ノルウェー現代音楽の打楽器界の重鎮Kjell Samkopfが、1981年にヘニー・オンスタッド芸術センターで録音した珠玉のソロ作『Music for Solo Percussion and Electronics』。長らくマニア間で珍重されてきた貴重な初期電子音響〜パーカッション名盤が、待望の初再発。バークリーで培ったジャズや即興演奏の知見を背景に、コオロギの鳴き声や鳥のさえずりといった自然界の環境音と、ヴィブラフォン、マリンバ、ベルのクリアな響きを繊細に融合。終盤にかけて重厚なアナログ・シンセサイザーの音響が緻密に打ち出され、テクノロジーと自然環境の境界を鮮やかに描き出している。高田みどりやVisible Cloaksのアプローチにも繋がる、第4の世界感覚を孕んだレフトフィールド音響の傑作。