Lee "Scratch" Perryによる1984年のカルト的ダブ・シリーズ第2弾『Megaton Dub 2』。Black Arkスタジオの黄金期の1970年代後半に、ハウス・バンドT.N.T. Playersが残したリズムをベースに、ペリー自身の過激なミキシング・ワークで解体・再構築を施した音響空間の秘宝。The Congosによるルーツの名曲「Fisherman」の伝説的ダブ・バージョンを筆頭に、密度の高いディレイや重厚なエコーが全編に炸裂。力強いナイヤビンギの太鼓が打たれるアフロ・ジャマイカンなトラックから、スローでワイドな音響空間が広がるディープ・ダブ、そして初期ダンスホール前夜のステッパーズ・リズムまで、狂気的とも言えるスタジオ錬金術が縦横無尽に展開されている。残響とイコライジングの美学が極限まで突き詰められた、ペリー作品の中でも異彩を放つカルト・マスターピース。