Jazz / Soul / Funk
1958 products
アフリカ最高の“ソネーロ”が甦る!
セネガルとキューバを結んだ伝説的歌手の決定版アンソロジー!
西アフリカ音楽史において、キューバ音楽との深い結びつきを象徴する歌手として語り継がれているのがラバ・ソセー(Laba Sosseh)です。1942年にガンビアで生まれた彼は、セネガルとガンビアの両方にルーツを持つ“セネガンビア人”として育ち、英語圏とフランス語圏という二つの文化を自然に身につけました。後に彼は、その豊かな音楽的背景を武器に、西アフリカとラテン音楽の架け橋となる存在へと成長していきます。
彼を見出したのは、“セネガル音楽の父”とも呼ばれるイブラ・カッセ(Ibra Kasse)でした。1960年代初頭、ダカールの名門ナイトクラブ〈マイアミ〉で歌っていたラバの才能に着目したイブラは、彼をスター・バンド・ド・ダカールへ迎え入れます。当時のスター・バンドは、後のセネガル音楽界を担う数多くの名手たちが集まる一大拠点であり、ラバはそこで頭角を現しました。その歌声は早くから高く評価され、「卓越した才能を持つ歌手が現れた」と評されたと伝えられています。
その後、ナイジェリア出身のサックス奏者デクスター・ジョンソン(Dexter Johnson)が率いるスーパースター・ド・ダカールに参加し、さらに大きな人気を獲得。情熱的で伸びやかな歌声と圧倒的な表現力によって、“アフリカ最高のソネーロ(ソン歌手)”と称される存在となりました。彼の代表曲「Seyni」や「Aminata」は、西アフリカ各地で広く親しまれ、後にタブー・レイ・ロシュローやベンベヤ・ジャズをはじめとする数多くの音楽家によって取り上げられるなど、世代や国境を越えて歌い継がれていきました。
その人気は国境を越え、マリではレイル・バンドで活動し、後にはコートジヴォワールへ渡ってSuper International Bandを結成。当時アフリカ音楽の中心地となっていたアビジャンで数多くの録音を残しました。さらにキューバ系音楽家との交流も深く、ロベルト・トーレス(Roberto Torres)やオルケスタ・ブロードウェイとの録音、キューバの名歌手モンギート(Monguito)との共演、さらにはオルケスタ・アラゴーン(Orquesta Aragn)との録音も実現。アフロ・キューバン音楽を体現するアフリカ人歌手として国際的な名声を確立しました。
本作『ラ・ベル・エポック VOL.1』は、そんなラバ・ソセーの全盛期を振り返る2枚組アンソロジーです。代表曲「Seyni」や「Aminata」をはじめ、「Guantanamera」「El Manisero」などキューバ音楽の名曲も収録。彼のレパートリの幅広さと卓越した表現力を改めて堪能することができます。
セネガルでンバラが誕生する以前、西アフリカがソンやルンバ、グァヒーラ、サルサに熱狂していた時代。その中心で歌い続けたラバ・ソセーの歌声は、今なお色褪せることなく輝きを放っています。アフリカ音楽とラテン音楽が幸福な形で結びついていた黄金時代の空気を伝える、まさに決定版と言うべき名編集盤です。
アフロ・ラテン・ファンはもちろん、セネガル音楽の歴史を知りたい方にも強くお勧めしたい作品です。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください
トラックリスト
CD1
1. Unite Africaine
2. Guantanamera
3. Seyni
4. Guateque De Juan
5. Ma Bedou
6. Aminata
7. Fechelen Khaleyi
8. Comolloran
9. Condoleance Au Psdt Houphouet
10. El Manisero
11. Abidjan Me Voy
12. Sindjeli
13. Yo Tango Una Mujer
14. Conel Masayo
CD 2
1. El Guaguanco
2. Ay Que No
3. La Portuguita
4. El Manicero
5. El Divorcio
6. Preparen Candela
7. No Quiero El Son
8. Leyli
9. Sitiera
10. Yamanekh
11. Marie Gomis
12. Boni Boni
1958年に名門オーディオ・レーベル〈Cook Records〉よりリリースされた、カリビアン・ジャズ/カリプソ・ジャズのコンピレーション・アルバム。高音質録音の先駆者であるエモリー・クックが、現地トリニダードで録音したフィールド・レコーディング音源をまとめたもので、1950年代カリビアン・ジャズの熱気と空気感がそのまま封じ込められた、非常にレアかつ内容の濃い一枚となっています。収録曲は、熱気あふれるカリプソのビートに、豪快なサックスやホーンが絡み合うダンサブルなインストゥルメンタル・ジャズが中心。トリニダード・トバゴを代表するサックス奏者シリル・ディアズやジョニー・ゴメスらが率いる楽団などが参加しています。カリプソ・ジャズの最高峰としてクラブ・ジャズ・シーンでも非常に人気の高い、シリル・ディアズ・オーケストラによるアフロ・キューバンの名曲のカヴァー「Tabu」も収録!
