1986年に発表され、デビュー時のシンス・ポップ路線からダークかつ過激なサウンドへと劇的な変貌を遂げたMinistryの2ndアルバム『Twitch』。Sire Recordsへの移籍を経て主導権を獲得したAl Jourgensenが、UKダブシーンで頭角を現していたAdrian Sherwoodを全面的なプロデューサーに迎えて作り上げたもので、硬質なシーケンサー・ラインと無骨なドラム・マシン・ビートを骨格に、ダブ特有の空間処理や金属的なノイズ・サンプリングが縦横無尽に交錯。影を帯びたボーカルと不穏なベースラインが冷徹なアジテーションを生み出し、後のEBMやエレクトロ・インダストリアルの原形を提示するかのよう。メタル融合以前の無機質なインダストリアル・ダンス・グルーヴが冴え渡る、初期Ministryの美学が凝縮された名作。180g重量盤