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7FO - ヒーリング剣 (7")7FO - ヒーリング剣 (7")
7FO - ヒーリング剣 (7")Em Records
¥1,815
サーフ・シンセ・アシッド・ダンスホール・ロック!!!(©Tapes)
電子音楽家、7FO(ななえふおー)久々のエム・レコード・リリースは、7FOのイメージを塗り替える新境地NEWチューンかつシングル・オンリー。7インチ盤でお届けします!

「謎のDIY音楽家になった気分」(気分でなく実際そう)で臨んだという新曲「ヒーリング剣」は、7インチポップス時代とジョー・ミークへのオマージュとして、7FO史上初めてシングル・フォーマット用に制作したもの。しかし、7FOがそのままジョー・ミークになろうはずはなく、その意気込みは温泉の湯気のように霧散して湯上りRGMサウンドに凝結、、、この曲を聞いたジャクソン・ベイリー (Tapes/Rezette) は「Surf synth acid dancehall rock!!」とのけぞった。
カップリングの「蛇 」は一発録りのモノラル・ロウファイひと筆書きチューンで、定評ある7FOのライブ演奏が堪能できます。

アートワークはジャンボカゾク(撮影・デザイン:たけむら千夏、装丁:山尾圭介)が担当。
7FO - 竜のぬけがら (CD)
7FO - 竜のぬけがら (CD)Em Records
¥2,200
Captain Ganja + 細野晴臣 + A.ラッセル!? これが噂の浄土ダブ・ニューエイジ・ベース!あのTapesも惚れ込んだ天然の才、7FOの全曲新録NEWアルバム完成!!!! ほのかに草の香り漂う涅槃用BGMでフワフワ~と白昼夢体験〜。 RVNG、Bokeh Versionsなど先端レーベルからオファーが舞い込み先に海外で注目度急上昇中、日本は置いてけぼり?という声も聞こえますが待ちなさい!我々はこの才能がストーンドして爆発するのをじっと待ち続け、遂に覚醒の時が来た!!!!!! 7FOとこれまでの電子音楽作家との決定的な違いは、アンビエント~ニューエイジなシンセ・エレクトロニクスを天然のエスニックさでダブ~レゲエっぽく処理してしまう、欧米勢にもない感覚を宿している点だ。そのセンスこそが、時代が求める音を生み出し、RVNG的ニューエイジ~電子音楽系、ニュールーツ・リバイバルからエクストリームなベースミュージック、La Monte YoungからEquiknoxxのファンにまで越境し支持される理由だ。喩えるなら、もしYEN~Monad期の細野晴臣が2010sベースシーンに登場したらどうなったか?という、まだまだ謎のポテンシャルを秘める。そんな『竜のぬけがら』の魅力は、かえって何も知らない人に聞かせたほうが真価を真っ直ぐ受けとれる!?あのTapesに「これで俺が音楽作る理由が無くなった……」と言わしめた、7FOのランドマークとなるであろうナチュラルハイ無添加チルアウト決定盤!!(樋口寛人氏による装丁がこの音の視覚化に成功。)
7FO - 竜のぬけがら (LP)7FO - 竜のぬけがら (LP)
7FO - 竜のぬけがら (LP)Em Records
¥2,970
2023年リプレス!Captain Ganja + 細野晴臣 + A.ラッセル!? これが噂の浄土ダブ・ニューエイジ・ベース!あのTapesも惚れ込んだ天然の才、7FOの全曲新録NEWアルバム完成!!!! ほのかに草の香り漂う涅槃用BGMでフワフワ~と白昼夢体験〜。 RVNG、Bokeh Versionsなど先端レーベルからオファーが舞い込み先に海外で注目度急上昇中、日本は置いてけぼり?という声も聞こえますが待ちなさい!我々はこの才能がストーンドして爆発するのをじっと待ち続け、遂に覚醒の時が来た!!!!!! 7FOとこれまでの電子音楽作家との決定的な違いは、アンビエント~ニューエイジなシンセ・エレクトロニクスを天然のエスニックさでダブ~レゲエっぽく処理してしまう、欧米勢にもない感覚を宿している点だ。そのセンスこそが、時代が求める音を生み出し、RVNG的ニューエイジ~電子音楽系、ニュールーツ・リバイバルからエクストリームなベースミュージック、La Monte YoungからEquiknoxxのファンにまで越境し支持される理由だ。喩えるなら、もしYEN~Monad期の細野晴臣が2010sベースシーンに登場したらどうなったか?という、まだまだ謎のポテンシャルを秘める。そんな『竜のぬけがら』の魅力は、かえって何も知らない人に聞かせたほうが真価を真っ直ぐ受けとれる!?あのTapesに「これで俺が音楽作る理由が無くなった……」と言わしめた、7FOのランドマークとなるであろうナチュラルハイ無添加チルアウト決定盤!!(樋口寛人氏による装丁がこの音の視覚化に成功。)
Alexandra Atnif - Rhythmic Brutalism Vol. 1 & 2 (2CD)
Alexandra Atnif - Rhythmic Brutalism Vol. 1 & 2 (2CD)Em Records
¥2,420
ポスト・プルリアント? EG?? ムスリムガーゼの再来??? 現役最強のリズミック・ノイズ/ドラムンノイズ・テクノ女子、衝撃のアレキサンドラ・アトニフ!

