ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であり、テナーサックスに対するその非正統的なアプローチで実験的なジャズの歴史に永続的な影響を及ぼしたPharaoh Sanders。まだポスト・コルトレーンのムードに満ちていた1971年夏、フランス・ニースの〈Oyster Club〉で行ったライブ録音を収録したアルバム『Pharoah Sanders 1971-07-18 Oyster Club, Nice, France FM』が〈WHP〉からアナログ・リリース。Lonnie Liston Smith(ピアノ)、Cecil McBee(ベース)Jimmy Hopps(ドラムス)、Lawrence Killian(コンガ)という強力なクインテットを率いての演奏。彼の代表作「The Creator Has A Master Plan」とLonnie Liston Smithがアレンジしたゴスペル賛歌「Let Us Go In The House Of The Lord」を激しくも静謐に演奏。南仏の夏の陽光に包まれた、深いスピリチュアル・ミュージックを収めています。