Corneliusこと小山田圭吾にメジャー・デビュー作『3×3×3』を絶賛され、スターダムへと登り詰めた伝説的アクト"ゆらゆら帝国"のリーダーにして、今や国内のみならず、GirlsのChristopher OwensやMac DeMarcoといったUSインディにまでも影響を及ぼしている現代最高峰のミュージシャン、坂本慎太郎。Phewや向井千恵といったジャパニーズ・アンダーグラウンドの名手たちも在籍しているニューヨークの実験系名所〈Mesh-Key〉からリリースされたサード・アルバム『できれば愛を』(2016)のアナログ・ヴァージョン!色褪せない美しさ。ゆらゆら帝国のレア曲欲しさに〈PSF Records〉の名コンピ『Tokyo Flashback 2』を知り、アングラな音楽世界へと魅了された人間はきっと私だけではないでしょう。最高傑作『ナマで踊ろう』から約2年後にリリース。甘やかにレイドバックする幻想、ミニマルに磨き上げられた世界観、持ち前のサイケデリックな魅力を、より普遍的でポップな領域へとアップデートした坂本慎太郎傑作ソロ・ワーク。