80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ!! ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする女性音楽家アレキサンドラ・アトニフは、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。

彼女はヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。その装飾を削ぎ落としたトラック群はエスプレンドー・ジオメトリコら偉大なる先人たちを彷彿とさせる凄みを既に漂わせる。ミニマル・テクノの機能性を保ちつつ、クラブ・ミュージック通過後のノイズ/インダストリアル・ミュージックが失ったヴァイブス、凶暴性を感じさせる唯一無二のサウンドは、既存のインダストリアル・テクノとは一線を画している。

今回、自主盤アルバムをA.A自身がリワークし、EM Records Editionとした新編集の『リズミック・ブルータリズム 第1集』と、その続編となる新作『同 第2集』を同時リリースする。ミニマル・テクノ寄りの『第1集』、より抽象的で電子音楽寄りの『第2集』と印象は異なるが、全編に作家のブルータリズムがみなぎる激烈内容。ブリン・ジョーンズも草葉の陰で頷いてくれるに違いない!※CD版は『Vol.1』と『Vol.2』の2枚組セットとなります(LP版と同内容です)。
Alexandra Atnif - Rhythmic Brutalism Vol. 1 (LP)
Alexandra Atnif - Rhythmic Brutalism Vol. 1 (LP)Em Records
¥2,420
ポスト・プルリアント? EG?? ムスリムガーゼの再来??? 現役最強のリズミック・ノイズ/ドラムンノイズ・テクノ女子、衝撃のアレキサンドラ・アトニフ!

80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ!! ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする女性音楽家アレキサンドラ・アトニフは、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。

彼女はヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。その装飾を削ぎ落としたトラック群はエスプレンドー・ジオメトリコら偉大なる先人たちを彷彿とさせる凄みを既に漂わせる。ミニマル・テクノの機能性を保ちつつ、クラブ・ミュージック通過後のノイズ/インダストリアル・ミュージックが失ったヴァイブス、凶暴性を感じさせる唯一無二のサウンドは、既存のインダストリアル・テクノとは一線を画している。

今回、自主盤アルバムをA.A自身がリワークし、EM Records Editionとした新編集の『リズミック・ブルータリズム 第1集』と、その続編となる新作『同 第2集』を同時リリースする。ミニマル・テクノ寄りの『第1集』、より抽象的で電子音楽寄りの『第2集』と印象は異なるが、全編に作家のブルータリズムがみなぎる激烈内容。ブリン・ジョーンズも草葉の陰で頷いてくれるに違いない!
Alexandra Atnif - Rhythmic Brutalism Vol.2 (LP)
Alexandra Atnif - Rhythmic Brutalism Vol.2 (LP)Em Records
¥2,420
ポスト・プルリアント? EG?? ムスリムガーゼの再来??? 現役最強のリズミック・ノイズ/ドラムンノイズ・テクノ女子、衝撃のアレキサンドラ・アトニフ第一集!

80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了。ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする女性音楽家アレキサンドラ・アトニフは、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。

彼女はヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。その装飾を削ぎ落としたトラック群はエスプレンドー・ジオメトリコら偉大なる先人たちを彷彿とさせる凄みを既に漂わせる。ミニマル・テクノの機能性を保ちつつ、クラブ・ミュージック通過後のノイズ/インダストリアル・ミュージックが失ったヴァイブス、凶暴性を感じさせる唯一無二のサウンドは、既存のインダストリアル・テクノとは一線を画している。

今作『リズミック・ブルータリズム 第2集』は、より抽象的で電子音楽寄り最近作をまとめたもの。『第一集』から早くも大きく変化を見せ、全編に作家のブルータリズムがみなぎる激烈内容。ブリン・ジョーンズも草葉の陰で頷いてくれるに違いない!
Altz - Escape : The Reconstruction of Isophonic Boogie Woogie (CD)
Altz - Escape : The Reconstruction of Isophonic Boogie Woogie (CD)Em Records
¥2,487
トリッピーなフリージャズとオーガ ニック・ディスコが衝撃の核融合。我らがアンダーグラウンド・ヒーロー、アルツがローランド P. ヤングの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』を丸ごと大改造して再構築。千住宗臣氏(ex-ボアダムス)の生ドラム&パーカッションをフィーチャーし、DJ Kenseiも参加した、もはやリミックスなんて気安く呼べる次元ではない、ローランドと時空を越えて行ったクロスオーヴァー・ディープセッション。これ はアルツのアルバムであり、もうひとつの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』だ!
Angkanang Kunchai - みんな、忘れないでね (CD)
Angkanang Kunchai - みんな、忘れないでね (CD)Em Records
¥2,530
ポコラ本掲載(五つ星)でサイケ・コレクターにも知られる本アルバムは、「イサーン・ラム・プルーン」(1972) 大ヒット後、人気絶頂となったアンカナーンが、自ら組織した楽団で興行した時代の重要作品である。自身の楽団でアルバムを作れる歌手は少なく、その点でも 大変珍しい。内容は様々なモーラム型をやった1st アルバムを踏襲しつつ、当時最新のルークトゥンを歌ってよりポップス化しているのが特徴で、惚れ惚れする抜群の歌唱力は1st以上だ。録音は 1977-79年頃。

