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米国の大人気女性実験作家Ullaとの昨年のコラボレーション・アルバムが大変素晴らしかった、〈Radio.syg.ma〉の共同創設者としても知られるベルリン拠点のDJ/プロデューサー、Perilaによる最新アルバムが〈Smalltown Supersound〉からアナログ・リリース。極地的環境を彷彿とさせる、荒涼として凍てつく広大なサウンドスケープが、深い内省と愁いを込めつつシュルレアリスティックに展開されていく、破格のエレクトロアコースティック/ドローン・アンビエント作品!名匠Rashad Beckerによるマスタリング仕様。


クラブジャズ・バンド、FazerのMartin Bruggerらが主宰する〈Squama〉から新物件!ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動する要注目のクラシック・ギタリスト、作曲家であり、実験的デュオGlaskinの一員としても知られるJonathan Bockelmannがデジタル・リリースしていた作品『Sakamoto on Guitar』が2024年度アナログ化。昨年のデビュー・アルバム『Childish Mind』が話題を呼んでいた新人による注目の一作は、日本のレジェンド・坂本龍一のカバー作品集。”Suite for Krug”などの坂本龍一のあまり知られていない作品や、”Bibo No Aozora”といった象徴的な作品の両方に陽を当てたアコースティック・カヴァー・アルバム。収録エンボス加工されたアートプリントが施された高品質パッケージ仕様。

版元完売。ベルギー版〈Music From Memory〉的なラインナップの再発レーベルから、一癖も二癖もあるカルト的なキュレーションに舵を切った実験的レーベルである〈STROOM.tv〉からの新タイトル!オランダのヴォーカリスト、Noa Kurzweilによるソロ・プロジェクト体制へ移行したVoice Actorと、英国のプロデューサーSquuによるコラボ・アルバムが登場。UKベースやアンビエント・ダブ、サウンド・コラージュなどの要素やレフトフィールドな音楽性を、白昼夢的で甘美な微睡みの感覚へ巧みに落とし込んだ、今年度のヒプナゴジック・ポップでもかなりの怪作!


〈Jj funhouse〉や〈Ekster〉、〈BAKK〉といった各地の先鋭レーベルから秀逸なアンビエント~IDM~エクスペリメンタル作品を送り出してきたベルギー・アントワープ拠点の実験的プロデューサー、Milan W.による最新アルバムが〈STROOM.TV〉から登場!エクスペリメンタルで電子音響化された、極めてアンビエンスに満ちたインディー・フォークを展開したキャリア中でも異色の内容となった作品。様々なローファイ・ミュージックのアーティストやAriel Pinkのような作家を想起させるオーセンティックな楽曲の完成度を抱えつつ、先鋭的な音響が光る名盤です。


当店でも未曾有のヒットを記録した大名作『Ninth Elegy』でも最早お馴染み!日本のチルアウト・ミュージックの代表格ことCalmに「現在もっとも素晴らしい声の持ち主」と言わしめた事もある孤高のヴォーカリストFuminosukeを中心に、1997年に結成された越境的音楽集団Tsuki No Waが、03年に日本の〈Soundscape〉レーベルよりCDリリースした3枚目のアルバムにして、現在入手困難を極める、追憶の影と遠景の眼差しが交錯する、珠玉のアヴァン・フォーク傑作『Moon Beams』が、デラックス・エディション仕様にて奇跡の2LP再発!版元は、ゆらゆら帝国や〈Vanity Records〉作品、向井千惠などを手がけている事でも知られる、日本のアングラ音楽への愛に満ちたニューヨークの名門レーベル〈Mesh-Key〉。現在は取り壊されている、明治時代のバレエスタジオで録音され、大友良英や吉田アミなどの日本のアンダーグラウンドの名士たちのゲスト・パフォーマンスをフィーチャーした、時代を超越した野心的な作品。大人気を博したファースト・アルバム『Ninth Elegy』と比べると、よりダンサブルで抽象的な仕上がりとなった、彼らの作品でも際立って異質な作品。ジャズやラテン、ダブ、フォーク、エレクトロアコースティック、音響系などに至るまで、多様なジャンルや要素を横断した実験的サウンドと、バンドリーダーFuminosukeによる、憑依したような別世界的な歌声と共に、彼らの手でしか織り上げられない、あまりにも幻想的な音のタペストリーを作り上げています。ベーシストの守屋拓之は 日本を代表するサイケデリック・バンド、Ghost のメンバーでもあり、ドラマーの菅沼雄太は坂本慎太郎バンドの長年のメンバーとしても知られています。バンドによる、最新のミックスと、グループの全盛期の未公開写真を使用した、新しいアルバム・アートを起用。Josh Bonatiによるマスタリング&RTIでの高品質プレス仕様。目を引く金箔の文字が入ったフルカラーの2面ゲートフォールド・ジャケットに収納されています。

