1972年、ジャズ界唯一のバグパイプ奏者として知られるルーファス・ハーレイが、ニュージャージーのインディ・レーベル〈Ankh Records〉から発表した異色作『Re‑Creation Of The Gods』。スピリチュアル・ジャズ、ジャズファンク、ソウル・ジャズが混ざり合う中で、グレイトハイランド・バグパイプが主役として鳴り響く、唯一無二のサウンド。特にビル・メイソンの土着的なオルガンが、バグパイプのドローンと共鳴し、独特のサイケデリックな質感を生んでいる。「Hypothesis」「Malika」などは特にスピリチュアルでコズミックなムードが強く、儀式的なムードも漂っている。変わり種ではなく、内容のある異形のジャズが詰まった逸品。