スリン・パクシリ制作のモーラムとルークトゥンが<結婚した>革命的な新音楽「イサーン~」で若くしてモーラム歌手 のトップに躍り出たアンカナーンだが、その後「イサーン~」ほどのビッグヒットに恵まれなかった。しかし、楽曲クオリティーとヒットが常に比例するわけで はないのは周知のことで、これだけキラー曲が集まってヒットしなかったのは正に事故。ご多分に漏れずシングル曲を集めた本アルバムの流通枚数は少なく、某 有名DJ達が拍車をかけ、今やとんでもないプレミアが付いてしまった。今回はファンの間で何かと物議をかもす(?)オリジナル・ジャケットをそのまま使 い、元々収録されていた別歌手の2曲を削除し、アンカナーンのみの10 曲で構成した。新マスタリングで劇的に生まれ変わった音も注目!解説はもちろんSoi48。

※注「モーラム」:モーは達人、ラムは声調に抑揚をつけながら語る芸能。つまり“語りの達人”で、その歌手と芸能の両方をさす名称。モーラムは“歌”ではない。イサーン(タイ東北部)が本場。

・選曲・解説・装丁:Soi48
・日本語・英語解説/日・英訳詩/貴重写真多数

CD版:通常ジュエルケース/24頁ブックレット
Angkanang Kunchai With Ubon-Pattana Band - Isan Lam Plearn (CD)
Angkanang Kunchai With Ubon-Pattana Band - Isan Lam Plearn (CD)Em Records
¥2,750
イサーン(タイ東北部)のウボンラーチャタニー県に生まれたアンカナーン・クンチャイは、モーラム界に現れた天才少女で、“歌える”モーラム歌手(注3)の第一世代にあたる。国を代表するモーラム歌手、チャウィーワン・ダムヌーンに幼少から弟子入りし、10代半ばで名門楽団、ウボン・パタナー・バンドの主役歌手になった。

本アルバムのタイトル曲である「イサーン・ラム・プルーン」(1972年)は彼女が16歳で吹き込んだもので、現在人気絶頂のターイオラタイにまで歌い継 がれる不朽の名作である。同曲はウボンの名プロデューサー、スリン・パクシリを代表する仕事でもあるのだが、理由はこの曲がモーラムをはじめとするイサーンの音楽と、バンコク主導のルークトゥンを融合させた新音楽“ルークトゥン・イサーン”(注4)の幕を開けた曲だからだ。天才的なレコー ド・マン、パクシリが“発明”したルークトゥン・イサーンは、モーラム楽団がロックバンド化し、ルークトゥンのノリで演奏し生まれたもので、モーラムの伝統のタブーも破ってしまった実は相当に奇抜な音楽。しかし「イサーン~」が映画『ブアランプー』の主題歌として大ヒットし、この禁断のカッコ良さに皆が感 化され、次々とルークトゥン・イサーンが演奏されていくことに。後にこれが伏線となってイサーン音楽が全国を浸食、90年代にはタイでモーラム・ブームが 起こり、ルークトゥン歌手もモーラムを歌わないと興行出来ない状態になった歴史的背景もある。

パクシリ制作の本作は、アルバムといえばシングル曲の寄せ集めというタイで、コンセプチュアルな統一感をもっている点が極めて重要。ウボン・パタナー・バンドの過激なまでにジャンル越境した演奏に、少女の可憐な声が乗る不思議な世界……その後登場するルークトゥン・イサーン諸作と隔絶した存在感をもつ問答 無用の名盤だ。ボーナスとして数多ある「イサーン~」のカバーから、コンペッチ・ケーナコーンによるヴァージョンを収録。英語・日本語解説&歌詞説明付き (必読!)。
Bank - True Tempo (CD)
Bank - True Tempo (CD)Em Records
¥1,980
心の中の本当のテンポはどんな感じ?
『Light Wave』に続くエムのJ-Indie popは、時代の空気と関係のないHYPEなポップスを追求する5人組、バンクのNEWアルバム。ミックス/マスタリングはあの神田朋樹!

