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ベルギーの音楽家Hieleによるレフトフィールド・エレクトロニクス、IDM、ニューエイジな要素が混ざり合ったアルバム『Emo Inhaler』。レトロなシンセサイザーの音色、遊び心のあるメロディ、深みのあるテクスチャと不規則で複雑なリズムが印象的な本作は、複数のスタジオや列車のコンパートメントで録音。断片をつなぎ合わせたような、奇妙な楽しさと、どこか懐かしいメランコリーが交錯する無邪気で不可思議な音響空間。視覚芸術家や映像作家とのコラボレーション経験を活かした空間や映像と結びつくような映画音楽的な感性と、どこかズレたポップ性を併せ持っている。「感情の吸入器」というタイトル通り、感情の断片を音で吸い込むような夢幻的な作品。

12月中旬再入荷。アメリカのミニマリスト詩人ロバート・ラックスによる詩の朗読を中心に構成されたサウンド・ポエトリー作品『Living in the Present』。1990年代にギリシャ・パトモス島で録音された音源をもとに、電子音響とフィールド録音、トランペットが繊細に絡み合いなだら、彼の静かな語りが展開され、静けさと言葉の余白を重視した詩の世界が音と共に穏やかに広がってゆく瞑想的な空間を生み出す。言葉と音が互いに干渉せず、静けさの中で共存する構成が印象的で、今この瞬間、というテーマが、音と語りを通じて穏やかに伝わってくる。音楽というよりも詩と環境音の対話ともいうべきもので、詩の余白と音の静けさが溶け合い、聴くという行為そのものに深い気づきをもたらす、稀有な音のドキュメント。
本田Qの2ndソロアルバム「ことほぎ(言祝ぎ/呪言)」。AB面の2部構成で、A面では音を楽しむ音楽讃歌が、B面では「イデオロギスト」の流れを汲むコンシャスな内容がうたわれている。盟友NaBTokに加え京都から猿吉、Livingdead、ジャッキーゲンが、洛外からはDJ KENSEI、alled、COBA5000、Earth Paletteが参加。さらにSOFTのSIMIZ、Kobeta PianoのShoichi Murakamiといった様々なセッショニスト達がその独自のサウンドを寄せている。

「現代音楽で最も魅力的なボーカリストの一人」と称される南アジアのヴォーカリスト、マルチ奏者、作曲家のGanavyaがShabaka Hutchings主宰の〈Native Rebel Recordings〉から最新スタジオ・アルバム『Like the sky I've been too quiet』をアナログ・リリース。Kofi Flexxx、Floating Points、Carlos Niño、Leafcutter John、そして、マーキュリー賞にノミネートされたベーシストのTom Herbertといった豪華ゲストが集結した一枚。Quincy JonesやWayne Shorter、Esperanza Spaldingなど、ビッグネームと仕事を共にしてきた要注目アーティストによる全13曲は、幽玄な声と溢れんばかりの魅力的なエネルギーに溢れたものとなっています。
コンセプチュアル・アートやメールアートの主要人物であるUlises Carrionの、1989年にプライベートで流通していた音源「Trios & Boleros」をベースに再構成・再編集したカセット作品『Ulises Carrión』が、オランダは〈Counter Culture Chronicles〉から登場。 Ulises Carriónが晩年に録音した言語と構造に関する実験的なサウンド・ポエトリーで、言語の構造・順序・反復・リズムといった要素を巧みに操作することで、意味をずらしたり消したりしながら、聴覚的な体験を創出。彼の作品では、声の抑揚や間、反復、沈黙といった音の質感が重要な構成要素となり、言葉は音楽や空間の一部として機能しており、詩でも音楽でもなく、言語そのものを素材として扱う、極めて実験的で芸術的なアプローチが取られている。Ulises Carrionの芸術的視点が凝縮された、希少かつラディカルな音のドキュメント!

