中国茶文化史について、諸誌に寄稿したものを集成。飲茶文化のルーツを辿り、唐代からの製茶法の変遷、日本茶道との関連、日本における中国茶文化、イギリス帝国の紅茶との関連など、中国大陸に限定せず、幅広い視点から考察した書。
Ⅰ中国製茶法の歴史
一 プロローグ
二 唐代の製茶法
三 唐代から宋代へ―研膏茶と蠟面茶
四 宋代の製茶法―龍鳳茶
五 元代の製茶法
六 明代の製茶法
七 清代の製茶法―紅茶と烏龍茶
八 エピローグ
Ⅱ中国茶史雑叢
一 法門寺地宮の茶器と日本茶道
二 中国茶文化在日本
三 お茶の歴史
四 中国茶のはるかな道のり
五 茶経
六 雲南とお茶
七 茶は南方の嘉木なり
八 ウーロン茶
判型・ページ数 文庫・270ページ
布目 潮渢
1919年ハワイ生まれ(本籍京都市)。東京大学文学部東洋史学科卒業。文学博士。中国唐代史、中国喫茶文化史専攻。大阪大学名誉教授。淡々斎茶道文化賞受賞(第36回) 著書『隋唐史研究―唐朝政権の形成』『中国喫茶文化史』『中国名茶紀行』『「貞観政要」の政治学』『中国の茶書』『中国茶文化と日本』『布目潮渢中国史論集(上・下)』 編著『中国茶書全書』 訳書『中国の茶書』『茶経詳解 原文・校異・訳文・注解』『茶経 全訳注』など多数。2001年1月、逝去。