ブラジル音楽界の重鎮Marcos Valleが1972年に残した、キャリア屈指の重要作にして名盤『Vento Sul』が180g重量盤で復刻。ボサノヴァから洗練されたMPBへと進化してきた彼が、自らの音楽的境界線を押し広げ、大胆な自己再発明を果たした転換点となる一枚で、ボサノヴァ譲りの美しいメロディセンスを核に置きつつ、サイケデリック・ロックやプログレッシヴ・ロックの実験性、ジャズの自由度が高次元で交錯する緻密かつ神秘的なサウンドを展開。オーガニックでありながらどこか浮遊感のあるトリップ感があり、サイケ・フォークやレフトフィールドなMPBとしても楽しめる音楽的魅力が凝縮された一枚。