1999年から東アフリカのアンダーグラウンド・シーンで活動を続けてきたMC YallahことYallah Gaudencia Mbiddeの最新作『Gaudencia』が〈Nyege Nyege Tapes〉のサブレーベルであり、東アフリカやコンゴのアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージックを世界に紹介する〈Hakuna Kulala〉より登場!プロデュースは前作に引き続き、ベルリン拠点のフレンチ・ビートメイカーDebmasterが全編を担当。アフリカでしか考えられないようなマイクさばきとジャンルを超えたビートが完全に融合し、アフリカン・ヒップホップの枠組みすら軽々と飛び越える内容に仕上がっている。Yallahは英語、ルガンダ語、ルオ語、スワヒリ語を自在に行き来しながら、ラップ・歌・アドリブを織り交ぜる多言語かつ多面的な表現力で、より深く、自身の内面と音楽観に潜り込んでいる。20年以上かけてようやく自分の"信徒"を見つけたというMC Yallahの言葉どおり、『Gaudencia』は彼女の音楽人生の集大成であり、アフリカン・ラップの未来を指し示す予言の書のようでもある。破壊的で、精神的で、唯一無二な一枚。