ニューヨーク・アヴァンギャルド、ノー・ウェーヴの巨星Glenn Brancaが1994年に録音した極限の音響交響曲集『Symphonies #8/10 (The Mysteries)』。「生」と「死」という根源的な問いをテーマに掲げ、8本のエレキギター、2本のベース、キーボード、ドラムス、そして2名の指揮者という異色の超大型アンサンブルによって繰り広げられる重厚なノイズ・レクイエム。マイクロチューニングが施された高低様々なギター群が一斉に鳴り響くことで、計算し尽くされた音階パターンと持続音が幾重にも交錯。ミニマルでありながら巨大な音塊となって押し寄せ、圧倒的な倍音のうねりと途切れることのない圧倒的なリズムが立ち現れる。Sonic Youthらに多大な影響を与えたギタリスティックなノイズの美学が、極めて精緻かつ破滅的なスケールで炸裂する圧巻の音像。不穏で攻撃的なカタルシスと、鎮魂歌としての厳かな静謐さが同居する唯一無二のオーケストレーション!