Angus MacLiseやSun Ra、Allen Ginsberg、Timothy Learyといったカウンターカルチャーの偉人たちによる録音資料を、味わい深いカセットで紹介する地下レーベル〈Counter Culture Chronicles〉から、ビート詩人であり東洋思想の探求者でもある、現在京都在住のルイーズ・ランデス・リーヴァイによる、ジャック・ケルアック生誕100周年記念朗読が再発。この朗読音源は、もともと彼女のボックスセットに収録されていたもので、片面カセットテープとしてリリースされていたが、今回の再発では、新しいアートワークが施され、B面にルイーズ自身の新録と、彼女が関わるユニット Bombay Lunatic Asylum の音源を追加収録。A面の朗読は、彼女自身の精神世界とビートの遺産が交錯するような深い響きを持っており、そこに新たに加わったB面のトラックは、彼女の現在の活動を反映する補遺として、過去と現在を橋渡しする役割を果たしている。
Angus MacLiseやSun Ra、Allen Ginsberg、Timothy Learyといったカウンターカルチャーの偉人たちによる録音資料を、味わい深いカセットで紹介する地下レーベル〈Counter Culture Chronicles〉から、ビート詩人であり東洋思想の探求者でもある、現在京都在住のルイーズ・ランデス・リーヴァイによる、2021年5月にミッデルハイム美術館でクリストフ・アルベルタインによって収録された音源が登場。パンデミック下、日本に滞在していたレヴィの朗読が遠隔で届けられ、ブルース・ナウマンの作品「Diamond Shaped Room with Yellow Light」の空間に重ね合わされた。そこに、Bart De PaepeとKoen Vandenhoudtによるユニット Bombay Lunatic Asylumがハルモニウム、シュルティボックス、サーランギ、ベルを響かせ、仏教音楽の外縁を思わせる催眠的な儀式性を帯びた音響世界が立ち上がっている。60年代後半にはテリー・ライリーやアンガス・マクリースと共に活動し、パンディット・ラム・ナラヤン、アリ・アクバル・カーン、さらにはラ・モンテ・ヤングにも師事した彼女の長い探求の軌跡と現在進行形のヴィジョンが交錯する小宇宙のような作品。

2017年9月にリリースされたIrreversible Entanglementsのセルフ・タイトル・デビューアルバムが〈International Anthem〉創立11周年記念リイシュー・シリーズとして、新しい帯と未公開写真、そしてベーシストLuke Stewartによる新しい解説を収録して、めでたくも再発。本作は詩人のCamae Ayewa(Moor Mother)、ベーシストLuke Stewart、サックスのKeir Neuringer、トランペットのAquiles Navarro、ドラムのTcheser Holmesという5人が初めて一緒に演奏した音源で、即興のフリージャズに詩の朗読が重なる強烈な作品で、彼らが初めて出会った「Musicians Against Police Brutality」というイベントがきっかけとなって生まれた。このバンドは、フリージャズの原点である「ブラック解放のための音楽」という精神を受け継ぎつつ、伝統を敬いながらも新しい未来を見据えた挑戦的なサウンドを作り出している。1960年代の東海岸のフリージャズの流れを汲み、Amiri BarakaやThe New York Art Quartetの影響も感じられる音楽性は、発売から10年経ち、ジャズ界やコミュニティに大きな影響を与え続けている。
Prince Far I のセルフタイトル・デビュー作『Psalms For I』が〈Lantern Rec.〉より再発!本作は、1976年にプロデューサー Lloydie Slim のもと、名門 Randy's Studio で録音された一枚で、ほとんど朗読といってもいいような独特のトースティング・スタイルと、カリスマ的なダミ声を武器に、彼の存在感を世に知らしめた重要作。収録された9曲はタイトルは全て讃美歌で、内容は詩篇や「主の祈り」をもとにしたもの。多くのリズム・トラックはThe Aggrovatorsによって演奏されている。中でも「Psalms 53」は、Lee "Scratch" Perry が手がけた「Mighty Cloud Of Joy」のリディムを使用。瞑想的かつスピリチュアルな空気をたたえたこのアルバムは、Prince Far Iの名を確固たるものにした傑作。なお、今回の再発は完全ライセンス取得済で、500枚限定プレス。お見逃しなく!
オルガニストのEllen ArkbroとHampus Lindwall、そして視覚芸術家Hanne Lippardによる『How do I know if my cat likes me?』がニューヨークを拠点とする〈Blank Forms Editions〉から登場!!本作は現代のデジタル化された日常をテーマにした、実験的でユーモア溢れるミニマリズムの作品で、コンセプチュアル・ポエトリー的に、同じフレーズやメロディーが繰り返されることで、言語の機能が徐々に美的な可能性に変化していく様子が描かれている。アルバムを通して、無駄に繰り返すことが生み出す奇妙な美しさに触れ、言葉がただの機能を超えてアートとして輝きを放つ瞬間に出会える。日常の小さな摩擦や無意味なやりとりから、意外なまでに深い感動が湧き上がってくる『How do I know if my cat likes me?』は、現代社会のありふれた風景を音楽で表現し、同時にその裏側に隠れた乾いたユーモアや冷徹さ、そしてちょっとした美しさを感じ取ることができる、ユニークな作品!

