ボサノヴァやトロピカリアの影響を受けながら、フォークロア、アヴァンギャルド、ポップスを溶け合わせ、極めて特異な音楽を生み出していたことで近年オブスキュアな目線から再評価の進むウルグアイの80年代の熱気に満ちた実験的なシーンを語る上で欠かせない、女性三人組Travesiaによる1983年の唯一のアルバムが、〈Vampisoul〉と〈Little Butterfly Records〉による共同再発シリーズの最新作として登場。ミニマルな楽器編成がトリオの複雑で幽玄なヴォーカル・アレンジを際立たせ、40年近く前にリリースされたものにも関わらず、昨日作られたかの様に洗練された美しいアルバムに仕上がっています。メンバーであるMariana IngoldやEstela Magnoneといった面々も後に優れたソロ作品を発表し、昨今非常に再評価の機運が高まっています。オリジナル・アートワーク仕様。ウルグアイの音楽ジャーナリストAndrés Torrónによるライナーノーツと帯が付属。アンテナやクレプスキュールのファンも必携!