam - Africa Yontii (LP)Tidiane Thiam - Africa Yontii (LP)
Tidiane Thiam - Africa Yontii (LP)Sahel Sounds
¥3,437
現代のギタリストの中でも、際立った思慮深い歌声。ニジェール産アウトサイダー・ミニマル・エレクトロニクスからトゥアレグ・ギターまで、サハラ砂漠以南のオブスキュアな音楽や現行シーンを紐解く現代の聖地〈Sahel Sounds〉からは、セネガルの最北端の町ポドルで活動するインストゥルメンタル・ギタリスト、写真家、ヴィジュアル・アーティスト、民俗学者、Tidiane Thiamによる3枚目のアルバム『Africa Yontii』が登場!「本来なら(言葉で)歌うべきことを、代わりにギターで言っているんだ。」深夜のラジオ放送でマンディン・ミュージックを聴きながら独学でギターを学んだというセネガルのポドール出身のTidiane Thiam。本作は、しばしばプーラールの民謡のテーマを作曲に取り入れたスタイルでの作曲も知られる彼が、スタジオ〈M.N. Records〉のヒップホップ・ビート・メーカー、Ndiaye Moctarと組む事で、フィールド・レコーディングや電子音など意外な要素を取り入れた作品となっています。
John Ondolo - Hypnotic Guitar of John Ondolo (LP)
John Ondolo - Hypnotic Guitar of John Ondolo (LP)Mississippi Records
¥2,852
生まれ故郷のタンザニアとケニアを行き来する生活を送り、1950年代から60年代にかけて、インディーズ・レーベルに数々の傑出したシングルを録音した伝説的なギタリスト、John Ondolo。この地域のギター・ミュージックのスタンダードとは異なり、アメリカのブルース・ギタリストが好むオープン・チューニングを使用して催眠的なドローンを作り出し、その上に無限のリズムのバリエーションを重ねていくという独特のスタイルで演奏していた彼の貴重な78回転盤の初期録音を収めた画期的編集盤が〈Mississippi Records〉からアナログ・リリース!!!ケニア・ナイロビのポップ・ミュージック・シーンにアメリカから輸入された最新のロックンロール、若き日にインスピレーションを受けたアバクリア族の音楽などからの影響を軸に、伝統的な東アフリカの楽器とリズムをギターに移植し、アフリカン・ギター・ミュージックの記録史上最もユニークな音楽を発明したアーティストを概観できる全音楽好きにマストな一枚!
V.A. - African Steel (LP)V.A. - African Steel (LP)
V.A. - African Steel (LP)Olvido Records
¥3,869

1953年から1966年にかけて、ウガンダ、南アフリカ、ジンバブエ、ザンビア、コンゴで録音された14曲を収録し、ハワイアン・ギターがアフリカに渡り、土着のリズムや歌と融合して生まれた独自の音楽世界を掘り起こす、世界初となるアフリカのスチール・ギターに焦点を当てたコンピレーション・アルバム!収録アーティストには、ジョージ・シバンダやチャールズ・ソンコ、アドゥ・エレンガといった著名なシンガー、ギタリストから、The Blind Guitar Player、Nongomo Trio といった知られざる奏者までが並び、軽快なダンス・ナンバーから哀愁漂うボトルネック・ブルース風のバラード、さらにはジミー・ロジャーズのカヴァーまで、多彩な音源を収録。ゴードン・アシュワースとマイケル・キーファーが編纂を担当し、音源は 78 回転盤から丁寧に復元、リマスタリング済。歌詞の翻訳や詳細なライナーノーツも付属し、歴史的・文化的背景を照らし出すドキュメントとしても価値ある再発となっている。ハワイアン・スティール・ギターがアメリカを経由しアフリカで受容・変容していった歩みを伝える貴重な記録であり、録音時期の古さを感じさせないスピリチュアルで生き生きとした響きを今に伝える素敵な録音にあふれたコンピレーション。

