Roy Ayersが ジャズ・ファンク路線を確立しつつあった黄金期のUbiquityが、NY・Electric Lady Studiosで録音した1974年の名作『Change Up The Groove』。ファンク、ソウル、ジャズが溶け合い、よりポップで洗練された都会のグルーヴへと進化した一枚。カバー曲が多いのも特徴で、Stevie Wonder「Don’t You Worry ’Bout A Thing」やRoberta Flackの大ヒットでも知られるEugene McDaniels作詞作曲「Feel Like Makin’ Love」など、当時のブラック・ミュージックを象徴する名曲を、Ayers流のメロウネスとファンクネスで再構築。ヴィブラフォンの透明感、エレピの柔らかいタッチ、タイトなリズム隊が織りなすグルーヴは、70年代NYの空気をそのまま閉じ込めたような心地よさ。中でも「The Boogie Back」は、重いドラムブレイクとファンキーな展開でクラブ/レアグルーヴ文脈でも人気の高いキラートラック。メロウで都会的、かつファンキーなUbiquityサウンドの魅力が凝縮された一枚。