アレン・ギンズバーグの詩集『The Fall of America』(『アメリカの没落』)の50周年を記念したトリビュート・プロジェクト作品がアナログ・リリース。1965年から1971年までの詩集から選ばれた作品を、坂本慎太郎やThurston Moore & Lee Ranaldo、Devendra Banhart、Yo la Tengoといった凄まじい面々が音楽的に解釈した豪華盤!
ジャック・ケルアックと共にビート文学を代表するアメリカの詩人、活動家として著名なアレン・ギンズバーグが1972年に出版した詩集「ザ・フォール・オブ・アメリカ:ポエムス・オブ・ジーズ・ステイツ 1965-1971」(The Fall of America: Poems of These States 1965-1971)(City Lights Publishers)の50周年を記念して企画されたミュージック・プロジェクト「アレン・ギンズバーグズ・ザ・フォール・オブ・アメリカ:ア・フィフティース・アニヴァーサリー・トリビュート」が各種デジタル・フォームにて先行発売後にCDとLPでもリリース!
このミュージック・プロジェクトはアレン・ギンズバーグの詩を参加アーティストが音楽的な解釈でレコーディングした楽曲によるコンピレーション・アルバムで、アメリカのみならずガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、サウス・コリア、日本等、世界中から興味を抱いたアーティストが参加しています。
気になる参加アーティストはミッキー・ハート(グレイトフル・デッド)、エド・サンダース(ザ・ファッグス)、ビル・フリゼール、ヨ・ラ・テンゴ、デヴェンドラ・バンハート、サーストン・ムーア、リー・ラナルド、イ・ラン、坂本慎太郎、他になります。坂本慎太郎はアレン・ギンズバーグの「マンハッタン・サーティーズ・フラッシュ」をギル・スコット・ヘロンのようなプリミティヴなサウンドをバックに日本語でシンプルに読み上げています。途中でアレン・ギンズバーグのポエム・リーディングも効果的にフィーチャーしているのもグッドなトリビュート作品に仕上げていますのでファンは必聴。ダークで恐怖映画のサウンドトラックのようなサウンドをバックに地を這うような語りが素晴らしいギャヴィン・フライデイ&ハウイー・Bの「デス・オン・オール・フロンツ」。NYアンダーグラウンド、オルタナティヴ・ロック、ポスト・ロック、ジャズ、等々、幅広い音楽ファンにお薦め!