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NYアンダーグラウンドのキーパーソン、Alien DことDaniel Creahanが、〈Theory Therapy〉から初リリースとなる最新作『For the Early Hours of a World in Bloom』を発表。前作『Spiritual World』はアンビエント寄りだったが、本作ではフロア仕様のダブ・グルーヴが軸になっており、繰り返しと微細な変化によって、持続的なうねりを生み出している。中でも13分に及ぶ「Breather」は、Ben Seretanのギターを迎えた静かなハイライトになっており、じんわりとした低音と変化し続けるトーンが絡み合い、静かにトランス状態へ導かれる。パンデミック直後の静けさの中で制作されたという背景もあり、全体には希望と内省が共存したような、やわらかな浮遊感がある。深夜から早朝にかけての、あの魔法のような時間帯を封じ込めたような一枚。

Sa Paがキャリア初期にあたる2015〜2019年にかけて練り上げた未発表音源集が、Matthew Kentの新レーベル〈Short Span〉から『Ambeesh』として登場。彼の代表作『Fuubutsushi』やデビュー作に通じる、ダブ・テクノとフィールド録音を溶け合わせた音響の詩法は健在で、大気圧の変化に身を委ねるような没入感が全編に漂っている。クラブ的実験性と親密なヘッドフォン向けリスニングとの境界を溶かし続けるSa Paならではの語法で、時間と身体にじんわり染みてくる音の手触りが魅力的。常にゆるやかに変化し続ける構造、聴覚の焦点がぼやけてくるようなガーゼ状のテクスチャ、薄明かりの中で微細に動く音粒子、音の奥行きや余白に意識が引き込まれる感覚。それらはまるで真夜中に一人歩いているときに、自分の足音だけが確かに聞こえてくるような、感覚の内側をなぞるような体験。Topdown Dialectic、Vainqueur、Chain Reaction周辺のミニマル/ダブテクノに共鳴する、極限まで削ぎ落とされた音の彫刻作品。ダンスミュージックの輪郭が溶け落ちる寸前をとらえた、静かで強烈な一作。
uon / shy / Caveman LSDなど多様な活動でも知られるSpecial Guest DJがここ10年かけて築いてきた、実験的エレクトロニックの地下迷宮。その集大成のような一枚『Our Fantasy Complex』が自身のレーベル〈3XL〉から登場。Special Guest DJはベルリンを拠点にダブ・アンビエントや滲んだクラブ・テクスチャ、ローファイな夢想空間を行き来してきたが、本作は、その入り組んだ美学を凝縮したもので、怒り、官能、夢といった感情のもやを音に転写したような内容。シューゲイズやダブテクノ、D&Bのエッセンスが断片的に浮かびつつも、ジャンルには還元されないまま、呪術的な音響の絡まりとなっている。、Ben Bondy、mu tate、Arad Acidといった盟友たちの手も加わり、奥行きを増したサウンドは、内省とクラブの残骸を曖昧に溶かすような、よりダークで汚れたサイケデリア。
待望の再プレス!バンドキャンプ上でも驚異的なセールスを誇っていた、近年稀に見る最重要盤!弊店でもベストセラー中のベストセラーでおなじみのHuerco S.が新名義を始動し、自身が立ち上げたニューレーベル、West Mineral Ltd.から驚異のディープ・エレクトロ/音響アンビエント大傑作!
一昨年には、Quiet Time Tapesから限定カセットでニューエイジ作品も発表していましたが、またしても新たな領域を開拓!メランコリックな電子音の気流が幾重にも重なり合い、果てしないどこかへと続いていく”VVQ-SSJ”、OPNへの憧憬か、曖昧なミニマル・アンビエンス・ループがオンライン・アンダーグラウンドの深淵から湧き上がる一際異彩なトラックの”BBN-UWZ”、ただただ、深い霧の奥へと沈んでいくような無表情の情景に、鬱屈としたドローンや不穏なフィールドレコーディングが挿入される”IBX-BZC”など、彼自身制作に取り組んできたクラブミュージックをバックボーンに、音響、ドローン、テクスチャーなど、多様な角度からのアンビエント・ミュージックの更新へと挑戦した不可思議な楽曲の数々。GASやLeyland Kirbyが好きな方にもど真ん中に刺さる音でしょう。マスタリング&カッティングはRashad BeckerのライバルことMatt Coltonと万全です。今回はお見逃しなく!