Various Artists - Nigeria 70: No Wahala: Highlife, Afro-Funk & Juju 1973-1987 (2LP)Various Artists - Nigeria 70: No Wahala: Highlife, Afro-Funk & Juju 1973-1987 (2LP)
Various Artists - Nigeria 70: No Wahala: Highlife, Afro-Funk & Juju 1973-1987 (2LP)Strut
¥4,843

STRUTの名シリーズ『Nigeria 70』に約8年ぶりに加わった『Nigeria 70: No Wahala: Highlife, Afro-Funk & Juju 1973–1987』が入荷できました!本作はDJ/コレクターのダンカン・ブルックナーが監修を担当し、1973年から1987年にナイジェリアで生まれたアフロ・ファンク、ジュジュ、ハイライフの中でも、これまで国外ではほとんど紹介されてこなかった知られざる音源を発掘・収録している。'00年代初頭に火がついたアフロ・ファンク再評価の流れを受け継ぎつつ、今回のコンピでは、ナイジェリア南部デルタ州の少数民族 Ukwuani の音楽や、ヴィクター・ウワイフォを軸としたベニンとの音楽的つながり、ハイライフのレジェンド、レックス・ウィリアムスとパックス・ニコラスによるサイケ・ファンクなど、多彩な文化的背景を丁寧にすくい取っている。土臭さとラテン/北米音楽の影響が溶け合ったグルーヴの連続で、アフリカ音楽ファンはもちろん、レアグルーヴやロック、レゲエ好きも引き込まれること間違いなし!

V.A. - Zulu Guitar Blues (LP)V.A. - Zulu Guitar Blues (LP)
V.A. - Zulu Guitar Blues (LP)Matsuli Music
¥5,943

1950〜1965年の南アフリカで生まれたズールー・ギター音楽の多彩で美しいルーツを掘り起こした貴重なコンピレーション『Zulu Guitar's Pioneering Tricksters』が〈Matsuli Music〉より登場。希少な78回転盤に刻まれていた音源を最新技術で丁寧に修復しており、失われかけていた歴史の一端が、かつてないほど鮮明な音で蘇っている。収録曲は、アパルトヘイト体制下における移民労働者たちの生活と精神の断片を映し出すもので、ハワイアン、カントリー&ウェスタン、初期のムバカンガなど、多様な音楽様式を自在に取り込みつつ、自らの文化的な語りをそこに織り込んでいるのが特徴。ノスタルジアと未来への希求、喪失とユーモアが混ざり合うこの音楽は、まさに「ズールー・ギター」の定義を拡張する、知られざる音楽的遺産。土着のサウンドと異国的影響が織りなす、民俗音楽、戦後アフリカ音楽、ギターを再文脈化する非常に貴重で価値ある録音の数々。今はなき、古き良きアフリカの手触りがたまらない一枚。

Super Djata Band - Authentique Vol. 2 Feu Vert 81-82 (Shadow Clear Vinyl LP)
Super Djata Band - Authentique Vol. 2 Feu Vert 81-82 (Shadow Clear Vinyl LP)Numero Group
¥3,891

狩猟音楽やグリオの詠唱、牧歌的なダンス音楽、フラやマンディングの伝統、そしてサイケデリアやブルース、アフロビートが交錯する、唯一無二の音世界。1980年代のマリを代表するオーケストラ、Super Djata Bandが1981年に発表したアルバム『Authentique Vol. 2 Feu Vert 81-82』が大名門〈Numero〉より登場!本作では、彼らが新たにワウ・ペダルを導入し、さらに次元を超えたサウンドへと突入。トランスを誘うリズム、情熱的なギター・フレーズ、土着のパーカッションが絡み合い、6曲にわたる陶酔的なセッションを展開する。都市バマコの熱気と伝統音楽のスピリットが融合した、時代を超える傑作。伝統音楽に根ざした呪術的とも言えるようなグルーヴはまさにマリの音楽魔術!!

