電子音楽ファンからニューエイジまで大推薦です!! 弊店でもロングセラーでおなじみ、米国で最も重要な実験電子音楽家、David Behrmanの1980年代に作られた初出録音(小杉武久参加)を収録した編集盤がイタリアの大名門、Alga Marghenから発表!
David Behrmanは、ライブパフォーマンスやインスタレーションに使用される「メモリ」を備えた「マイクロコンピュータ」を用いたことでも知られ、Robert AshleyやGordon Mumma、Alvin Lucierなどといった偉人たちとともに、戦後アメリカの実験音楽の重要な地位を占める作家です。A面では、1984年にJohn CageとMerce Cunninghamによって委託された、Interspecies Smalltalkが収録されており、小杉武久(バイオリン)とのコラボレーションとして形作られ、幻想美豊かなミニマル大曲として完成。
B面には、Leapday Nightの初期バージョンである”Circling Six”に始まり、これには六つのシンセサイザー・ループ・フレーズが用いられ、ドイツの実験作家、Werner Durandがサクソフォンを担当しており、アヴァンギャルド・ジャズを横断した屈折した奇妙なミニマルに仕上がっています。また、最後の”All Thumbs”は、2つのムビラのための楽曲で、この作品は、George LewisとDavid Behrmanが1986年春にパリの科学博物館「ラ・ヴィレット」の開場に捧げられており、ムビラの金属でできた先端はセンサーを通して、コンピューター・ミュージック・システムと繋がっているという仕組みのサウンドインスタレーションでした。
アメリカ電子音楽史を代表する稀代の作家の久々のエクセレントな未発表音源、手に取ってみてはいかがでしょうか。David Behrmanによるライナーノーツとパフォーマンス写真が付属。限定400部。