John Lurieを中心に、NYダウンタウンのアヴァンギャルド、ノーウェイヴ周辺で活動したThe Lounge Lizards。その初期ライブを記録した、バンドがまだ形になりきる前の勢いと実験性をそのまま封じ込めた重要アーカイブ『Live 79–81』。サックス、ピアノ、ギターがそれぞれ異なる方向性を持ちながら、ライブならではの緊張感の中でひとつの流れをつくっていく。John Lurieのサックスはメロディを提示しつつ、どこか皮肉めいたニュアンスを帯び、Arto Lindsayのギターはノイズ、テクスチャーとして音像に鋭さを加える。Evan Lurieのピアノが構造の支点となり、アヴァンギャルドな展開でも音楽が崩れすぎないバランスを保っている。ジャズ、ポスト・ボップ、ノーウェイヴが自然に交差し、NYダウンタウンの空気がそのまま立ち上がる内容。スタジオ作品では味わえない初期衝動が色濃く漂い、バンドの方向性が形成されていく過程を感じられる、1985年のカセット初出から評価され続けるライブ盤。