バンクは、90年代初頭のアングラ・シーン:東京ネオアコ~初期クラブ・ミュージック~Crue-L(瀧見憲司主宰)周辺で活動してきた正に「渋谷系」の当事者、ブリッジ、ラブ・タンバリンズ、アーチという伝説的バンドを経たミュージシャン等によって2006年に結成。中核は中村大(gtr, voc)と鈴木望(drums)。奇をてらうことなく「良い音楽を良い演奏で」をモットーにしているが、彼らの消し去れない素地であるニューウェーブ~ポストパンク~ネオアコ、フェイク・ジャズ~ファンカラティーナと、中村のどうしようもない80s好きが自然に出てしまい、新旧区別の付かない音になってしまっている(何故か全員デュランデュラン好き)。

無機的な中村のソングライティングを支えるのは、AORをバックグラウンドに持つリズムの柱であるベースの平見文生(ex. ラブ・タンバリンズ)とノン・グルーヴのYMO的ドラミングが持ち味の鈴木であり、このミスマッチで生まれる奇妙に心地よい都市的グルーヴ感も魅力だ。ミックス/マスタリングは90年代からの盟友である神田朋樹(天才!)。今回はバンク初のヴァイナル版もリリースします!
Bank - True Tempo (LP)
Bank - True Tempo (LP)Em Records
¥2,640
心の中の本当のテンポはどんな感じ?
『Light Wave』に続くエムのJ-Indie popは、時代の空気と関係のないHYPEなポップスを追求する5人組、バンクのNEWアルバム。ミックス/マスタリングはあの神田朋樹!

バンクは、90年代初頭のアングラ・シーン:東京ネオアコ~初期クラブ・ミュージック~Crue-L(瀧見憲司主宰)周辺で活動してきた正に「渋谷系」の当事者、ブリッジ、ラブ・タンバリンズ、アーチという伝説的バンドを経たミュージシャン等によって2006年に結成。中核は中村大(gtr, voc)と鈴木望(drums)。奇をてらうことなく「良い音楽を良い演奏で」をモットーにしているが、彼らの消し去れない素地であるニューウェーブ~ポストパンク~ネオアコ、フェイク・ジャズ~ファンカラティーナと、中村のどうしようもない80s好きが自然に出てしまい、新旧区別の付かない音になってしまっている(何故か全員デュランデュラン好き)。

無機的な中村のソングライティングを支えるのは、AORをバックグラウンドに持つリズムの柱であるベースの平見文生(ex. ラブ・タンバリンズ)とノン・グルーヴのYMO的ドラミングが持ち味の鈴木であり、このミスマッチで生まれる奇妙に心地よい都市的グルーヴ感も魅力だ。ミックス/マスタリングは90年代からの盟友である神田朋樹(天才!)。今回はバンク初のヴァイナル版もリリースします!
Banyen Rakkaen - Lam Phloen World-class: The Essential Banyen Rakkaen (CD)
Banyen Rakkaen - Lam Phloen World-class: The Essential Banyen Rakkaen (CD)Em Records
¥2,750
バーンイェン・ラーケンは現在も全盛の女性マス・アイドル・モーラムという存在を築き上げた第一人者で、60年代後半からアンカナーンやホントーン等含む数多の歌手の目標になったスーパースターだ。イサーンの大物プロデューサー、テープパブットに見いだされた彼女は、西欧音楽をいち早く取り入れた都会的なモーラムをひっさげ、ド派手な衣装と妖艶なステージ演出で伝統的なモーラム興行を破壊。この時代を先見した<パッタナー>(※タイ語で発展、開発の意)具合は当時非難もされたが、それ以上に熱狂的に支持され現代の本流になったという影響力は図り知れない。

彼女が支持されたのは見た目の可愛いさ派手さだけでは決してなく、歌の良し悪しが第一だった時代にデビューし、伝説的モーラム歌手の間で芸をもまれ、歌の巧さでも人々を魅了した才色兼備の歌手だったからだ。それもそのはず、モーラムの古典的な徒弟制下で学んだバーンイェンの歌唱力は折り紙付き。今や国を代表する歌手の一人である(日本のタイ・フェス出演経験もあり)。

今回は彼女が最も猛威を振るった70 年代の革新的モーラム&ルークトゥン作品をコンパイルし、ド派手でアップな曲からしっとり歌い込む渋い曲までバランス良く配分。バーンイェンの生来の才能である歌の巧さに焦点を当てた「聴き込める」ベスト盤だ。選曲・解説・装丁はもちろんSoi48!
Banyen Rakkaen - Lam Phloen World-class: The Essential Banyen Rakkaen (LP)
Banyen Rakkaen - Lam Phloen World-class: The Essential Banyen Rakkaen (LP)Em Records
¥2,750
バーンイェン・ラーケンは現在も全盛の女性マス・アイドル・モーラムという存在を築き上げた第一人者で、60年代後半からアンカナーンやホントーン等含む数多の歌手の目標になったスーパースターだ。イサーンの大物プロデューサー、テープパブットに見いだされた彼女は、西欧音楽をいち早く取り入れた都会的なモーラムをひっさげ、ド派手な衣装と妖艶なステージ演出で伝統的なモーラム興行を破壊。この時代を先見した<パッタナー>(※タイ語で発展、開発の意)具合は当時非難もされたが、それ以上に熱狂的に支持され現代の本流になったという影響力は図り知れない。

