3月中旬予定。20世紀カウンターカルチャーの最重要人物のひとり、Brion Gysin が、Ramuntcho Matta のプロデュースによって1980〜90年代に残したカルト音源が、初めてアナログ盤として蘇る。Gysin が1961年に発明した光のアート装置「Dreamachine」がもたらす幻視的効果を、ミニマリズム、アンビエント、アフロビートの要素を織り交ぜながら音響へと翻訳した、唯一無二のサイケデリック・サウンド・ジャーニー。アルバムの中心となる32分の大作「Dreamachine」は、反復が少しずつズレながらゆっくりと進行するミニマルかつポリリズミックなグルーヴの上に、Fela Kuti のアフロビートや King Sunny Adé のジュジュ音楽に通じる循環構造が、Gysin の語りとともに浮かんでは消える。Gysin のカットアップ技法、パーミュテーション詩、光のアート、そして William Burroughs との長年の交流、そのすべてが息づいており、さらにはSteve Lacyも参加したアヴァンジャズ的な要素や、Ramuntcho Matta のローファイで実験音楽とポップの境界を行き来する感覚も反映され、非常に多層的なサウンドになっている。今回のリリースでは、新たなリマスター音源に加え、Gysin と Burroughs がドリームマシンの前に立つ印象的な写真、そして研究者 Jason Weiss によるライナーノーツも収録。David BowieやLaurie Anderson、Genesis P. Orridge、Burroughsらに影響を与えた偉大な作品の重要な再発。