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Madalitso Band - Ma Gitala (LP)Madalitso Band - Ma Gitala (LP)
Madalitso Band - Ma Gitala (LP)Les Disques Bongo Joe
¥2,142 ¥4,258

マラウイのデュオ、Madalitso Bandによる3作目『Ma Gitala』が〈Bongo Joe〉から登場!これまでのライブ感溢れる録音とは異なり、初めてスタジオ制作に挑戦した意欲作。それでも彼らのトレードマークである手作りのババトーン(1弦ベース)、ギター、絡み合う歌声によるシンプルかつ力強いグルーヴは健在。バンジョー音楽、クウェラ、ゴスペル、アフリカン・フォークを土台に、ミニマルながら鮮やかなアコースティック・トランスを展開し、今回の作品では重ねられたボーカルや遊び心あるパーカッション、親しい仲間たちの参加による新たな表情も加わっている。記憶の断片や日常の小さな喜びが編み込まれたような楽曲群は、彼らの音楽が単なるフォークロアではなく、今を生きる音楽であることを強く印象づける。道ばたから始まった彼らの音楽は、ステージへ、そして世界のフェスへと広がったが、底抜けの明るさと内省的な雰囲気を併せ持った本作は、そんな旅路の途中でふと立ち止まり、あらためて自分たちの原点を見つめ直したような作品のように思えてくる。

Madalitso Band - Ma Gitala (CD)
Madalitso Band - Ma Gitala (CD)Les Disques Bongo Joe
¥2,443

マラウイのデュオ、Madalitso Bandによる3作目『Ma Gitala』が〈Bongo Joe〉から登場!これまでのライブ感溢れる録音とは異なり、初めてスタジオ制作に挑戦した意欲作。それでも彼らのトレードマークである手作りのババトーン(1弦ベース)、ギター、絡み合う歌声によるシンプルかつ力強いグルーヴは健在。バンジョー音楽、クウェラ、ゴスペル、アフリカン・フォークを土台に、ミニマルながら鮮やかなアコースティック・トランスを展開し、今回の作品では重ねられたボーカルや遊び心あるパーカッション、親しい仲間たちの参加による新たな表情も加わっている。記憶の断片や日常の小さな喜びが編み込まれたような楽曲群は、彼らの音楽が単なるフォークロアではなく、今を生きる音楽であることを強く印象づける。道ばたから始まった彼らの音楽は、ステージへ、そして世界のフェスへと広がったが、底抜けの明るさと内省的な雰囲気を併せ持った本作は、そんな旅路の途中でふと立ち止まり、あらためて自分たちの原点を見つめ直したような作品のように思えてくる。

Nahawa Doumbia - Vol 2 (CS)Nahawa Doumbia - Vol 2 (CS)
Nahawa Doumbia - Vol 2 (CS)Awesome Tapes From Africa
¥1,872

アフリカ各地のレアグルーヴ/アフロ・ポップの発掘に全力を費やしてきた名ブログ&レーベル〈Awesome Tapes From Africa〉 より新物件。マリ共和国南部マスル地方の伝説的シンガーであり、その孤高の乾いた歌声が印象的なNahawa Doumbiaによる82年の作品『Vol.2』がカセット・リイシュー!〈ATFA〉レーベルの始動を告げる狼煙となった記念碑的作品、『Vol. 3』の再発を以前手掛けていた、象徴的なマリ出身の歌手による広く愛された一枚!1982年にLPとして発表されるも、これまでマリ国外では入手できなかった、マリ共和国において最も永続的な声の一つであるドゥンビアの初期の努力を示す、親密でありながら力強い記録。声とアコースティックギターというシンプルな楽器編成でありつつ、非常に大きな音響的インパクトを秘めた作品。40年にも渡る世界的な称賛を経て、ドゥンビアは、今でもそのパートナーでありギタリストのN’gou Bagayokoと共に世界ツアーを行い、彼女の痛切に訴えるような歌声で人々を魅了しています。

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