もし、Loren Connorsが〈Shelter Press〉や〈Faitiche〉入りを果たしたら?? Nicola Rattiとの名プロジェクトことBellowsの一員としても活動、自身のレーベル〈Schoolmap〉と〈Fringes Recordings〉からのリリースを通じてドローンマスター= Eliane Radigueの再評価にも貢献した重要人物であり、名門〈Senufo Editions〉のオーナーとしても知られるミラノ出身の名実験作家Giuseppe Ielasi。自身も〈12k〉や〈Shelter Press〉〈Entr'acte〉など各地の名門から作品を送り出してきたほか、マスタリング技師としても現代の電子音響に不可欠の人物である同氏の最新作が意外にも未だ作品リリースの無かった豪州名門〈Black Truffle〉よりアナウンス。2022年2月にミラノ郊外のモンツァにある彼のスタジオで2日間にわたって録音された7曲を収録しており、ここ数年の彼のソロ作品の多くを特徴づける、ギターへの新たな探求を続けた意欲的作品。抽象性と即時性、緊迫感と豊かさの間で、微妙なバランスを保つ、メランコリックで不穏なエレクトロアコースティック・アルバム。めちゃくちゃ素晴らしいです!