テン年代インディ・ポップ史を代表すると言い切ってもよい金字塔的傑作です。幅広い音楽好きにレコメンドします!セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみ。カナダ・ブリティッシュ・コロムビア出身、現在ロスアンジェルスを拠点に活動するミュージシャン、Mac DeMarcoが2014年に〈Captured Tracks〉から発表したセカンド・スタジオ・アルバム『Salad Days』をストック。Billboard 200でも30位を獲得した大人気作品。2012年にリリースされたデビュー作『Rock and Roll Night Club』と『2』を引っ提げた大規模なツアーの後、ニューヨークのブルックリン、ベッドフォード・スタイヴェサント地区にある自身のアパートでレコーディングし、23歳の時に作り上げた一枚。YMOにインスパイアされてシンセを大々的に導入。「よりパーソナルなレコード」と位置付けられた作品で、トラックのうち3曲は長年の恋人であったKiera McNallyへと捧げられたもの。フリーメイソンをコンセプトにした人気曲で、セキトオシゲオの"ザ・ワードⅡ"をサンプリングしている"Chamber of Reflection"は本作に収録。坂本慎太郎のファンも必聴なサイケデリック&メロウなベッドルーム/ジャングル・ポップの珠玉の大名盤。一生モノの傑作です!


西洋から遠く離れ、アフリカ、インド、中近東と各大陸を渡り歩き、リズムを手にし、伝統と土着の音楽を学んで渡った音楽仙人。イタリアの国営放送〈RAI〉やラジオ局〈Radio Popolare〉などにも携わったレジェンド=Roberto Musci。〈Music From Memory〉などからの編集盤や再発盤で2010年代に世界的な再評価を浴びたこの偉人による、「旅、民族、神秘主義」というテーマのもと作り上げられたトライバル・アンビエント/サウンド・コラージュの破格の傑作盤が〈Soave〉から登場。ヒンズー教の僧院 (アシュラム) でマントラを聞き、仏教哲学を学びながら過ごす時間の深い意味の探求から、宇宙探査、月や火星への人類の居住まで、イスラムの神秘主義宗教であるスーフィズムが新世界の発見に同行することを想像しながら、人類がどのように生き、新世界に何をもたらすのかを想像する、ムスチ氏の崇高なヴィジョンが秘められた作品です。

アシッド・フォーク最大級の大名盤がアナログ・リイシュー。元女優という経歴を持つドイツのシンガーソングライター、Sibylle Baierが1970年から73年の間に残した音源を纏めた2006年発表の伝説的アルバム『Colour Green』がアナログ・リイシュー!牧歌的かつ神秘的な弾き語りの歌とギターがこの上なく素晴らしい、暖かで可憐な極上アシッド・フォーク・アルバム! Vashti BunyanやJosephine Fosterが好きな方にも激激レコメンドの一生モノの一枚!

祝!大人気作品が10周年記念エディションとして再来です。イングランドはマンチェスター出身の電子音楽家/テクノ・プロデューサーであり、大名門〈Modern Love〉を拠点に数々の名作を送り出してきたのみならず、〈Tiny Mix Tapes〉や〈Resident Advisor〉、〈Pitchfork〉といった主要メディアでも大いに賞賛されてきた名手Andy Stott。14年に〈Modern Love〉から発表した3枚目のスタジオ・アルバム『Faith in Strangers』が復刻。〈Pitchfork〉でも8.4の高スコアを獲得&”Best New Music”に選出されるなど、やはり同年の批評筋からも高い評価を得た大人気作。自身の元ピアノ教師であるAlison Skidmoreもヴォーカルに起用し、極めて尖鋭かつ異形なダブ・テクノ像を描いた、2010年代中盤を代表する名作!!!!Matt Coltonによるマスタリング&カッティング。限定500部。


インダストリアルもフィールドレコーディングも押しのけて、はんぶん日常に浸かった孤高の音響をつくりつづける我らがWanda Group。変名A LARGE SHEET OF MUSCLEによるアルバムが〈The Trilogy Tapes〉から到着。醜悪でぶっ壊れたユーモア・センス、悪意と狂気が充満した、ノワール&歪なスポークン・ワード/インダストリアルの怪作。まるで、Dean Blunt『Black Metal』とNurse With Wound『Homotopy To Marie』とKlein『STAR IN THE HOOD』の、賞味期限を3年過ぎた闇鍋を想起させるような狂った内容。好きな人はとことん呑まれる作品かと。Hype Willams周辺で暗躍するカルト・エンジニア、Amir Shoatによるマスタリング仕様。


アンビエント・ジャズ・ファンにも是非!〈Sähkö Recordings〉と〈The Trilogy Tapes〉からのリリースに続く形で、現行エクスペリメンタル・シーンの重要角と言える、英国拠点のマルチ奏者Will Yatesによるソロ・プロジェクトMemotoneが〈Soda Gong〉より最新アルバムを発表。柔らかい電子音と弦楽器の緩やかなアンビエンス、ジョン・ハッセルの第四世界の香りが交錯する微睡みの一枚。静かなヴァイオリンの旋律を基調としながら、交錯する電子音が幽玄でアヴァンギャルドなスケープを展開していく様子が大変優美です。Giuseppe Ielasiによるマスタリング仕様。限定300部。

トロントのカントリーミュージックの名手Chris Cummingsとアンビエント・ジャズ・シーンを牽引するマルチ楽器奏者のJoseph Shabason、そして、Sam Wilkesとも共演しているThom Gillの3名が結成した要注目トリオ"Cici Arthur"によるデビューアルバム『Way Through』が〈Western Vinyl〉からアナウンス。端正にアレンジされたAORの美学を、Antonio Carlos Jobimのミッドセンチュリー的な雰囲気やFrank Sinatraの華麗なロマンティシズムとを交配させた素晴らしい作品!(Sam GendelやAndy Shauffともコラボレーションしている名ドラマー、Phil MelansonやShabasonの盟友・Nicholas Krgovich、そして、Owen Palletといった豪華なメンバーが結集。Shabasonの音楽に特徴的な「人間らしさと脆さ」を核とした、内省的で静謐なポップ・ミュージックの傑作。※スリーブ左上に入荷時より若干角打ちがございます、予めご了承くださませ。


4月中旬再入荷。ベルギー版〈Music From Memory〉時代の〈STROOM.TV〉(現在はカルトな新譜系レーベルに変貌)も掘り起こしていた、グラスゴーのオブスキュアなシンセポップ・バンド、VAZZによる1986年のミニアルバム『Your Lungs and Your Tongues』の40周年記念エディションが〈Numero Group〉から登場!クレプスキュールのユーロポップ感覚と4ADの幽玄なゴス精神を受け継いだ、冷たく甘い歌声とドラムマシンの反復、ミニマルウェイヴの硬質さと無機質なファンクネスが独特のダークなテイストを放つ、一味違うネオアコ・サウンドを披露した傑作!未発表録音も追加収録。


イタリアの地下シーンで最もサグで凶悪な音楽を届ける名レーベル〈Hundebiss Records〉からの傑作も知られるPrimitive Artの1/2であるDr.Pit。元Hype Williamsのメンバーとして鬼才Dean Bluntと共に一時代を作り上げたInga CopelandことLolinaと自身のトラックを悪魔合体させた、ノワール&ムーディーな異常楽曲と単独ヴァージョンを収録した2曲入り12インチ・シングル盤!


グラミー賞受賞のケイジャングループ、Lost Bayou RamblersのギタリストであるJonny Campos。2020年にLouis Michotが運営する〈Nouveau Electric Records〉よりデジタルとカセットでリリースしていた、深くアメーバのようなペダルスチールによる望郷アンビエント傑作『Droste』が、ダンスパンクの聖地としてもお馴染みの名門〈DFA Records〉より奇跡のアナログ・リイシュー決定!各トラックは、南ルイジアナの海岸線の崩壊により地図から消えてしまった、もはや存在しない水域にちなんで名付けられているとの事。意識の中で現れては消える、非在の儚さや影や郷愁が、遥か遠くバレアリスの地へと続いていく様子を想起させるようなアンビエント・アメリカーナの秀逸作品。


2024年度15周年記念再プレス!1994年に結成されたオーストリア・ウィーン拠点のトリップホップ/ダウンテンポ・デュオにして、広大なサウンドスケープと官能的なリズムの 巨匠=Tosca。2009年に〈!K7 Records〉よりリリースしていた5枚目のスタジオ・アルバム『No Hassle』をストック。「単一のシームレスなサウンドの海」をテーマに制作された、珠玉のダウンテンポ/アンビエント・トリップ的作品!


