John Coltraneの妻であり、Flying Lotusの叔母、そして、インド音楽からヒンドゥー哲学まで実践し、真理の探求者であったAlice Coltrane(1937–2007)。1982年に仲間内にだけ500本ほど配られた激レア・カセット音源『Turiya Sings』は、オルガン、ストリングス、シンセ、そしてところどころに最小限の効果音を伴った彼女の歌声を初めて録音したものでした。そして〈Impulse!〉から今回リリースされた『Kirtan: Turiya Sings』はプロデュースを手掛けた息子のRavi Coltraneの意向で、アリスの歌とオルガン・パートのみが収録されている。このミックスは2004年頃にRavi Coltraneが発見し最後のアルバム『Translinear Light』を制作するまで聞いたことがなかったもので「他に重ねたパートがない状態の母の声とオルガンの純粋さと、そこから感じられる意思の明確さに感動した」と語っている。バジャンと呼ばれる9つの伝統的なヒンドゥー教の聖歌をアリスが、Wurlitzerのオルガンだけで祈りを込めて演奏しており崇高な歌を存分に堪能できる貴重な未発音源!!