Mika Vainio (Pan Sonic)と並ぶフィンランド電子音楽界の英傑、Vladislav Delay。ダブ・テクノ始祖〈Basic Channel〉のサブ・レーベルとして、数々の名作を世界に送り出してきた聖地、〈Chain Reaction〉から2000年に発表した大傑作が、実に20年の時を超え、リマスター仕様でヴァイナル・リイシュー!95年に創立され、MonolakeやShinichi Atobe、Porter Ricksといった数々の名作家を輩出した〈Chain Reaction〉から00年にCDで発表、廃盤状態だった一枚が待望の復刻!当時、全盛期を迎え始めていたエレクトロニカからBasic Channel直系のダブ・テクノ、アンビエントまでもが神々しく溶け合い、果てしなくディープで深遠なゾーンを演出。今なお世界中のテクノ・リスナーたちを魅了しつづける奇跡の一枚です。Rashad Beckerによるリマスタリング。Kassian Troyerの手によって〈Dubplates & Mastering〉にてヴァイナル・カット。
2025年リプレス!Modern Love筆頭格Demdike Stare率いる気鋭レーベルDDSより、邦人プロデューサーShinichi Atobeの2018年発表の傑作アルバムが再発!まるで絶えず姿形を変え続けるミュータントのようなディープ・ハウス、もはやこれはクラシックではないでしょうか!ダブテクノな音響をベースに、きめ細やかなビートとファンキーなリズム、美しく滑走するエレピの幽雅な響き、時代性を超越してスタイリッシュなサウンドには恍惚とさせられるばかりです。長尺のキラーチューンなA1”So Good, So Right”でさっそくAtobeワールドへと引きずり込まれ、神々しいミニマル・トラックのD1”Heat 3”にもぶっ飛ばされます。今回もインフォが少ないため、制作時期や使用機材などは不明ですが、この一枚の破壊力は凄まじい。極上の音楽体験を是非。
2025年リプレス!Modern Love筆頭格Demdike Stare率いる気鋭レーベルDDSより、邦人プロデューサーShinichi Atobeの5thアルバムが再発!古典的な〈Chain Reaction〉作品が内包してきたディープ/崇高な世界観、そして、黄金期のシカゴ・ハウスまでも一手に繋げた奇跡的な出来。どこを突いても隙のない構築美&ストラクチャー、宵闇のムードには異界の扉さえもひらくディープ・エレクトロ大傑作!Basic Channel/Modern Love以降のダブ・テクノ・スタイルをよりいっそう洗練させつつ、ディープ・ハウスやニューエイジ、ノイズなど、エクスペリメンタルな要素を混淆し、スタイリッシュに磨き上げたとんでもなく素晴らしい一枚。マスタリングを担当したのはRashad Beckerとお墨付きのリリース。DJSprinkles、Dopplereffekt、Drexciyaが好きな方にも勿論ド直球です!
2025年リプレス!Modern Love筆頭格Demdike Stare率いる気鋭レーベルDDSより、邦人プロデューサーShinichi Atobeの17年前の未発表音源を含んだ2017年発表のアルバムが再発!アンビエント~ダブテクノのクラシックとして名高い「Ship-Scope」以前のAtobe氏の音源がここに集結。なんと、Dubplates & Masteringでのマスタリングという気合いの入り具合ながら長年日の目を見ていませんでした。金属質なベースの質感と煌びやかなウワモノが甘くとろけるように融解し、夜長に君臨する異様のサイケデリア。増幅されるナイトクラブの恍惚の中で揺れ動きながら、深淵へとドープに沈んでいくヒプノティック・ミニマルな一枚。当時リリースされなかった理由が謎を呼ぶクオリティの強力盤です。
廃盤デッドストック入荷しました。遂に出ましたっ!MUST!!!!! コロナ禍の状況が無かったとしたら当店より再発される予定だった(実際にゴビ砂漠でPV撮影する予定だった)、幻の逸品が待望のアナログ化。オリジナルは1999年に自身のレーベルからCDオンリーで発表されていたドイツのダブ・テクノの偉才Robert Henke a.k.a. Monolakeの大傑作が現行ダブ/アンビエントの誉れ高き聖地〈Astral Industries〉より初のヴァイナル復刻です。東アジアに広がる広大なゴビ砂漠を舞台に、広大かつ深遠にしてノクターナルな音風景が広がる、珠玉の言わずとミニマル・アンビエント大傑作。Henkeのレーベルである〈Imbalance Computer Music〉のライセンス仕様での公式再発。これは一生モノとしてレコメンド。既に版元完売につき絶対にお見逃し無く!!!