広大な空間と喪のサイケデリアが音響的に迫る、ただ一つの世界に浸れる空間。アンビエント・アメリカーナ鬼才Scott Tumaとも度々仕事を共にしているシカゴのポスト・ロック/サイケデリック・バンドであり、〈Digitalis〉や〈Time-Lag〉〈Immune〉〈Type〉といった各地の名門からの作品でも知られるZelienopleの4年振りとなる最新アルバム『Everything Is Simple』が、Félicia Atkinsonら主宰の仏名門〈Shelter Press〉から堂々リリース。Six Organs of AdmittanceやJack Rose辺りのファンを唸らせる、圧巻のCosmic Folk/Slowcore物件。Slowdiveのドラマーとしてもお馴染みのアンビエント作家、Simon Scottによるマスタリング&〈Schnittstelle〉でのカッティングと盤質も万全!


豪州・シドニー出身のインストゥルメンタル・ヒップホップ/アンビエント・プロデューサー 990x。Lil'Bの先駆的な初期作品やClams Casinoのクラウド・ラップ作品から影響を受けて作り上げたという、至福のチル・アンビエント~ヒップホップ作品が〈sferic〉から登場!滑らかな808ベースと歯擦音のトリル、蒸気のように浸透するパッド、夜行性のメロディーに至るまでの、独自の美学に裏打ちされた孤高ののメランコリックな世界観が発揮された内容となっています。マスタリングをMiles Whittakerが担当、Rashad Beckerによるマスタリングと盤質も万全です!限定300部。

まさにUS地下シーンの器量!Bill Orcutt Guitar Quartetへの参加でも知られるギタリスト/インプロヴァイザーのWendy Eisenbergと、BastroやRed Krayola、Gastr del Solなどへの参加も知られる名作家David Grubbs、そして、Daniel Johnstonを手掛けた事も知られる伝説のプロデューサー/マルチ奏者にして〈Shimmy-Disc〉の創設者Kramerによる新結成のスーパーグループ、Squanderersによるデビュー・アルバムが登場。幾重にも絡み合い美しく残響するフリーフォーク以降のアメリカーナ/サイケデリック・サウンドが優美な、哀愁のギター・トリオによる秀盤。エクスペリメンタルなギターアンビエントとして一級品でありつつ、Loren Mazzacane Connorsを彷彿とさせる空間の作り方や、単にブルース的、とも言えない澄んだインプロヴィゼーションが冴え渡る、近年のエクスペリメンタルミュージック周辺では稀有と言える作品。

〈Lou-Mood Pictures〉の金庫に63年間も眠っていた、幻のサウンドトラック作品という設定で2020年に発表された、煌びやかな戦後のポップスのコンピレーション・アルバム『Call Me Old Fashioned』が、当店お馴染み〈Numero Group〉の名シリーズ〈Technicolor Paradise〉よりアナログ・リリース。戦後のポップスのハイトーンの音色とハイボールを飲みながらうっとりするような雰囲気を醸し出す、知られざるオールド・クラシックの数々が収められた(架空の)ノワール風サウンドトラック作品!



戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉から新物件!1920年代初頭の共和国建国から1950年代半ばまでの数十年間に録音された、メランコリックでありつつも、この世ならざる美しさで心を魅了する、珠玉のトルコ産タンゴをよりすぐったコンピレーション・カセット作品。


至上の傑作『Loop-Finding-Jazz-Records』でもお馴染み、ミニマルな電子音楽を数多く輩出するドイツの重鎮プロデューサーJan Jelinekが、2005 年に〈~scape〉から最初にリリースしたアルバムであり、長らくデジタルダウンロードのみで提供されていた貴重な作品『Kosmischer Pitch』が、待望のアナログ再発!同時期に制作されていた貴重な未発表曲を2曲追加収録。70年代にドイツの先駆者たちが残したクラウトロックとコスミッシェ・ムジークのDNAとスピリットを一身に受けた、孤高のトランス感覚に溢れた反復による、可聴性の限界に漂うヴァリエーションを堪能出来る、亡霊のようでありつつも、幽玄で至福な美しさを備えた、ゼロ年代エクスペリメンタル/電子音楽でも稀有な名作。Giuseppe Ielasiによるリマスタリング仕様。