カナダ・トロント出身の詩人、シンガー、ソングライターであるMustafaによるフルレングス・デビュー・アルバム『Dunya』がインディ系名門〈JAGJAGUWAR〉よりアナログ・リリース。タイトルはアラビア語で、大まかに訳すと「あらゆる欠陥を抱えた世界。若いソングライターにとっては崇高なテーマながら、宗教的信仰から子供時代のトラウマ、ギャングの暴力から恋愛の親密さまで、スーダン系カナダ人アーティストの作品の中心にあるすべてのテーマと同様に、個人的なレンズを通してそれにアプローチしたものとなっています。
インダストリアル史にその名を刻むレジェンド、Throbbing GristleのGenesis P-Orridge & Peter “Sleazy” Christophersonらが監修、自身らの〈Industrial Records〉より1981年にオリジナル・リリースしたビートニク文学巨匠William S. Burroughsの実験音楽作品集『Nothing Here Now But The Recordings』が名門〈Dais Records〉よりアナログ・リイシュー。1980年、ニューヨークを訪れた2人がバロウズと彼の遺言執行者James Grauerholzと面会し、それまで全く聞かれてこなかったバロウズの実験音楽作品をコンパイルするという困難な作業を開始。膨大な時間を費やして集めた上げた音源はTGの解散に伴って閉鎖された同レーベルの最終リリースとして1981年春に無事発売。98年に回顧CDボックス・セットに収録されるまで静かに絶版になっていた作品。Josh Bonatiによるリマスタリング&オリジナル・アートワーク復刻仕様。


ロンドンとマンチェスターを拠点に活動するスポークンワード・アーティストにして詩人、哲学者、サックス奏者Alabaster DePlumeによる最新アルバム『A Blade Because A Blade Is Whole』がシカゴ拠点の現代ジャズ大名門レーベル〈International Anthem〉から登場!デプルームのこれまでの作品は、集団セッション、即興、編集から生み出されたものだったが、本作は、デプルーム自身が作曲、編曲、プロデュースを手がけてお理、そこから、マシー・スチュワート(ストリングス)、ドナ・トンプソン(バッキング・ヴォーカル)、モモコ・ギル(ストリングス&バッキング・ヴォーカル)ら奏者や共同編曲者に楽曲を提供し、彼が長年関わってきた集団芸術スペース、トータル・リフレッシュメント・センターでセッションを行った。人々は癒しを必要としている。しかし、なぜ、そして癒しとはどういうことなのだろうか?という問いかけを通じて生まれた『自分の価値を探して:刃のプロローグ』という70ページに及ぶ詩が歌詞の半分以上を占める本作は思索的で瞑想的で、全体が自分の感情と向き合うような重苦しい吐息のようであるが、同時に長い間水中に潜っていた後、水面にたどり着いたときのような感覚を覚える。なんとも深みのある作品。
ロンドンとマンチェスターを拠点に活動するスポークンワード・アーティストにして詩人、哲学者、サックス奏者Alabaster DePlumeによる最新アルバム『A Blade Because A Blade Is Whole』がシカゴ拠点の現代ジャズ大名門レーベル〈International Anthem〉から登場!デプルームのこれまでの作品は、集団セッション、即興、編集から生み出されたものだったが、本作は、デプルーム自身が作曲、編曲、プロデュースを手がけてお理、そこから、マシー・スチュワート(ストリングス)、ドナ・トンプソン(バッキング・ヴォーカル)、モモコ・ギル(ストリングス&バッキング・ヴォーカル)ら奏者や共同編曲者に楽曲を提供し、彼が長年関わってきた集団芸術スペース、トータル・リフレッシュメント・センターでセッションを行った。人々は癒しを必要としている。しかし、なぜ、そして癒しとはどういうことなのだろうか?という問いかけを通じて生まれた『自分の価値を探して:刃のプロローグ』という70ページに及ぶ詩が歌詞の半分以上を占める本作は思索的で瞑想的で、全体が自分の感情と向き合うような重苦しい吐息のようであるが、同時に長い間水中に潜っていた後、水面にたどり着いたときのような感覚を覚える。なんとも深みのある作品。

