〈On-U Sound〉の代表的バンド、クリエイション・レベルが実に40年以上振りとなる最新作をリリース!プロデュースはもちろん〈On-U〉のレーベル総帥にして、UKダブ・シーンを常に牽引してきたエイドリアン・シャーウッド!!
『Dub from Creation』や『Starship Africa』などの名作を生んだ〈On-U Sound〉の代表的バンド、クリエイション・レベルが、実に40年以上振りとなる最新作『Hostile Environment』のリリース!プロデュースはもちろん、〈On-U〉のレーベル総帥にしてUKダブ・シーンを常に牽引してきたエイドリアン・シャーウッド。クルーシャル・トニー、エスキモー・フォックス、マグーのトリオが、エイドリアン・シャーウッドとともに、ヘビー級にダブワイズされたリディムに現代的なスピンを加えた傑作と共に帰還!
偉大なる故プリンス・ファー・ライのバックバンドとして結成され、ザ・クラッシュ、ザ・スリッツ、ドン・チェリーらとステージを共にしてきたクリエイション・レベル。彼らにとって7枚目のアルバムとなる本作には、アーカイヴに残された元バンドリーダー、プリンス・ファー・ライのヴォーカルが新譜に収録されている他、ホレス・アンディ&ダブ・アサンテ・バンドの音楽監督を務めたサイラス・リチャーズ、イタリアのシンセ・マエストロ、ガウディ、世界最速MC、ダディ・フレディらが参加している。アルバムのタイトルは、テリーザ・メイ前英国首相の物議を醸した亡命希望者に対する政策と、2018年に起こったウィンドラッシュ事件に対するものであり、歴史的な過ちに対して驚くほど短い記憶しか持たない旧植民地大国の暗い影で一生を過ごしてきたジャマイカ出身のミュージシャン・グループの真に迫ったメッセージが込められている。
DJセットの中で、ナイトメアズ・オン・ワックスや〈Mo' Wax〉の初期リリースと並べるのにうってつけのオープニング・トラック「Swiftly (The Right One)」の低音ファンクから、オーガスタス・パブロを彷彿とさせる「Stonebridge Warrior」、「That's More Like It 」や「Off The Spectrum」のようなスペーシーでサイケデリックなダブ「Whatever It Takes」のような感情を揺さぶるソウルフルで温かみのあるR&Bまで、本作のサウンドは驚くほど多様だ。この折衷的なアプローチのヒントは、ウェスト・ロンドンのサウンド・システム・オペレーター、ダディ・ヴェゴに敬意を表した最後から2番目のトラック「The People's Sound」にある。これらのトラックはすべて、バンド・メンバーが育ったブルース・パーティーやシュビーン・ダンスに合うもので、その影響は彼らの音楽的DNAの本質的な部分を形成している。 プロデューサーのエイドリアン・シャーウッドは、リー・スクラッチ・ペリーやホレス・アンディのキャリア後期の名盤を手がけ、9月にはアフリカン・ヘッド・チャージと共に来日し、日本のGEZANを迎えて『ADRIAN SHERWOOD presents DUB SESSIONS 2023』を開催、また自身初となる空間オーディオ作品「On-U in Space」をリリースするなど、今もなおシーンを牽引する存在として活躍している。本作『Hostile Environment』でも彼はそのトリックを駆使し、素晴らしいプレイヤーであり長年の友人であるクリエイション・レベルとチームを組み、彼らの才能を結集した傑作を作り上げた。