彼女が支持されたのは見た目の可愛いさ派手さだけでは決してなく、歌の良し悪しが第一だった時代にデビューし、伝説的モーラム歌手の間で芸をもまれ、歌の巧さでも人々を魅了した才色兼備の歌手だったからだ。それもそのはず、モーラムの古典的な徒弟制下で学んだバーンイェンの歌唱力は折り紙付き。今や国を代表する歌手の一人である(日本のタイ・フェス出演経験もあり)。

今回は彼女が最も猛威を振るった70 年代の革新的モーラム&ルークトゥン作品をコンパイルし、ド派手でアップな曲からしっとり歌い込む渋い曲までバランス良く配分。バーンイェンの生来の才能である歌の巧さに焦点を当てた「聴き込める」ベスト盤だ。選曲・解説・装丁はもちろんSoi48!
Barton & Priscilla McLean - Electronic Landscapes (CD)Barton & Priscilla McLean - Electronic Landscapes (CD)
Barton & Priscilla McLean - Electronic Landscapes (CD)Em Records
¥2,750
自然環境、外的要素から得たイメージを音に彫刻するコンポーザー・デュオ、バートンとプリシラのマクリーン夫妻が1979年にフォークウェイズで発表した電子ランドスケープ・アルバム『Electro-Symphonic Landscapes』の新装CD化。新たに3作品を追加収録し、作者自身の選曲/解説/監修でおくる完全版。

バートンとプリシラのマクリーン夫妻は今までにそのプロフェッショナルな作曲活動、演奏活動を通して、傑出したLPやCDを発表してきたという長い実績がありますが、この作品が特にユニークなのは、夫妻が1975年から2001年までの間繰り広げてきた広範囲で多岐にわたるピュアな電子音楽の全てのエッセンスを、初めて一枚のCDに包含するという試みです。興味深いことに、彼らの使用楽器や製作環境は変わったにも関わらず、作曲へのアイデアは以前となんら変わっておらず、それが一枚のCDへの統一感を与えています。

このCDのカヴァーデザインを構成している「Song of Nahutal」のグラフィックな譜面に関連して、バートン・マクリーンと、グラフィック・アーティストのゲイリー・パイルは音によって引き起こされる潜在意識の映像的な側面を探求する必要性を感じました。その芸術的解釈は音のダイナミクス、タイミング、可聴外の高、低音のエリア、組織的な音色の様相までを、まったく独自な芸術的表現で具現化しています。(ライナーノート序文より抜粋)
Bharat Karki and Party - International Music (CD)
Bharat Karki and Party - International Music (CD)Em Records
¥2,252
始まりから終わりまで、ときにヒンズー教のマントラを唱えながら、西洋音楽、ラテン、アラビア音楽を織りまぜたヘヴィーなパーカッションの狂騒インディアン・ファンクで攻め立てる。クレジット表記によるとミュージシャンは総勢16名の大所帯。エレキギター、エレキベースなど西洋電気楽器、インドの打楽器山盛りで、笛やオルガンやムーグらしき電子楽器(!)、男女コーラスと雄叫びも加わって曲はハイテンションでバースト。カトマンズへのトリップ、カルカッタ賛歌、私とダンスしに行こう、などが曲目にあり、全曲ラモーンズのように短く、太く濃ゆく燃え上がる。聴くほどに頭の中が沸いて痺れてきそうだが、そもそも一体何の為にプレイしたのかわからない。インドの人の若さバクハツ、1978年録音の衝撃の全8曲!!
Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (CD)
Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (CD)Em Records
¥2,420
2000年代のベストセラーとなった新型ルーツロックレゲエ『Walatta』で一躍有名になったブレンダ・レイは、ポストパンク/ニューウェーヴ時代から活躍し た人で、リヴァプールやマンチェスターを拠点に、スリッツ、ポップグループ、ニューエイジステッパーズ(A. シャーウッドと交流があった)等と同じく、レゲエ/ダブ/ファンク/ロックのクロスオーヴァーの先端音楽をやっていた。彼女にはPOP なずば抜けたセンスがあり、80 年代半ばはソロとして英Virgin 等で作品を発表。かの『Walatta』はその「後」のブレンダのソロ・キャリア集成のようなアルバムであった。

本作『ドゥヤ・ヒア・ミー!(聞いてんの!?)』は『Walatta』以前の、初期の名作選集である。

収録曲はNaafi Sandwich / Naffi Sandwich または Naffi (ナッフィー)と名乗って活動したバンド時代の音源で、当時のリリースはもっぱらD.I.Yなカセットテープと7 インチ。彼らはライブ・バンドとして結成されたわけではなく、アイデアにまかせて作品を録音制作するユニットだった。
本コンピで聴けるのはもうひとつの『Walatta』の世界で、リズムや手法にジャマイカ音楽の影響が濃厚だが、「レゲエを演奏する気はなく、 “Dub-up”したかった(= ダブのヴァージョンをやりたかった)」という彼らの音としてのレゲエ・クロスオーヴァーを演奏する。
表題曲の「D'ya Hear Me!」はリズムボックスを使って4 トラのテレコで録ったD.I.Y 魂炸裂のPOP チューン。「Naffi Take Away」、「Krazee Music」などヘヴィーでキュートなレゲエ・クロスオーヴァー、ド・ディープでダークなルーツレゲエ風インスト「Spring Thing- Hippy Dread」、『Walatta』人気曲「Starlight」の原曲(!)「Moonbeams」、ヤング・マーブル・ジャイアンツ風の 「Everyday Just Another Dream」、未発表のオリジナル長尺版などなど。最後に今回彼女が“発掘” した「D'Ya Hear Me!」のデモを収録。ポストパンク/ネオアコ・ファンにも大推薦!!
Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (LP)Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (LP)
Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (LP)Em Records
¥3,520

2023年リプレス!2000年代のベストセラーとなった新型ルーツロックレゲエ『Walatta』で一躍有名になったブレンダ・レイは、ポストパンク/ニューウェーヴ時代から活躍し た人で、リヴァプールやマンチェスターを拠点に、スリッツ、ポップグループ、ニューエイジステッパーズ(A. シャーウッドと交流があった)等と同じく、レゲエ/ダブ/ファンク/ロックのクロスオーヴァーの先端音楽をやっていた。彼女にはPOP なずば抜けたセンスがあり、80 年代半ばはソロとして英Virgin 等で作品を発表。かの『Walatta』はその「後」のブレンダのソロ・キャリア集成のようなアルバムであった。

本作『ドゥヤ・ヒア・ミー!(聞いてんの!?)』は『Walatta』以前の、初期の名作選集である。

収録曲はNaafi Sandwich / Naffi Sandwich または Naffi (ナッフィー)と名乗って活動したバンド時代の音源で、当時のリリースはもっぱらD.I.Yなカセットテープと7 インチ。彼らはライブ・バンドとして結成されたわけではなく、アイデアにまかせて作品を録音制作するユニットだった。
本コンピで聴けるのはもうひとつの『Walatta』の世界で、リズムや手法にジャマイカ音楽の影響が濃厚だが、「レゲエを演奏する気はなく、 “Dub-up”したかった(= ダブのヴァージョンをやりたかった)」という彼らの音としてのレゲエ・クロスオーヴァーを演奏する。
表題曲の「D'ya Hear Me!」はリズムボックスを使って4 トラのテレコで録ったD.I.Y 魂炸裂のPOP チューン。「Naffi Take Away」、「Krazee Music」などヘヴィーでキュートなレゲエ・クロスオーヴァー、ド・ディープでダークなルーツレゲエ風インスト「Spring Thing- Hippy Dread」、『Walatta』人気曲「Starlight」の原曲(!)「Moonbeams」、ヤング・マーブル・ジャイアンツ風の 「Everyday Just Another Dream」、未発表のオリジナル長尺版などなど。最後に今回彼女が“発掘” した「D'Ya Hear Me!」のデモを収録。ポストパンク/ネオアコ・ファンにも大推薦!!

Brenda Ray - Walatta (CD)
Brenda Ray - Walatta (CD)Em Records
¥2,530
今年2022年で発売15周年。(故)リー・ペリーも驚きのきらめくヘヴィー・ラヴァーズ・ロック/ストレンジD.I.Yレゲエ大傑作ベストセラー。フィシュマンズやラブワンダーランド、7FO好きにもスイセンします。

ジャマイカ産70s-80sルーツ・レゲエのリディムに色んな楽器とウィスパリング・ヴォーカルをオーバーダブしてリミックス。レゲエ世界観をスタジオ側で刷新した問題作でテン年代DIYレゲエの名盤です。『ワラッタ』はルーツ・レゲエのリディムを土台に鍵盤、金管楽器、打楽器、口笛や琴などを重ねてトラックをつくり、スーザン・カドガン、カヒミカリィ、ドゥワップ調の多重録音ヴォーカルをのせるという荒技でつくりだしたもの。いわばリー・ペリー的なディスコミックス手法を駆使した空想的ラヴァーズロック作品で、ゆえにサウンドはヘヴィーでドリーミーでトリッピー。なお、題名の『ワラッタ』はエチオピアで「長女」を意味する。

■ブレンダ・レイについて■
ブレンダ・レイは70年代半ばの英ニュー・ジャズ・シーンから活動するミュージシャン・プロデューサーで、リバプール/マンチェスターを拠点とし、これまでNaffi (Sandwich)/Inside Out/Brenda &The Beach Balls/Its Immaterial等で活動。シンガーだけでなく、演奏、作曲、エンジニアもこなすマルチタレントで、本作『ワラッタ』の制作も全て彼女ひとりの手によるものだ。