Jake MuirにSpace Afrika、Roméo Poirierなど、水彩チックでモノクロームな実験的ディープ・テクノ〜アンビエントを中心に大いに絶景を送り出してきた、昨今カルト的な人気を博すマンチェスターの名所〈sferic〉からは、Joshua Reid & Joshua Inyangによる〈Dais Records〉や〈Where To Now?〉にも作品を残すエクスペリメンタル・デュオSpace Afrikaが18年に発表した実験的ダブ傑作が23年度リプレス!Basic Channel & Rod Modell直系のダブ&水属性のアンビエント・サウンドを、広々としたシンセ・サウンドでナビゲートしていくディープで神秘体験的な一枚!ミニマルな音像が時間をかけてゆっくりと変化していく具合もまた気持ち良い、このレーベルを代表する傑作盤の一つ。PoleことStefan Betkeの手により〈Scape Mastering〉にてマスタリング&カッティング。
Huerco S.の運営する大人気レーベル〈West Mineral〉周辺のDUBIENT以降の地平で屈折的なアブストラクト・エレクトロニクスを展開してきたSpecial Guest DJ (Caveman LSD, uon) & Pontiac Streatorという同界隈の名作家同士による最新ユニット、crimeboysが始動。デビュー・アルバムとなる『Very Dark Past』が〈3XL〉よりヴァイナル・リリース。先日、Anthony Naplesら主宰の〈Incienso〉から傑作『Random Girl』を送り出したばかりのJames Kに、盟友のJames Kもゲスト参加した豪華内容。Vangelis、Burial、Silent Hill、N₂Oといった多様な影響を落とし込んだレフトフィールドなアンビエント・ジャングル&トリップ・ホップ・ダブの傑作に仕上がっています。Rashad Beckerによるマスタリング仕様。〈Lupo〉でのカッティングと盤質も万全。

ニューエイジ/アンビエント系リスナーにも!Lawrence Le DouxやWanda Group、Ssalivaなど数々の名手を輩出してきたベルギーの地下・エクスペリメンタル・シーンの重要レーベル〈Vlek〉からは、先鋭的デュオPlapla Pinkyの一員であり、ブリュッセルを拠点に活動する電子音楽家Maxime Denucによる最新アルバムが到着。デュッセルドルフの聖アントニウス教会のメイン・オルガンを構成する78のストップのひとつにちなんで名づけられた作品『Nachthorn』。ダブ・テクノ、ハーモニック・グルーヴ、アフターアワーズ・ポップの間で揺れ動く、催眠的ミニマル・ダブ・アンビエントの大変秀逸なアルバム!

ダブ、ストリートソウル、ブギーに
豪州Melbourneのプロデューサー、Midnight Tenderness (Ryan Hunter)。タイトルトラック「Hydrosphere」で、壊れたマシンファンク、輝くシンセライン、美しい鮮明なドラムプログラミングをブレンド。Rain Vibe'では、このサウンドパレットをさらに発展させ、重厚なワブを加えている。Catamaran'はバレアリック諸島の黄金時代を彷彿とさせる曲で、オリジナルはイビサのサンセットクルーズ。パースのHame DJのリミックスには、Madchesterのようなサイケデリックな味わい。

〈Quiet Time Tapes〉や〈Good Morning Tapes〉からリリースを重ね、バレアリック・アンビエントというジャンルの立役者でもあるバルセロナ拠点のプロデューサー/ヴィジュアルアーティストNueen(又の名前をNacho Pezzati)の新作は、同じくバルセロナの新興電子音楽レーベル〈Balmat〉から。 ミストのように包み込む淑やかなドローンが基調の、ゆったりした漕ぎ出しの前半。"Veta "のパワフルなギアで火がついて、"Maxima “のLiquid Drum ’n’ Bass で夜道を疾走するような後半。〈Balmat〉ではお馴染みの、José Quintanarによるエクリュベージュを基調としたアートワークも素敵です。

