Dead Mind Records
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Enno Velthuys - Different Places (LP)Dead Mind Records
¥3,162
こりゃ「あちら」側の音だ。シアトルの大名門〈Light In The Attic〉が編纂した3大ニューエイジ・コンピの一角、欧州版『I Am The Center』こと『The Microcosm: Visionary Music of Continental Europe, 1970-1986』でも紹介されていた蘭のカルトな地下アンビエント作家、シンセサイザー奏者にして、60年代には様々なバンドのギタリストとしても活動、ドローイング作品も残していたという同国の伝説的存在、Enno Velthuys。昨年に引き続き、彼が87年に残した大変希少なカセット作が史上初となるアナログ化!版元は今作もThe HatersやClub Moral、Contagious OrgasmにHermann Nitschなど実に尖った面々を手がけるノイズ/アヴァン系のレーベル〈Dead Mind Records〉。前衛音楽ファンにとっては、De FabriekやKapotte Muziekといった名前が真っ先に思い浮かぶ蘭の地下/前衛音楽シーンの最深部で活動。Radioheadとの共作も知られるチェロ奏者、Oliver Coatesもフェイバリットに挙げる存在ですが、活動当時はカセット作品しか残しておらず、その作品が単独LP化されたのは昨年先行して再発された『A Glimpse Of Light』が初となっていました。そんな彼の楽曲が初めてLP作品に収録されたのは、1970年から86年に及ぶ欧州産ニューエイジ/アンビエントを再評価目線でコンパイルした前述の『The Microsm』となっていますが、VangelisやAsh Ra、Popol Vuhといった著名なアクトから、リバイバル以降に巨大な存在へと飛躍したGigi Masin、Francesco Messinaという面々が並ぶ中で一際異彩を放つ存在でもありました。本作には、当時の地下シーンのカセット・ネットワークに幻滅し、精神状態も悲しいほどに悪化していたという経緯も反映されてか、吉村弘やエリック・サティの陰影が没入感溢れる広々としたコズミック・アンビエンスとミックスされた様な、メランコリックな箱庭の音楽。リマスタリングを手がけるのはジム・オルークとの昨年のコラボ作も当店好評だった同国のベテラン作家Jos Smolders。

Plus Instruments - 79/80 (LP)Dead Mind Records
¥4,541
かつては〈Vinyl-on-demand〉や〈Emotional Rescue〉といった名門レーベルも目を付けて掘り起こしていた、オランダ拠点のカルト人気なポスト・パンク・バンドことPlus Instrumentsが79年から80年にかけて残した基調楽曲を収めたコンピレーション・アルバム『79/80』が、Club MoralやJeph Jerman、Enno Velthuysなどの作品を発表、発掘していた〈Dead Mind Records〉より登場。Nigel Jacklinの伝説的ファンジン『Alien Brains』によって配布された入手困難な自主制作デビュー・カセット『Truss Plus Instruments』からの8曲と、同時期(1979年〜1980年)の膨大なアーカイブから厳選された6曲を収録。本作は首謀者のDe Grootが自宅で行なった録音を収めたもので、実験的かつミニマル、インダストリアルでありながらのちに発表されたほとんどの作品とは全く異質な内容となっています。エレクトロニック・ミュージックの個性的な女性パイオニアの形成期を示すものとして極めて重要なアンソロジー作品。