9月上旬入荷予定。Graham Lambkinを中心とするThe Shadow Ringが、1997年のアメリカ・ツアー後に拠点へ戻り、家の中で録音した作品『Lighthouse』。1999年に〈Swill Radio〉からひっそりとリリースされた原盤が、〈Blank Forms Editions〉より待望の再発。極端にローファイなスポークン・ワードとミュージック・コンクレートを軸に、家庭内の物音、フィールド録音、電子音の断片が自律したレイヤーとして積み上がる独特の構造。語りは詩、地誌、寓話が混ざったような奇妙なテキストで、海岸線の風景や古いテレビ文化の脱力したユーモアが滲む。ドラムや声が突然現れては消えることで、ロックの残骸と実験音響が同じ部屋で転がっているような質感が生まれ、The Shadow Ring特有の解体されたアンサンブルが強く感じられる。家庭内の隠遁、海の気配、英国の停滞感がローファイの中に沈殿し、音の配置そのものが作品の主題となる極端に個性的なアヴァン作品。