1950年代後半から60年代にかけて、コンゴ音楽はアフリカ各地で大きな人気を集める一大ムーヴメントとなりました。その中心にはフランコ率いるOKジャズやグラ
ン・カレのアフリカン・ジャズといった名門グループが存在しましたが、その人気を各地へ運び、ルンバ・コンゴレーズを国境の外へ広めていった重要なバンドもありまし
た。その代表格が、今回ご紹介するリコ・ジャズ(Ry-Co Jazz)です。
リコ・ジャズは1958年、コンゴ音楽黎明期を支えた重要人物アンリ・ボワーヌ(Henri Bowane)によって結成されました。ボワーヌはギタリスト、作曲家、プロデュー
サーとして活躍し、「マリー=ルイーズ」をはじめとする歴史的録音にも関わった人物として知られています。グループ名は「リトム・コンゴレ(Rythmes Congolais=コ
ンゴのリズム)」を縮めたもの。結成後まもなく中央アフリカから西アフリカへ活動範囲を広げ、各地でルンバ・コンゴレーズの魅力を伝えていきました。
やがてギタリストのジェリー・マレカニ(Jerry Malekani)や看板歌手フレディ・ンコンク(Freddy N'KounKou)らを擁したリコ・ジャズは、ガーナ、コート・ディ
ヴォワール、リベリア、ギニア、シエラレオーネ、ガンビアなどを巡業。ガーナではハイライフの巨人E.T.メンサー(E.T. Mensah)とも交流し、各地の音楽家たちに大き
な刺激を与えました。さらにセネガルのダカールを拠点とした時代には、ダカールで録音した作品がフランスのヴォーグから発売され、西アフリカ各地で高い人気を獲得し
ました。
そのサウンドはルンバ・コンゴレーズを基盤としながらも実に多彩です。リンガラ語によるルンバやチャチャチャを中心に、マンボやボレーロなどキューバ音楽の影響を
色濃く反映。さらにフランス語やスワヒリ語の楽曲も取り上げるなど、国境を越えて活動した彼らならではの国際感覚にあふれています。流麗なギター・アンサンブルと軽
快なリズム、親しみやすいコーラスは、OKジャズとはまた異なる開放感を感じさせます。
1964年にはパリへ進出し、さらに1967年にはマルティニークやグァドループなどフランス領アンティル諸島へ活動の場を移しました。この時期には後にOKジャズや
レ・バントゥー・ド・ラ・カピタールでも活躍するサックス奏者ジャン=セルジュ・エスー(Jean-Serge Essous)も参加。リコ・ジャズはアンティル諸島で絶大な人気
を獲得し、その音楽は現地のダンス音楽と結びついて独自の発展を遂げていきます。後にズークを生み出すことになる音楽家たちにも影響を与えたとされ、カッサヴのジャ
ン=クロード・ナイムロ(Jean-Claude Naimro)もその重要性を認めています。
本作『ルンバ・ラウンド・アフリカ』は、そんなリコ・ジャズが1960年代に残した貴重な録音をまとめ、1996年に英RetroAfricから発表された発掘作品です。
RetroAfricはアフリカ音楽の歴史的音源の再評価に大きな役割を果たした名門レーベルとして知られ、本作もその代表的な仕事のひとつ。「Bana Ry-Co」「Mambo Ry-
Co」「Gariophona」などの名演からは、ルンバ・コンゴレーズが西アフリカへ広がり、やがてカリブ海へ渡っていく歴史のダイナミズムを生々しく感じ取ることができま
す。単なる懐古的復刻ではなく、アフリカ音楽が国境を越えて交流し、新たな音楽文化を生み出していった過程を伝える貴重な記録といえるものです。
コンゴ音楽ファンはもちろん、西アフリカ音楽やカリブ音楽、さらにはズークのルーツに興味のある方にもぜひ聴いていただきたい一枚。ルンバ・コンゴレーズが世界へ
羽ばたいた瞬間を記録した、アフリカ音楽ファン必携の名盤です。
植民地支配下のアンゴーラで育まれた新たな都市音楽!
ギターと打楽器が刻む、センバ形成期の鮮烈な鼓動!
アンゴーラは、アフリカ南西部の大西洋岸に位置する国。15世紀末にポルトガル人が進出して以来、長くその植民地支配下に置かれ、奴隷貿易の重要な拠
点ともなりました。20世紀に入ってからも植民地体制は続き、アフリカの言語や文化、伝統音楽は公的な場から遠ざけられていきます。一方、首都ルアンダ
をはじめとする都市部では、アフリカの伝統とポルトガル文化が交わる中から、新たな都市文化が育まれていきました。
世界各地の伝統音楽や歴史的録音を紹介してきたフランスの〈Buda Musique〉が1999年に発表した本作は、ポルトガル植民地支配下のアンゴーラで近代
的な都市音楽が形作られていった1956年から70年までの録音を、全21曲収めたアンソロジーです。
1940年代のアンゴーラでは、アフリカの伝統音楽が植民地社会の周縁へ追いやられる一方、カーニヴァルや黒人/混血層の舞踏会では、アフリカとヨー
ロッパ双方の要素を取り入れた音楽が演奏されていました。第二次世界大戦後には都市化や人口流入が進み、新聞、ラジオ、レコード産業も発展。伝統的な
歌や踊りをギター、ベース、打楽器などによって再構成する新たな音楽が、ルアンダを中心に生まれていきます。
その中心的存在となったのが、1947年頃に結成されたンゴーラ・リトモス(Ngola Ritmos)でした。キンブンドゥ語による歌をギターと小型打楽器で演
奏し、独唱にコーラスが応える伝統的な歌唱法を取り入れながら、後のアンゴーラ音楽を方向づける様式を築き上げました。リード・ギターが旋律を提示し、
リズム・ギターとベース、太鼓、レコ・レコに似た擦奏打楽器ディカンザが複雑なリズムを支えるそのサウンドは、後続の世代へ大きな影響を与えます。メン
バーの多くは民族解放運動にも関わり、中心人物のリセウ・ヴィエイラ・ディアスらは1959年に逮捕され、カーボ・ヴェルデのタラファル収容所へ送られま
した。
本作には、そのンゴーラ・リトモスをはじめ、北部のバコンゴ系音楽とルンバ・コンゴレーズの影響を伝えるサン・サルヴァドール(San Salvador)、ア
ンゴーラ南部の伝統とポルトガル語圏の音楽を結び付け、後に国際的な人気を得たデュオ・オウロ・ネグロ(Duo Ouro Negro)、キンブンドゥの歌唱伝統
を都市音楽へと発展させたエリアス・ディア・キムエズ(Elias Dia Kimuezu)らを収録。さらにRuy Mingas、Lilly Tchiumba、Teta Lando、Luis
Visconde、Os Kiezosなど、60年代末から70年代へ向かうアンゴーラ音楽の広がりを示す歌手、楽団が続きます。
音楽的には、センバを軸に、カーニヴァル音楽や社交舞踊、北部バコンゴ系の音楽、ルンバ・コンゴレーズ、ブラジル、カリブ、ポルトガル音楽の影響が交
錯しています。ギターと打楽器を中心とする素朴で力強い演奏には、形成期ならではの生々しい躍動感があり、同時にこの時代の音楽は、アンゴーラ人として
の文化的な自覚や植民地支配への抵抗とも深く結び付いていました。政治的な主張を直接表に出しにくい状況の中、キンブンドゥ語の歌や諺、日常生活を描
く物語、社会風刺を通して、人々は自らの文化と感情を表現したのです。
独立前のアンゴーラ社会と、そこで育まれた都市音楽の姿を伝える全21曲。アンゴーラ音楽の源流とセンバ成立の背景を知るうえで貴重な一枚です。
コンゴ共和国を代表するシンガー、Pamelo Mounk'aの代表曲を収録した編集盤。Les Bantous de la Capitaleなどでの活動を経てソロとして円熟期を迎えた彼の、甘く伸びやかなハイトーン・ヴォーカルと華やかなホーン・セクションが美しく交錯。アフロ・キューバン〜ラテンの影響を感じさせる優美なルンバの歌唱から、後半のギターリフレインが跳躍する躍動的なセベンへの展開まで、洗練されたコンゴ・ルンバのエレガンスと熱量が凝縮されたアルバム。
