ジャパニーズ・シンセ・プロッグの先駆け的存在であるFar East Family Bandでの活躍でも知られ、自身の音楽を「ヒーリング・ミュージック」と題して、膨大な数の作品を大いに編み出した日本屈指のニューエイジ・ミュージック作家/ミュージック・セラピスト、宮下富実夫。1999年に残された最後の未発表音源がアナログ・リリース。66年に音楽家としてのキャリアを始動、69年には東京のロック・ミュージカル「Hair」にも結成メンバーとして参与、伊藤詳や深草アキ始め、多くのニューエイジ作家を輩出したジャパニーズ・サイケデリック/プログレ・バンドの金字塔、Far East Family Bandを結成。同バンドは、今もその威光衰えることのない、4枚の傑作アルバムを残しています。高校の頃には黒帯になるほど、空手に熱中したことから東洋思想にも関心を持ち、さらにステージでの負傷を鍼治療のみ(!)で癒してからは東洋医学にも接近していくことに。本作はNHKが日本の名瀑を紹介する番組に関連して日本を代表する名瀑こと那智の滝にて宮下が奉納した演奏から得たインスピレーションをもとに制作。リバイバル以降の現行ニューエイジとも遜色ないセンスに満ちた響きを聞かせる、音楽の音絵巻のような極上アンビエント作!