インダストリアル・レジェンド、Throbbing GristleのGenesis P-Orridge & Peter “Sleazy” Christophersonが監修し、自身らの〈Industrial Records〉より1981年にオリジナル・リリースされたWilliam S. Burroughsの実験音楽作品集『Nothing Here Now But The Recordings』に触発され、名門〈Sub Rosa〉がバロウズと共同でリリースした同氏の実験的作品集『Break Through In Grey Room』が〈Dais Records〉よりアナログ・リイシュー。プロデューサーのBill Richがバロウズが1961年から1976年に残した実験的な録音から86年にコンパイルした作品集。Master Musicians of Jajoukaのバロウズ録音によるフィルレコやカットアップの創始者でもあるブライオン・ガイシンとの共作などを収録。Josh Bonatiによるフル・リマスタリング仕様。
半世紀前の伝説的なデビュー作『Nation Time』(1971年)で「What Time Is It?」と宣言し、フリー・ジャズで最も特異な人物となったフリー・ジャズのアイコン、85歳のジョー・マクフィーとスウェーデンのマルチ・インストゥルメンタリスト、マッツ・グスタフソンとの驚くべきコラボレーション最新作『I’m Just Say’n』がノルウェー・オスロ拠点の名レーベル〈Smalltown Supersound〉から登場!本作はグスタフソンのホーン、フルート、ピアノ、ハープ、オルガン、エレクトロニクスによる演奏とマクフィーの即興による詩の朗読で構成されており、グスタフソンのある意味では非音楽的とも言える特殊なアレンジと、マクフィーのユーモアあるしかし殺伐としたリーディングは荒々しく特異な美しさを持つと同時に彼の他の作品と同様、底知れぬ不条理と憤怒を内包した嘆きとも言える内容!

ベース、詩、社会意識の素晴らしい融合。Disruptが2004年に立ち上げたデジタル・ラップトップ・レゲエの聖地〈Jahtari〉からは、現代のダブ・ポエトリー・シーンで最も多才な声として知られるRoger Robinsonによる2015年に始動した3部作『Dis Side Ah Town』と『Dog Heart City』に続く、最終作となるアルバム『Heavy Vibes』がアナログ・リリース。脈打つようなベースと社会政治にまつわる重厚な詩作、書かれた言葉の力とサウンドシステムの生のエネルギーに重点を置いた、ダブ・ポエトリーの傑作アルバム。ソウルフルなファルセットと深い詩情を行き来する声でベースと同じくらいに激しく響くロビンソンの訴求力溢れる詩と、Disruptによる豊かな質感とダブを多用したプロダクションが珠玉の内容となっています。

アラバマ拠点の詩人/アーティスト、Johnny Coleyによる、超越的な詩と南部のナイトメア・ジャズが出会う3枚目のアルバム『Mister Sweet Whisper』が〈Mississippi Records〉からアナウンス。Johnny Coleyとギタリスト兼アレンジャーのJoel Nelson率いるバンド「Worst Spills」、そして、ヴィブラフォン奏者で、グループのレコーディストでもあるJasper Leeも参加。フランスのシュルレアリスムと、John Ashberyのようなアメリカの反逆的な詩人たちに触発された、「非常に幻想的で、崇高かつユーモラス」と評される、Robert AshleyやDavid Wojnarowicz、Intersystemsの間に位置するノワール・ジャズ作品!アートワークとColeyによる書き物を掲載した4ページのブックレットが付属。

イーストNY出身の前衛的ブルース詩人にしてパフォーマー、教育者であり、伝説的なフォーラム〈Nuyorican Poets' Café〉のグランドスラムで最年少優勝を果たした人物としても知られるaja monetによるデビュー・アルバム『when the poems do what they do』が注目レーベル〈drink sum wtr〉よりアナログ・リリース。現代ジャズを経由したポスト・ヒップホップ世代の前衛詩人の最高峰とも言える人物。「黒人の抵抗、愛、そして喜びへの尽きせぬ探求」という原点から生まれた今年度最重要クラスの一枚にして、Christian Scott、Samora Pinderhughes、Weedie Braimah、Marcus Gilmoreといった豪華面々が参加した執拗で容赦のない音楽作品!