*紙ジャケット+インサート封入
*解説:ブレンダ・レイ
*英詩掲載
*日本語・英語両掲載
Chabaphrai Namwai & Banyen Rakkaen - Lam Phloen Songthaew Fanclub (7")
Chabaphrai Namwai & Banyen Rakkaen - Lam Phloen Songthaew Fanclub (7")Em Records
¥1,100
エム+Soi48のタイ音楽アーカイブ・シリーズ最新作は、発売を控えるスリン・パークシリ先生のモーラム仕事集(シリーズ史上最高傑作を宣言)からのシングル・カット……ではなく、その前祝いに投下するアルバム未収/シングルオンリーのモーラム爆弾。モーラム好きなら黙って一曲勝負の片面7インチ。

タイ好きなら身を乗り出してしまう題名「ラム・プルーン ソンテウ愛好会」は、70年代~80年代で最も優れたメジャー興業モーラムのひとりだったチャバープライ・ナームワイとモーラム女王、バーンイェン・ラーケンのデュオというそれ自体キラーな組み合わせの希少録音で更に未CD化。今回が初の再発となる。本作は、常に<音楽面>の面白さを追求した発明家的プロデューサー、スリン・パークシリ先生が80年代初頭、自身のティッソー・ラム・プルーン楽団で行った一連の録音セッションのハイライトのひとつであり、ラム・プルーンものの特上品だ(その他のキラー曲はごっそりコンピレーションに収録)。ベースギターがブンブンうなるこのティッソー・ラム・プルーン楽団のエレクトリック・トラックに、チャバープライとバーンイェンのマイクを奪い合うようなモーラム・バトルが展開するチューン。「タクシー!タクシー!」とタクシー運ちゃんを容赦なく煽るモーラム姐さん達のこの熱いラムを一発かければディスコは爆発することだろう。

VINYL用マスターとカッティングはベルリンD&Mスタジオの古参エンジニア( レゲエ関係のスペシャリスト) のグッドジョブで音質保証。

+ 二つ折りスリーブ封入
+ スリン・パークシリ先生のゴム判押印
+ 日本語・英語訳詩掲載
Clan Caiman - Asoma (Rises) (CD)
Clan Caiman - Asoma (Rises) (CD)Em Records
¥1,980
アルゼンチン・ニュー・ニュージックを代表する音楽家、エミリオ・アロ率いる五重奏団、クラン・カイマン(和名:カイマン族)のセカンド・アルバム登場。更に徹底した抑制の下、催眠音と原始的な脈動で奏でられる高湿度の室内部族音楽。

アルゼンチンのマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロが「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトで結成した5人編成のバンド、クラン・カイマン。デビュー作『Clan Caimán』(2018)は、ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、トータス、トミー・ゲレロ、マーティン・デニー好きなどに幅広く聞かれるアルバムだった。注目の2作目である本作『Asoma (英語でRises)』でもカリンバを改造したアロの創作楽器<カリンバフォン>がアンサンブルの要となって地域不明のエスニシティーを匂わせるが、高いミュージシャンシップを持つアルゼンチンの演奏者達をして前作以上に抑制を課した編曲と演奏には<故意の退化>という方向での進化(深化)が聞き取れる。「ヴォーカルもシンバルもファンファーレもありません」とアロ自身が説明するように、8つの楽曲には気を引く派手な編曲や和声進行上のクライマックスを捨て去った上でのメトロエスニシティー感覚が、その演奏の音場には怪しい生暖かさと催眠性が充満する。高湿度の空気を封じ込めた装丁デザインは今回もSebastian DuranとIan Kornfeld。
Clan Caiman - Asoma (Rises) (LP)Clan Caiman - Asoma (Rises) (LP)
Clan Caiman - Asoma (Rises) (LP)Em Records
¥2,420

アルゼンチン・ニュー・ニュージックを代表する音楽家、エミリオ・アロ率いる五重奏団、クラン・カイマン(和名:カイマン族)のセカンド・アルバム登場。

更に徹底した抑制の下、催眠音と原始的な脈動で奏でられる高湿度の室内部族音楽。アルゼンチンのマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロが「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトで結成した5人編成のバンド、クラン・カイマン。デビュー作『Clan Caimán』(2018)は、ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、トータス、トミー・ゲレロ、マーティン・デニー好きなどに幅広く聞かれるアルバムだった。注目の2作目である本作『Asoma (英語でRises)』でもカリンバを改造したアロの創作楽器<カリンバフォン>がアンサンブルの要となって地域不明のエスニシティーを匂わせるが、高いミュージシャンシップを持つアルゼンチンの演奏者達をして前作以上に抑制を課した編曲と演奏には<故意の退化>という方向での進化(深化)が聞き取れる。「ヴォーカルもシンバルもファンファーレもありません」とアロ自身が説明するように、8つの楽曲には気を引く派手な編曲や和声進行上のクライマックスを捨て去った上でのメトロエスニシティー感覚が、その演奏の音場には怪しい生暖かさと催眠性が充満する。高湿度の空気を封じ込めた装丁デザインは今回もSebastian DuranとIan Kornfeld。

