ふと、吉村弘の「ソフト・ウエイヴ / オルゴールの音楽」が過ぎりました。Frankie CosmosやMitskiなどの作品も抱える優良インディ・レーベル〈Double Double Whammy〉お抱えのローファイ / インディ・バンド、Floristの一員としても知られるLAのシンセシスト、ソングライター、サウンド・デザイナーのEmily A. Sprague。20年秋に本邦の〈PLANCHA〉からリリースしたCD盤が〈RVNG〉からアナログ化。過去のカセット作も高値で取引されているこの人ですが、今作もさすがの出来、この上なく天上な美しさ!そよ風が通り抜け、枯れ葉が舞い散り、ゆるやかな変化を帯びながら、コスミッシェ・アンビエントな小宇宙へと。ジャケットのイメージ通り、Shizen Oriented Ambient (SOA)とでもいったところでしょうか。さらには、アンビエント/電子音響な名作家、Taylor Deupreeの手により〈12K Mastering〉にてマスタリングと盤質も万全。