8月中旬入荷予定。コロンビアのアーティストEzmeraldaによる、ラテンアメリカのアンビエント感覚と北欧のレーベル〈Blundar〉の電子音響美学が交差するカセット作品『Untitled』。伝統的クンビアのリズムを直接引用するのではなく、その空気だけを抽象化して音のテクスチャに溶かし込むスタイルで、音は水彩画のように境界が曖昧で、柔らかく発光するシンセの奥で細かな粒子が漂う。反復は機械的ではなく、手触りのあるループとして響き、時間がゆっくり折り重なるような感覚を生む。ラテン的な温度感は控えめながら、色彩や湿度感として作品全体に残り、アンビエントの静けさと人間的な温度が自然に共存している。風景としての電子音ともいうべきもので、静かに広がるテクスチャが心地よい一本。