1968年、ミュンヘンのコミューンで活動していたAmon Düülが残した、最初期セッション音源をまとめた編集盤。後にAmon Düül IIが登場する以前、政治活動・共同生活・音楽が混ざり合った混沌の中で、演奏経験の有無を問わず誰でも参加できる集団即興として録音された素材を、後年ドイツのアーカイブ系レーベルが発掘・編集したもので、収録されているのは、ドラム、パーカッション、ギター、声が渦巻く 完全に無構造なプリミティヴ・ジャム。テンポは揺れ、リズムは崩れ、叫び声や呪文のような声が飛び交う。フォーク、ロック、民族音楽が混ざり合った原始的サイケデリアは、1968年のコミューンの空気そのものを閉じ込めたもので、クラウトロックのルーツを辿るうえで欠かせない一枚。