Legend!! 1950年秋田県生まれ。日本の音楽の生ける伝説であり器量。詩人・歌手・画家・競輪愛好家・エッセイスト・俳優・酒豪・表現者こと友川カズキ。1970年代半ばに、東京のアヴァン・フォーク・シーンへと登場、喉を絞るような歌、そして、切ないアンニュイが孤高のサウンドと感性を生み出すこの人の76年セカンド・アルバム『肉声』が〈Blank Forms〉から満を持してアナログ・リイシュー。1976年7月に〈Harvest〉から発表された作品であり、友川が最も真の姿を見せつけた一枚が史上初となるLP再発。シニカルにして公平、真実を求める目で世界を見つめ、今や「叫ぶ哲学者」と呼ばれるに至った姿を友川かずき。自身の故地・秋田の言葉で、叫び、叫び、泣き叫び、そして、歌い、そのフォーク・スタイルはサイケデリアの香りを放ちながら、地響きのようなロックへと膨れ上がっていく。