1993年に発表された、コンゴの伝説的楽団OK Jazzの遺産を受け継ぐバンド、Bana OKによるアルバム『Bakitani』。1989年にフランコ・ルアンボが亡くなったことで、30年以上にわたり彼が率いてきた巨大な楽団OK Jazzは大きな転機を迎える。しかし、その偉大な喪失を乗り越えた9人の主要メンバーが「OKの子供たち」を意味するBana OKを結成し、師フランコが築き上げたトゥ・プイサン(Tout Puissant=全能)サウンドの継承を試みた。バンドを率いたのは、長年フランコの右腕として活動したサックス奏者/作曲家Rondot Kasongo Wa Kasongo。さらに、Fan Fan Sesengo、Papa Noel、Thierry Mantuikaというベテラン・ギタリストたちが参加し、ヴォーカルにはOK Jazz晩年を代表する女性シンガーBaniel Mbambouと、甘美なテナー・ヴォイスで人気を博したMalage de Lugendoらを擁する。コンゴ音楽黄金期を支えた名手たちが再び集結し、フランコ・ルアンボが確立した流麗なギター・アンサンブル、しなやかなリズム、豊潤なヴォーカル・ハーモニーを現代へと受け継いだ一枚。師への敬意と深い愛情を湛えながら、リンガラ音楽の不滅の魅力を響かせる、コンゴ音楽史における重要な継承作品。
Marvin Gayeのプロデュースでも知られるLeon Ware参加。数多くサンプリングされ続けてきた名作!前作『Perfect Angel』からのメガヒット「Lovin’ You」の狂騒を経て、1975年にリリースされたMinnie Ripertonの芸術的ピークを示す名盤『Adventures In Paradise』。ジャズ、ファンク、メロウ・ソウルの要素が高次元で結実した成熟のサウンド、彼女の代名詞である5オクターブの驚異的な歌声とホイッスルボイスはどこまでも伸びやかに響き、エレガントな管弦アレンジと親密なソングライティングに美しく溶け込む。優美でセンシュアルなメロディとみずみずしい音響が見事な調和を見せる、70年代ニュー・ソウルの金字塔的傑作。
Grateful DeadのJerry Garciaと、鍵盤奏者Howard Walesが1971年に残したインストゥルメンタル・ジャズ・ロックの怪作『Hooteroll?』。John KahnやBill Vitt、Martin Fierroら強者のサポートを得て、型にとらわれない即興セッションをそのまま刻み込んだもので、ポップスの構造を削ぎ落としたアンサンブルのなか、Howard Walesの革新的なキーボードワークとJerry Garciaの雄弁でメロディックなギターがスリリングに対話。ジャズの即興性を核に、サイケデリック・ロック、ブルース、ファンク、プログレが複雑に絡み合い、流動的なグルーヴが立ち上がる。初期ジャズ・フュージョン史においても決定的な重要性を持つ、ガルシア関連のサイド・プロジェクト屈指の実験的名盤。
1960年代初頭に花開いたエキゾチック・ジャズの美学を、ヴィブラフォン奏者Cal Tjaderならではの視点で追求した1964年の異色作『Breeze From The East』。彼が得意とするラテン・ジャズの躍動的な基盤と清涼感あふれるヴィブラフォンの響きに、日本をはじめとする東アジアの旋律美や異国情緒あふれる音響表現を融合。ピアノ、オルガン、フルート、パーカッションが織りなす洗練されたアンサンブルが、繊細でアトモスフェリックなオリエンタル・ラウンジ空間を優美に描き出すエキゾチカ/モダン・ジャズの隠れた名盤。

