ラテンジャズの名ヴィブラフォン奏者Cal Tjaderが、Verve黄金期に残した代表作『Soul Sauce』。Dizzy Gillespie「Guachi Guaro」を再解釈したタイトル曲は、Willie Boboのティンバレスが火をつける強烈なラテン・グルーヴで、60年代モダン・ラテンジャズを象徴するクラシックとして知られる一曲。Tjaderのヴィブラフォンは軽やかで透明感があり、アフロ・キューバンのリズムの上で 涼しさと躍動感が同時に立ち上がる独特の響きを放つ。Donald Byrd、Jimmy Heath、Kenny Burrell、Grady Tateらジャズの名手が揃った編成は、踊れるラテンの熱とジャズの洗練を自然に両立していて、都会的なシャープさや、メロウで夜に似合う柔らかな質感など、曲ごとに異なる表情が楽しめる。ラテンジャズの魅力をジャズ的洗練とともに提示した1965年の金字塔。