以前、Keith Fullerton Whitman主宰のカルトブートレーベル〈Creel Pone〉も掘り起こしていた一枚!プログレッシヴ/チェンバー・ロック・バンドFinnegans Wakeでの活動も知られるベルギーの作曲家、Henry Krutzenが1981年に残したLP作品『Silances』が〈Holidays Records〉からアナログ再発!伝説的な 〈Igloo Records〉のカタログを深く掘り下げ、同レーベルの6番目の作品が奇跡の公式リイシュー!ドローン、ジャズ、ミニマリズム、熱狂的なトライバリズム、世界中の様々な要素を取り入れたサウンド・ポエトリーにして、ミュージック・コンクレート、急進的なエレクトロアコースティックの境界にある、全くユニークなジェスチャーであり、最初のリリースから数十年経った今でも、当時と同じように印象的でユニーク、挑戦的で魅力的なまま佇んでいます。限定500部。
オランダのアーティストであり言語デザイナーで、視覚詩、パフォーマンス作品を制作してきたHemann Damenが1966年から1973年にかけて残した作品を収録したアルバム『Verbosonies And Phonographies』が〈Alga Marghen〉からアナログ・リリース。「言語的可塑性」をテーマとした雑誌〈AH! Magazine〉の創刊者兼編集者でもあり、作品の中で「キネティック・ランゲージ」と言語の空間的側面を探求してきた同氏が、1966年から1970年にかけて録音した5つのヴァーボソニーと、1967年から1973 年にかけて録音した3つのフォノグラフィーが収録。限定220部。
アレン・ギンズバーグの詩集『The Fall of America』(『アメリカの没落』)の50周年を記念したトリビュート・プロジェクト作品がアナログ・リリース。1965年から1971年までの詩集から選ばれた作品を、坂本慎太郎やThurston Moore & Lee Ranaldo、Devendra Banhart、Yo la Tengoといった凄まじい面々が音楽的に解釈した豪華盤!
ジャック・ケルアックと共にビート文学を代表するアメリカの詩人、活動家として著名なアレン・ギンズバーグが1972年に出版した詩集「ザ・フォール・オブ・アメリカ:ポエムス・オブ・ジーズ・ステイツ 1965-1971」(The Fall of America: Poems of These States 1965-1971)(City Lights Publishers)の50周年を記念して企画されたミュージック・プロジェクト「アレン・ギンズバーグズ・ザ・フォール・オブ・アメリカ:ア・フィフティース・アニヴァーサリー・トリビュート」が各種デジタル・フォームにて先行発売後にCDとLPでもリリース!
このミュージック・プロジェクトはアレン・ギンズバーグの詩を参加アーティストが音楽的な解釈でレコーディングした楽曲によるコンピレーション・アルバムで、アメリカのみならずガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、サウス・コリア、日本等、世界中から興味を抱いたアーティストが参加しています。
気になる参加アーティストはミッキー・ハート(グレイトフル・デッド)、エド・サンダース(ザ・ファッグス)、ビル・フリゼール、ヨ・ラ・テンゴ、デヴェンドラ・バンハート、サーストン・ムーア、リー・ラナルド、イ・ラン、坂本慎太郎、他になります。坂本慎太郎はアレン・ギンズバーグの「マンハッタン・サーティーズ・フラッシュ」をギル・スコット・ヘロンのようなプリミティヴなサウンドをバックに日本語でシンプルに読み上げています。途中でアレン・ギンズバーグのポエム・リーディングも効果的にフィーチャーしているのもグッドなトリビュート作品に仕上げていますのでファンは必聴。ダークで恐怖映画のサウンドトラックのようなサウンドをバックに地を這うような語りが素晴らしいギャヴィン・フライデイ&ハウイー・Bの「デス・オン・オール・フロンツ」。NYアンダーグラウンド、オルタナティヴ・ロック、ポスト・ロック、ジャズ、等々、幅広い音楽ファンにお薦め!