Clan Caiman - Clan Caiman (CD)
Clan Caiman - Clan Caiman (CD)Em Records
¥2,200
ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、トータス、トミー・ゲレロ、マーティン・デニー、密林バレアリック系、どれかのファンなら絶対的にスイセン! アルゼンチンの才能、エミリオ・アロの新作はバンド名義での幻想的かつメローでミニマルなエキゾ・トライバル・ミュージック。エム・レコードから世界発売。

アルゼンチン音楽ファンには説明不要のマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロがこの10年で発表したソロ作『Panorámico』(2007)と『Estrambótico』(2012)は、音響派以降の新世代がフォルクローレ・リバイバルの影響下に制作した完全なスタジオ作品だった。しかし、ここにきてシーンのキーマンがあえてバンドを結成したのは極めて重要。南米のワニの名をもじったこの怪しいバンド名<カイマン族>のデビュー・アルバムとなる本作は、架空の部族の奏でる音楽を空想した、あるはずの無い秘境に流れる音楽というコンセプト。カリンバを改造したカリンバフォン(名前も最高!)というアロの自作楽器を中核に据え、ゆったりした波動でメローかつ幻想的に、徹底してミニマルに演奏されるバンド・グルーヴにはかなりの催眠性と中毒性がある。アルゼンチン音楽ファンだけに独占されるのはもったいない、ハイラマズやVIDEOTAPEMUSICのファンも絶対にハマること間違いなしのユル~いエキゾ幻想音楽!
Clan Caiman - Clan Caiman (LP)
Clan Caiman - Clan Caiman (LP)Em Records
¥2,750
ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、トータス、トミー・ゲレロ、マーティン・デニー、密林バレアリック系、どれかのファンなら絶対的にスイセン! アルゼンチンの才能、エミリオ・アロの新作はバンド名義での幻想的かつメローでミニマルなエキゾ・トライバル・ミュージック。エム・レコードから世界発売。

アルゼンチン音楽ファンには説明不要のマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロがこの10年で発表したソロ作『Panorámico』(2007)と『Estrambótico』(2012)は、音響派以降の新世代がフォルクローレ・リバイバルの影響下に制作した完全なスタジオ作品だった。しかし、ここにきてシーンのキーマンがあえてバンドを結成したのは極めて重要。南米のワニの名をもじったこの怪しいバンド名<カイマン族>のデビュー・アルバムとなる本作は、架空の部族の奏でる音楽を空想した、あるはずの無い秘境に流れる音楽というコンセプト。カリンバを改造したカリンバフォン(名前も最高!)というアロの自作楽器を中核に据え、ゆったりした波動でメローかつ幻想的に、徹底してミニマルに演奏されるバンド・グルーヴにはかなりの催眠性と中毒性がある。アルゼンチン音楽ファンだけに独占されるのはもったいない、ハイラマズやVIDEOTAPEMUSICのファンも絶対にハマること間違いなしのユル~いエキゾ幻想音楽!
Clan Caiman - Pica-Pau (CD)Clan Caiman - Pica-Pau (CD)
Clan Caiman - Pica-Pau (CD)Em Records
¥2,310

「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトの元に結成されたアルゼンチンの五重奏団、クラン・カイマン(和名:カイマン族)のサード・アルバム完成。本作ではその有機的な室内部族音楽に現代エレクトロニクス技術を持ち込み、初のヴォーカル曲も導入して跳躍。おなじみの催眠中毒度は最強に。

アルゼンチンの作曲家エミリオ・アロ率いるクラン・カイマンはアルゼンチンのグループだが、彼らの時代を超越した有機的な音楽は国籍を超えている。仲間内で何やら録音してはたまに作品を発表するその衒いのない姿に信頼感がある。彼らのサード・アルバムとなるこの『ピカパウ』(キツツキ)は、これまでで最も抽象的でミニマルな作品だが、冷たい抽象主義でもなく、厳格なミニマリズムでもない。その象徴的なアルバム名が示唆しているように、リズムとテクスチャーに焦点をあてた『ピカパウ』は、暖かく催眠的で、2023年から24年にかけて制作されたにもかかわらず、ずっと以前から存在していたかのようだ。エム・レコードからリリースした前作『カイマン族』(2018)や『アソマ』(2021)と同じく、本作はアロの自作調律打楽器であるカリンバフォン(親指ピアノを改造した創作楽器)でアンサンブルが支えられている。エスノ感が強烈に作動するカリンバフォンのパターンが、リバーブのかかったラップ・スティールとギターの波の間を縫うように流れ、ベースの下降音とシンバル抜きのパーカッションによって、音楽は時を超えた大河のように、否応なく前へと流れていく。作曲では大半を嬰ヘ短調とホ短調で統一し、都会の閉鎖的なトレンド環境から離れ、生命に囲まれた深い夜の世界に浸っているような感覚を与える。これまでのアルバムと同様、インストゥルメンタル・アルバムだが、最後の曲「Tulipán Song」 (Tulip Song)で初のヴォーカル曲を披露している。これはオープニング・トラックのヴォーカル・ヴァージョンで、アロが考案した言語で歌われている。

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