高音質SACD(通常CDプレイヤーで再生可能) フランスの民族音楽レコーディング名門Ocora屈指の78年傑作が、なんとなんと日本独自企画でSACD再発!自然に囲まれたカメルーンの営みが素朴に、ド迫力をもって目の前に現れます。家にいながらにしてアフリカ滞在記。
オーディオの神様・長岡鉄男氏が今から30年以上前に口を極めて激賞したことでヒットした「カメルーンのオペラ」。長岡先生ご本人をはじめファンからの強い要望にもかかわらず、発売元のOcoraレーベルは「原盤不明」との理由でCD化することもなく、幻のディスクとして語り継がれ、中古LPが高額で取引きされていました。
今回、ina(フランス国立視聴覚研究所)で音源の存在を発見、ライセンスで初CD化、それもSACDハイブリッドで蘇らせることが実現できました。オリジナル・マスターから96kHz.24bit リマスタリング。さらに嬉しいのは、LPに未収録だった4つのトラックが加えられていること。
「カメルーンのオペラ」はドキュメンタリー作家ジョゼ・ピヴァンが中心となり、フランス国営放送、ラジオ・カメルーンの協力を得て製作した録音構成で、カメルーンの自然と素朴な人々の日常を切り取りながら、壮大なオペラのようなストーリーを描きます。
フィールド録音ながら音質は超A級。一面の虫と鳥の声、川の流れがあたかも眼前にあるかのように繰り広げられます。圧巻は舟での川下りで、岸辺で遊ぶ子供たちや、ガボガボという水音とともに顔を出して鳴くカバはリアルの極み。鼻先をかすめて飛ぶアブを思わず避けてしまいます。
LPに収録されていない4部分も興味津々。ことに荒れ狂う海の音で終わる最後の部分は恐怖感満点。家にいながらにしてアフリカ旅行を満喫できます。
このディスクはライセンスでキングインターナショナルが独占制作・販売しております。輸入盤は存在しませんので、予めご了承下さい。
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND