10月上旬入荷予定。サルデーニャ島出身のギタリストであり録音家のVieri Muraが、長年にわたり島北部へ通い続け、1942年生まれの名歌手Maria Teresa Pirrighedduと築いた深い関係を記録した作品『Rundinas』。Maria Teresa は口承で受け継がれてきた伝統歌を歌い、その声にVieriが最小限の伴奏を添える。A面は彼女の庭でのギター、B面は自宅近くの教会でのオルガンという、土地に根ざした音響が作品の核を形づくる。タイトル通りのツバメの声が全編に漂い、季節の移ろいや時間の流れを静かに示す。84歳となったMaria Teresaの声は、敏捷さと年齢による深みを同時に宿し、古い歌に新たな意味を与えている。民俗歌唱、素朴なギター/オルガンの響き、そして島の自然環境の音が同じレイヤーで呼吸する独特の感覚。世代を超えた二人と彼らを育んだ土地との対話がそのまま音楽になった、〈Mississippi Records〉らしい静かで力強い音楽。