11月6日発売。名作『Welcome to the Afterfuture』をはじめ、アンダーグラウンド・ヒップホップの極北を歩んできたMike Laddが、実に10年以上ぶりとなる待望のソロ・アルバム『Nonechosen』を〈Backwoodz Studioz〉からリリース。近年も映画サントラ制作や現代美術作家との協働など多岐にわたる表現を展開してきた彼が、自らのセルフ・プロダクションをベースに、名プロデューサーPreservationが絶妙な微調整を施して研ぎ澄ませたサウンド。長年の同胞であるNo SurrenderやTom Degeeterも参加し、重厚なポエトリー・リーディングと抽象的なビート、鋭利なノイズと引き締まったミニマリズムが交錯。過去の威厳を保ちつつもより深みを増したスポークン・ワードと、ダークで洗練されたアブストラクト・ヒップホップが見事な調和を見せている。往年のアンダーグラウンド・ファンはもちろん、Billy Woods率いる〈Backwoodz〉周辺の先進的ヒップホップを追う層にもアピールする、充実の一枚。

11月6日発売。名作『Welcome to the Afterfuture』をはじめ、アンダーグラウンド・ヒップホップの極北を歩んできたMike Laddが、実に10年以上ぶりとなる待望のソロ・アルバム『Nonechosen』を〈Backwoodz Studioz〉からリリース。近年も映画サントラ制作や現代美術作家との協働など多岐にわたる表現を展開してきた彼が、自らのセルフ・プロダクションをベースに、名プロデューサーPreservationが絶妙な微調整を施して研ぎ澄ませたサウンド。長年の同胞であるNo SurrenderやTom Degeeterも参加し、重厚なポエトリー・リーディングと抽象的なビート、鋭利なノイズと引き締まったミニマリズムが交錯。過去の威厳を保ちつつもより深みを増したスポークン・ワードと、ダークで洗練されたアブストラクト・ヒップホップが見事な調和を見せている。往年のアンダーグラウンド・ファンはもちろん、Billy Woods率いる〈Backwoodz〉周辺の先進的ヒップホップを追う層にもアピールする、充実の一枚。

11月6日発売。深いファンクのポケットへと沈み込むようなグルーヴを軸に、ドイツ・ハンブルクを拠点とするWinston Brothersが、約4年ぶりにオハイオの名門レーベル〈Colemine Records〉へ帰還。2010年代以降のハンブルク・ソウル/ファンク・シーンの豊かな土壌を背景に、70年代のソウル映画音楽へと深く分け入り、そのブラックシネマ遺産を現代へと引き継ぐセカンド・アルバム。Isaac Hayes、Willie Hutch、Roy Ayers、J.J. Johnsonらが手掛けた、ホーンを前面に据えた70年代のサウンドトラックに影響を受け、シネマティックで濃密な音響空間を参照しながらも、単なるヴィンテージ・ファンクの再現に留まらず、現在進行形のグルーヴとして再編。70年代の映画音楽が持っていた、映像の背後で都市や人物、物語を陰影深く描き出すような音響感覚を受け継ぎながらも、その遺伝子を現在へと通過させることで、いまなお更新され続けるファンクの最前線を鮮やかに示した作品。
11月中旬再入荷。Amy WinehouseやBruno Marsらのバックを務めてきたブルックリンの最高峰ソウル・ドラマーHomer Steinweissと、繊細なファルセットを持つフォーク・シンガーPaul Springを中心に結成されたHoly Hiveによる、ソウルのタフなグルーヴとフォークの静廉な詩情を見事に融合させたフォーク・ソウルの決定盤『Float Back To You』。Homerの手による太く骨太なドラム・ボトムと、Paulの儚くも流麗なファルセット・ボーカルおよびアコースティック・ギターが交差するアンサンブルは圧巻。ハープ奏者Mary LattimoreやThe RootsのDave Guyら豪華客演陣を交えつつ、古代ギリシャ詩の引用やアイルランド伝統曲の現代的解釈、甘美な日常の情景を描いた親密なメロディがヴィンテージな温もりとともに広がっていく。聴き込むほどに深い味わいを醸し出す洗練された楽曲群と、研ぎ澄まされたアレンジが結実したタイムレスな傑作。
